京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間。

2014-01-31 09:42:35 | 日記

今日は1月31日旧暦の元日。
お月様が見えない朔日。
月からの重力変化でケアレスミスが多発する日だそうです。ご注意ください!

写真はブルガリ・ソロテンポ。
お預かりした時になんとなく違和感があった。なんと裏ブタの取り付け位置がずれていました。この状態では裏ブタがリューズを押してしまい巻真が折れてしまうこともある。
ユーザーは裏ブタを開けるオープナーが6時位置にあることを確認しましょう。

「帽子の京都時間」の話。
ロシアの次に寒い京都?。帽子ファッションも盛んです。
シェパードを連れてお散歩中のおじさんはカーボーイハットをこなしています。
このシェパードを見るたびに「こいつ!おいらよりいい肉をくているよね~!」などと考える。

私も10個以上保有の帽子大好き。ダービーハット、ハンティング、ベレーなどなどなぜかもらい物ばかり。自費で買ったものは一つだけ。つまりオヤジのお下がりなのだ。
ハンティングはところどころ虫食い状態だがまだ使える。

夏の朝。麦藁帽子をかぶるとなぜか短パン、Tシャツ、足元はサンダルがセットになってしまう。そのまま仕事に出かけようとすると嫁さんから怒られた!
帽子がすべてのファッションを決定するのだ!

さらに思考まで帽子で変化するようなところがある。
丸いダービーハットをかぶるとなんとなく中原中也風になる。
お土産でもらった中国のキョンシー帽子をかぶると共産党党員の真っ赤な色に染まりそうだ。

ヨーロッパで時計がらみの友人達はほとんどユダヤ系かインド系。人類史上頭脳抜群の民族です。彼らの世界観は独特なものがある。

彼らの助言、発言の中での日本関連を要約する。
「中国共産党は拡大主義。またこれまでさまざまな民族を消滅させてきた。
いずれ韓国の朝鮮半島を併合するでしょう。
その後日本を狙うのは必然。日本を孤立化し分断する手法で殲滅。
戦略として米・中VS日・露の構図になる。

アメリカ民主党の議員達はチャイナマネーにどっぷり使っているので中国のいいなりだ。また共和党は日本にてこ入れしてもアメリカの利益にならないのでどちらにしてもも中国との友好関係は途切れない。

ロシアは中国と国境を接しているので中国の拡大路線に一応抵抗する。
結果として紛争が始まるがロシアは北海道を餌にされると簡単に政治決着で日本を裏切る。
こんなストーリーであっさりと日本は占領される。

チベット自治区の手法と同じ占領管理で日本自治区を適応。
チベットやウイグル自治区と同じく労働者は優遇し逆に官僚や知識人は強制的に中国東北部に隔離され思想教育で生涯農業・鉱業労働者として働く。

経済界トップは温存される。原子力エネルギー発電を推進してきた中国。日本人の安全性を無視しても問題ない。
原発エネルギー政策や派遣労働に反対するのが日本共産党。
党員達はあっさりと強制労働に送り込まれる。中国共産党と公明党が一番目障りでしょう。

同じように皇室関係者も東北部送り。日本侵略が一通りおさまると清朝末期のラストエンペラーやダライ・ラマと同じ運命を辿ることになる。これに京都人は最後まで抵抗するでしょう。

「チャイナリスク」に無防備な日本。のんきな国だ!と批難が集中しているのです。特にインド人は日本が大好き。日本の次はインドなので心配してくれています。

日本の指導者はのどかだね。中国にポイントを与えてばかりのお坊ちゃん指導者が続く。
同じパターンを繰り返すロジカルシンキングのスキルが低い。
「靖国問題」一つでも解る。
「靖国訪問はヒットラーのお墓に行くようなものだと攻撃されるぞ!」
訪問直後ヨーロッパ在住の知人たちが指摘したアドバイス通りに中国からの報道攻撃にあっています。
それに対して満足に反論材料がないなさけない状態だ。

「アメリカのリンカーンが戦った南北戦争と同じ!国内の最終戦争の戊辰戦争で戦った私の郷里の英雄が祭られているので御参りに行きました。日本を差別から開放するために戦った英雄たちなのです。」
アメリカ民主党の英雄リンカーンに例えたりと、まだまだ論理的に処理できる材料がたくさんあるのに残念だね~!

新聞社も無力。
「ペンは剣より強し!」その強いペンの新聞社が戦中には大本営発表の後押しをした。
ペンと剣が同時に国民に向かって牙をむいた歴史が太平洋戦争だ。
「戦犯」の有力候補でしょう。だからなかったことにするのが一番!なのだ。

「日本のジャーナリストは信用するな!」これはヨーロッパ知識層の鉄則。
報道では東京の次の帽子は「ますぞえ」氏が有利らしい?
労働団体まで原発支援になったのには驚いてあきれる。
原発反対デモの盛り上がりはなかった。
14万人の福島災害で避難者は東京にはいない!選挙中は存在しない幽霊扱い。

「帽子の京都時間」明日から2月の帽子に替わります。まもなく節分!
鬼は外!鬼を見つけて頑張りましょう。







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時計師の京都時間。

2014-01-31 09:42:35 | 日記

今日は1月31日旧暦の元日。
お月様が見えない朔日。
月からの重力変化でケアレスミスが多発する日だそうです。ご注意ください!

写真はブルガリ・ソロテンポ。
お預かりした時になんとなく違和感があった。なんと裏ブタの取り付け位置がずれていました。この状態では裏ブタがリューズを押してしまい巻真が折れてしまうこともある。
ユーザーは裏ブタを開けるオープナーが6時位置にあることを確認しましょう。

「帽子の京都時間」の話。
ロシアの次に寒い京都?。帽子ファッションも盛んです。
シェパードを連れてお散歩中のおじさんはカーボーイハットをこなしています。
このシェパードを見るたびに「こいつ!おいらよりいい肉をくているよね~!」などと考える。

私も10個以上保有の帽子大好き。ダービーハット、ハンティング、ベレーなどなどなぜかもらい物ばかり。自費で買ったものは一つだけ。つまりオヤジのお下がりなのだ。
ハンティングはところどころ虫食い状態だがまだ使える。

夏の朝。麦藁帽子をかぶるとなぜか短パン、Tシャツ、足元はサンダルがセットになってしまう。そのまま仕事に出かけようとすると嫁さんから怒られた!
帽子がすべてのファッションを決定するのだ!

さらに思考まで帽子で変化するようなところがある。
丸いダービーハットをかぶるとなんとなく中原中也風になる。
お土産でもらった中国のキョンシー帽子をかぶると共産党党員の真っ赤な色に染まりそうだ。

ヨーロッパで時計がらみの友人達はほとんどユダヤ系かインド系。人類史上頭脳抜群の民族です。彼らの世界観は独特なものがある。

彼らの助言、発言の中での日本関連を要約する。
「中国共産党は拡大主義。またこれまでさまざまな民族を消滅させてきた。
いずれ韓国の朝鮮半島を併合するでしょう。
その後日本を狙うのは必然。日本を孤立化し分断する手法で殲滅。
戦略として米・中VS日・露の構図になる。

アメリカ民主党の議員達はチャイナマネーにどっぷり使っているので中国のいいなりだ。また共和党は日本にてこ入れしてもアメリカの利益にならないのでどちらにしてもも中国との友好関係は途切れない。

ロシアは中国と国境を接しているので中国の拡大路線に一応抵抗する。
結果として紛争が始まるがロシアは北海道を餌にされると簡単に政治決着で日本を裏切る。
こんなストーリーであっさりと日本は占領される。

チベット自治区の手法と同じ占領管理で日本自治区を適応。
チベットやウイグル自治区と同じく労働者は優遇し逆に官僚や知識人は強制的に中国東北部に隔離され思想教育で生涯農業・鉱業労働者として働く。

経済界トップは温存される。原子力エネルギー発電を推進してきた中国。日本人の安全性を無視しても問題ない。
原発エネルギー政策や派遣労働に反対するのが日本共産党。
党員達はあっさりと強制労働に送り込まれる。中国共産党と公明党が一番目障りでしょう。

同じように皇室関係者も東北部送り。日本侵略が一通りおさまると清朝末期のラストエンペラーやダライ・ラマと同じ運命を辿ることになる。これに京都人は最後まで抵抗するでしょう。

「チャイナリスク」に無防備な日本。のんきな国だ!と批難が集中しているのです。特にインド人は日本が大好き。日本の次はインドなので心配してくれています。

日本の指導者はのどかだね。中国にポイントを与えてばかりのお坊ちゃん指導者が続く。
同じパターンを繰り返すロジカルシンキングのスキルが低い。
「靖国問題」一つでも解る。
「靖国訪問はヒットラーのお墓に行くようなものだと攻撃されるぞ!」
訪問直後ヨーロッパ在住の知人たちが指摘したアドバイス通りに中国からの報道攻撃にあっています。
それに対して満足に反論材料がないなさけない状態だ。

「アメリカのリンカーンが戦った南北戦争と同じ!国内の最終戦争の戊辰戦争で戦った私の郷里の英雄が祭られているので御参りに行きました。日本を差別から開放するために戦った英雄たちなのです。」
アメリカ民主党の英雄リンカーンに例えたりと、まだまだ論理的に処理できる材料がたくさんあるのに残念だね~!

新聞社も無力。
「ペンは剣より強し!」その強いペンの新聞社が戦中には大本営発表の後押しをした。
ペンと剣が同時に国民に向かって牙をむいた歴史が太平洋戦争だ。
「戦犯」の有力候補でしょう。だからなかったことにするのが一番!なのだ。

「日本のジャーナリストは信用するな!」これはヨーロッパ知識層の鉄則。
報道では東京の次の帽子は「ますぞえ」氏が有利らしい?
労働団体まで原発支援になったのには驚いてあきれる。
原発反対デモの盛り上がりはなかった。
14万人の福島災害で避難者は東京にはいない!選挙中は存在しない幽霊扱い。

「帽子の京都時間」明日から2月の帽子に替わります。まもなく節分!
鬼は外!鬼を見つけて頑張りましょう。







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時計師の京都時間。

2014-01-30 09:09:23 | 日記

今日は1月30日。旧暦大晦日。明日はお正月だ!
「南満州鉄道」に勤めていた父親は旧暦の大晦日は水餃子の日!と決めていたようで朝から満州仕込みの餃子を自分で作っていました。
その影響かこれが楽しみで私も水餃子がお気に入り!
旧暦のお正月の明日は餃子を食べるのです。

5月の端午の節句まで季節と暦が不一致!の京都。
ちなみに桃の節句には桃の花も咲いていない厳しい寒空のイベントなので盛岡に住んでいた頃は氷の世界だ。

つい先日の師走28日。江戸では八百屋お七の振り袖火事がおきました。
この事件は旧暦のお話なので現在では1月28日。危険な季節。
異常乾燥注意報の中で消防署員のみなさまがぴりぴりと神経を使う日。旧暦で見るとなんとなく大火災に拡大したことがわかる。
八百屋お七さんが幽霊になって現れても「なんか?出てくる日にちを勘違いしていませんか?」とみんなから無視されてしまうことになるでしょうね~?

「勘違い」の京都時間。
写真の右「ハリー・ウインストン」左「カルティエ」
アメリカとフランスの高級時計です。
ハリー・ウインストンの円形ベルトがなんとなく寂しいのは一つ一つにダイヤを埋め込むのが大富豪たちの楽しみだとか?
なんとなくアメリカらしい発展型の未来志向の時計。ニューヨークを訪れるたびにダイヤを増やしていくそうだ。

カルティエはそのままエターナルユースの時計だ。貫禄がある。

昔フランスのホテル・レストランで住み込みで庭のお掃除の仕事をしていた女性がいました。気楽に話しかけてくれるおばちゃんはバラの手入れなど教えてくれます。
「ブドウ園にバラを植えるのは虫に弱いバラが教えてくれる。虫が付く年のワインは不作なのですよ!」
教えてくれたお返しに安物の時計やミシンの修理をやってあげたりと和やかに独り者同士お話していました。

ある日のことオペラのコンサートの会場で時計仲間とホワイエにたむろしていました。ドレスアップした女性が楽しみなのだ!

男たちはサッと立ち上がって会釈します。
私もすみっこでぴょこぴょこ立ち上がって楽しんでいました。
「皆さん高嶺の花やで~!すごい美人ばっかり」など貧乏時計師たちはため息をついています。
一人の貴婦人が私たちのグループを見つけて向かってやってきました。
いきなり私に話しかけてきた。友人たちはビックリ逃げていきます。
オドオドと見上げると庭掃除のおばちゃんではないか!

腕にはカルティエ、髪飾り、ネックレスもカルティエ総額数千万円だ!この事件の後で友人が教えてくれた。
おばさんに引き連れられて豪華な男たちが集まって来る。

オペラをボックス席で見たのはこれが初めてでした。
気に入った庭があるホテルに数年間住み込んで生活を送っている貴族と出合ったのも初めてでした。
庭師の貧しい住み込みで働くおばちゃんではなかったのだ。

その後も安ワインを飲みながらいっしょに盛り上がって夏が終わりました。
「二番絞りの安ワインも楽しい会話が高級ワインに変える」と言う。

ゼベットじいさんやゼベットおばちゃんたちの会話にあの日のオペラ「ボエーム」が時折話題に出てきます。
カルティエを修理している間ふと「私の名はミミ」の音楽が聞こえてくる気がする。
「勘違い」の京都時間。
高級時計の修理品が集まってくる工房ですが決してお金持ちではない。
楽しく美しい「時間持ち」なのです。

季節は「鶏が初めて卵を生み出す」候です。
生みたて卵をジャスト8分間茹でてくれたのは日本のホテルだけ!これが私のお国自慢です。正確な「時間持ち」でもあります。













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時計師の京都時間。

2014-01-28 09:42:39 | 日記

一月28日火曜日。
写真はボームメルシエとH・STERN(センチュリー)日本では知名度が少ないが立派な高級時計です。
純正ベルト交換だけでも3万円以上ユーザーにしかわからない気持ちよさがある。
18金ケース、作業で傷をつけてしまうのでドライバーを垂直に使えるようになるまで触ってはいけません!ナーバスな時計です。

フランス国内の調査で世界で一番の時計はカルティエだそうです。それぞれお国柄で常識が違うのが面白い。アメリカではカシオのG-SHOCKかね~?

「常識」京都時間のお話。
京都人なら日本で一番の都市は京都だと思っている。
ところが朝日新聞などの記事を読むとなんとなく関西で一番は大阪だと勘違いしているようだ。大阪のローカル記事ばっかりが目立つ紙面に嫌気が差して新聞の購買をやめた。「朝日新聞」に就職した京都出身の学生はこのギャップに戸惑うようだ。

京都のイベントなどに集中する記事の「京都新聞」が元気に生き残っている要因のようです。
「景気回復実感がない73%」昨日の京都新聞のトップがこれ!
工房にタイミングよく宅急便の料金値上げを通告されました。ガソリン、灯油、時計の電池、材料に続いて運送費まで値上げの春。本当に実感がないのだ!

「午年には凶事が起きる」年初め京都新聞の投書欄にこんな記事がありました。
「午年の男が凶事を起こす!」なるほど~と実感出来る。
ドジョウ、お坊ちゃまと2代続いた午年生まれ暴走総理で生活の不安が続いています。

そこで「京都の常識」
東京に住んでいる人は「税金の使われ方に不満がある」そうだ。
自分たちが納めた税金が地方にばら撒かれてしまう結果、納めた税金が地元の福祉予算などに回らないのが不満だ。
東京在住の友人に聞いたらもっともな事だと返事が来た。地方の疲弊を東京人が働いて負担して助けていると感じているそうです。

京都人に住んでいる人も「税金の使われ方に不満がある!」
大企業や、公官庁の本部はすべて東京に集中した結果、優秀な人材は東京へ集中してしまい人材過疎化社会。
「医学部卒業後一人息子は東京へ行ってしまい親はデイサービス利用の日々、孫が話す言葉に京都弁が聴けない寂しさがある。」
物も人も言葉も東京へ吸い上げられているのだ。
国内の時計売上高も70%が首都圏に集中している時代なのです。

京都府が観光客増加予算を組んで誘致した結果儲かっているホテル、飲食産業のほとんどは関東資本。地元にお金が落ちないシステムが固定化してきました。
家業閉鎖率は全国ワーストトップを走っている。
それでも各町内会のイベントなどは人的負担を強いられる。

東京ではオリンピック建築作業員が少なく手配が付かない為、急ぎ海外から作業員を輸入するそうだ。
2020年以降、日本で働かされた作業員が定住化、スラム化する。彼らの低い労働賃金や社会保障に怒りを社会に向けることは必至だ。
また福島など被災地の復興労働者が東京に回る為にますます復興が遅れる。

円安で貿易赤字が過去最悪だ。回復のめどが立たない中で「場当たり開催オリンピック」には楽しめない。
「アホのミクス」で公共事業へどぶに捨てるような税金の使われ方に不満があるのが全国低所得者層共通の常識か?

「常識?」の京都時間。
低所得者は労働時間が長いのは常識だ。
一日24時間の中で労働時間が短いほど高額所得者になる。原発パーティー券やら黙って5000万円をもらえる知事やら連鎖の政治家業など短時間労働の見本のような出来事でした。

明日は工房がお休みです!
低賃金長時間労働の時計師です。
ヘナチョコ時計師は仕事が残っているので明日も仕事!
それでも楽しく仕事が出来るだけでも幸せなのだと思います。
「カレーライスにお醤油をかけるのは常識?」か!
「発泡酒にプレミアムビールを混ぜて飲む私は普通の人だ!」と思う?







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時計師の京都時間

2014-01-27 09:08:16 | 日記

1月27日月曜日。旧暦師走の27日いよいよお正月。
日一日とお日様が長くなってくるのを感じます。
工房の夕方、暗くなるとローソクを灯す。このタイミングが次第に遅くなってきます。

写真はあわただしい作業途中のひとコマ。
「高級な京都時間」
カルティエ、ショパール、ボーム・メルシエ、ハリー・ウインンストンなどなど18金無垢の高級時計。一つ一つ丁寧に傷など状況をチェックしていきます。

12本の時計だけで総額1千万円を軽く越す価格なのだ。
鉄則として一度に2本以上持たない。1本ずつ丁寧に持ち上げ、決して重ねない。手袋は必需品だ。
18金はステンレスよりやわらかいので傷が付きやすいのです。

時折、時計店を視察に行くとこの時期ディスプレイ前に時計をごそっと重ねている風景を見る事があります。
傍目から見るとハラハラする。「それ!バレンタイン用の売りもんでしょう?」と声をかけたくなる。
まもなくバレンタイン・デイを控えています。メンズ本命用の時計に切り替える時期です。

バレンタインの贈り物には全部が高級時計になるように祈る。
「100年使用され得たモノだけを高級品と言う!」イギリス人はプレスティージ、アンティークと言う言葉の使い方に慎重だ。鼻を膨らませて言い張る。

買い物が100年耐えられるものなのか?それとも10年ほどでくたばるのかが重要な判断材料になります。
使い倒して使えなくなったものをアンティーク市へ平気で出す。日本語ではこれを「面の皮が厚い」と言う。
ヨーロッパでは自動車、バイクは使い捨てグッズとして乱暴に扱われる、馬具は高級品を目指す。
時計も高級品のカテゴリーなのだから彼らの分類に首をかしげる事が多い。
車を運転する時には時計を外す友人がいた。なんとなく習慣になっているそうです。
マツダのテレビCFをみると運転中に時計をつけていない人が多い!

京都人は時計に無関心な人が多い。歴史的に腕時計がやってきたのが昭和以降、それまでは手にブレスレットのようなものをつける習慣がなかったのが原因か。
明治時代以降の時計屋さんたちのおかげで現在の仕事が出来ている。当初はさぞや気持ち悪い!とクレームがあったと思う。

ところでヨーロッパのホテルでは体温計がなかった。予防医の街です。
「熱が出たら水風呂に入って身体を冷やす事だ!若いのに病気になることがおかしい!きっと不健康な生活を送っている人だ」と逆に怒られた。かなり乱暴な対処療法。

そこで正確な時計を心を込めて贈る。相手の健康を願い、規則通りの生活を送ることで健康になる信仰のようなものがあるようです。
朝のお祈りから晩までが仕事時間でそれ以降は時計旋盤を止めて休む。不規則に働くと身体を壊すので残業を嫌う。

そんなことで日ごろ忙しい彼にチョコレートに時計を添えて健康を願いましょう!
二人の時間をどれだけ共有できるでしょうか?

お客様に昔、女性からバレンタイン・デイでもらったという時計を大切に使い続けている人がいます。
先日10回目の電池交換と言う事でしたのでざっと20年間一つの時計で過ごしたことになる。今はお嫁さんですか?と今度聞いてみようと思う。

2月は電池交換の依頼が増える月。
2月にもらった時計は高級品を目指して使い倒しましょう!





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