京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京のウサギとカメ時間」

2019-07-14 09:42:37 | 時計修理

7月14日日曜日・雨。
うすマブタを開けてケロっ鳴いてみる。
令和ではなくて冷和の間違いではなかったか?なんてオヤジギャグも空しい雨の日が続きます。

京都のお天気は無駄なところがない。徹底的なイケズです。
地方に住んでいるころ2~3日京都観光に来た人から4年間学生生活を送った人まで私の顔を見るたびに京都でひどい目に遭った話を地方で聞かされました。
私が何か悪いことをしでかしたように責められる。京の食い物とお天気の恨みは恐ろしい。

「ウサギとカメの京都時間」観光客がウサギだとするとカメは学生。どちらも負け。
それでも「こんなにひどい気候だと思はなかった!知っていれば東京の大学に行っていた」という話は聞かない。
やはり新福菜館効果でしょうか?おいしいラーメン目白押しなので京都を離れられない。
ウサギさんもどこかのラーメン店に沈没したのだと思う。
近所のカレーチャンポンがおいしいという情報を聞いた。
わざわざ京大農学部「松尾」さんまで行かなくてもいい。「灯台元暗し」「青い鳥」現象でした。早速行ってみたいと思う。

旅のプロは冬は寒い処へ、夏は暑いところへ行く。
それでは一年中京都へ来ることになるでしょう。
札幌出身者は北海道より寒いという。京町家では部屋の中まで小雪が入る、沖縄出身者はたまらなく暑いと嘆く。沖縄風にゴザを敷いて寝たらカビが生えた!
京の一年で冬と夏はどちらが酷いか?と聞くと札幌の人は冬といい、沖縄の人は夏だという。

ウサギとカメが競争した時間は何時間?これを聞かれると時計師は返答できない。
ウサギが寝ている間にカメがゴールを決めた。多分ウサギさんが長期間ご病気か怪我で寝込んでいたのでしょう。
「向こうのお山のふもとまで~♪」の距離は相当なものです。
お見舞いにも寄らずに勝った!と騒ぐカメさんがちょっと憎らしい。

ちなみにカメというと自宅近所の老舗「亀屋吉長」さんの宵山だんご(1400円くらい)がおいしい。
宵山だんごをあげるからしばらく寝ててくりょ~と言われたらカメは考える。とにかくここのお店の湧き水がいいのです。
時折横にある水場の水をいただいで自宅の神棚に備えます。水を頂くのでお礼にお菓子を買うのが京都風。

京都の祇園祭りが869年以来今年で1150年目だそうです。
ただし毎年お祭りが開催されるのが970年からなので1059回目で来年はめでたく1050年になります。二度おいしい祇園祭。

空海が智積院を創建したのが828年です。空海さんは高野山奥の院でまだまだ存命だという。祇園祭より御高齢です。
北野天神さんの菅原道真さんも存命中だといわれています。北野天満宮の中で梅に囲まれて彼の魂はひそかに生きているという。
今日から菅原道真公ゆかりの油天神山で厄除け粽の可愛い子供たちが活躍します。

私も1955年生まれだけど存命中。修理工房の奥でうすマブタを降ろして瞑想中です。
今日も6時までの営業になります。お早めにお越しください。







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