京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の西暦七夕」

2019-07-07 09:28:27 | 時計修理

7月7日日曜日雨。
牽牛と織姫は今年もデートはキャンセル。厳しめの気象庁予測では雨。ほんとかいな~空は晴れとるで!
雨ではせっかくの重陽の行事もだいなし。
気象庁、文科省、総務省など皆さんおバカだね~!梅雨の真っ盛りに旧暦真夏のイベントをもって来ても経済効果は薄いでしょ。
雨に濡れたゆかたは惨めなだけでやっぱり七夕は「京の旧暦七夕」がいい。

平成時代スマホの普及で七夕デートに時計は不要。
今日の地下鉄の乗客でカップルのすっぴん左腕を恨めしそうに見つめるだけでした。
また国際会館では眼科医のフォーラムがあるようです。パンフレット片手に会場へ向かう人達の左手にも時計はない。きっと予算つけ物見遊山の会議なのだと思う。
 眼科医に時計は不要なのだ。
行きつけの眼科では診察中の左手はすっぴんでした。眼科医の学術会議ではみなさんそろって左手には何もないのでしょうね~。

日曜日はアナログ時計をお勧めします。「ASAP」できるだけ急いで無駄なく観光地を回る。
その計画を練る時にはアナログ時計のほうが経過時間を組みやすい。

徳川時代に日本人が大きく変わったのがアクセサリー類です。それまでは腕や首に着けていたアクセサリーの習慣が消えました。
明治からアクセサリー文化が発達、平成になると徳川時代と同じ腕周りからアクセサリー、時計も消えますね~。
掛時計も消える時代が来ました。デザイナーマンションからかけ時計が消える時代。
もちろん目覚まし時計はとっくにスマホに役目が移りました。

写真は寄贈された時計のオブジェ。キャリバーなど部品を再利用して残ったケースは高価な額縁として使えます。
今時木材を使用したフレームは少ないので捨てるにはもったいない。
ラファエロもワインの樽底に聖母の絵を描いたではないか!
昔、お金がないころキャンバスが高価でベニヤ板に描いたことがある。今ではそんな学生はいないでしょう。

時計に描いてもいいではないか!と名画集にしようと製作中なのだ。
もったいない精神も廃業するとただの産業廃棄物。
「もののあわれ」を京都の時計屋で感じましょう!

今日も6時半まで修理受け付け中!お待ちしております。



コメント
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