12月30日今日で仕事納め。なんとも不気味な年末。
昨日のＮＨＫ・ＦＭ「クラッシックリクエスト」に救われました。
今年一番のいい放送を聴いたと思う。
オーボエ奏者で指揮者の宮本氏のお話に感激。いつものチェロの練習も止めて聞き込んでしまいました。
エルガーの「愛の挨拶」から始まりマーラー「アダージェト」まであっという間の5時間でした。
今年の12月！売上は昨年比30％ダウン。
円安、悪天候、選挙など外的要因を跳ね返せなかったのが残念でした。
事前の対策として材料の発注やメーカー修理などの外注費を抑えたので利益は前年並みで終わる。なんとか助かった！
工房を立ち上げて初めての我慢、防御作戦。
季節指数で最盛期の12月に材料の仕入れもやめてじーっと我慢したことも初めての体験でした。
今後もこのようなオペレーションになるでしょう。
とにかく高額品の修理依頼はお断りして生き抜けた。ババ抜きのようなもので廻りまわってくる。
円安で暴騰している修理費を回収できないと店は生き残れないのです。
3人連続で1000円の電池交換料金に１万円札の高額紙幣を出される。
クリーニング屋、パン屋さんでも同じような悩みを聞く。
日本人の感覚がコンビニ現象でおかしくなっているのがわかる。
「電池!」と言ったきり最初から最後まで無言の若者など相手の迷惑や感情を考えない人が増えたのです。
アンティーク時計修理の窓は年々狭くなってきた。
「10万円です！」とメーカー修理品が代引きでいきなり届く。
費用を立て替え、その後一月の間引き取りにこないパターンも増えた。
危ない高額修理時計は敬遠される傾向が続くでしょう。
円安で2割高の修理費用も低迷に追い討ちをかけた！すべて値上がりの冬になりました。
アベクロ円安コンビにこれほど打撃を受けるとは想定外でした。
残りの希望はアベクロ「悪霊退散」の神頼みだけか？
「クリティカル１５」の京都時間。
お客様の印象は15秒で決まる。
これは販売員なら今までの経験で誰でもわかることだ。
また、15秒で販売員のイメージが決定するのでアプローチが大切なことは耳が痛くなるほど教えられてきた。
ところでこれからお礼参り～初詣期間に入る神社には危険がいっぱい。
神社での神様へのお願いも15秒以内で終わらせましょう。
鈴を鳴らせて最後の一礼まで15秒で終わらせるのが通！
たいてい自分お名前と住所を名乗った後に生きていることに感謝の御礼をお伝えして１５秒。
あまり長くグダグダとお願いを続けると霊気パワーに負けて悪運が憑く。
サッサと引き上げるのが一番です。
毎年長々とお願いをしている人を見かけるがちょっと心配になります。
私たち家族は新年の初詣は「今宮神社」に行きます。氏神様なので除夜の鐘を聞きながらみんなでとぼとぼ歩いていく。
今年は寒波で寒くなりそうです。
御参り後の振舞い酒が楽しみなのでやめる訳にはいかない。
口下手なので毎回御参り後に何を言ったのかオロオロ、ボロボロになる。今年は事前に初詣のクリティカル15秒の練習をしておきます！気合が入る不況の時計師なのです。
ニ礼ニ拍一礼の後に住所と名前を言って一年間修理ができた事を感謝してとっとと逃げましょう。
それでは今年もブログも今日でおしまい！新年は5日からブログ初めになります。来年もよろしくお付き合いお願いします。
