加湿

カブトムシの幼虫は
そろそろ冬眠の時期に入りますかね。

ここ一ヶ月は
急に気温が下がった事もあって、
あまり掘り起こさず表面が乾かないよう加湿だけしています。

何もない土の上だけに霧吹きで水を吹いていると植物の世話かと錯覚してしまう。

幼虫の時の食料は土で、糞も土だし、
成虫になっても樹液を糧にし、死んだら自然に還る、無駄のないリサイクルな生態。

成虫の姿でいるのは
あの夏のほんの一瞬で、後は長い長い期間、土の中でじっとその時の訪れを待つ。

短い夏の間、子孫を残す為にメスを必死に探し求め、なんとも健気な一生であります。