京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の食べてはいけない時間」

2019-07-01 09:43:30 | 時計修理

7月1日月齢27,7.雨の月曜日になりました。
3日水曜日が新月。事故が起きる前にとっとと水曜日は休むことにしましょう。

今日から祇園祭の始まりです。綾小路通りの放下鉾では撮影隊でいっぱい。
なじみの居酒屋のメニューからもろきゅう、タコキューが消える月。

祇園祭期間中の今月いっぱいキュウリは食べてはいけないのがお約束です。
八坂神社の神紋にキュウリが似ているので恐れ多いのだ。
私の嫁さんの実家ではお祭りが無事に終わるように美味しい時期のキュウリを封じる願掛けでもあると言って食べない。
私の場合は好きなエビスビールを封じるなんてとてもできないね~。
西陣地区など上京区、北区の今宮神社が氏神様の地域でキュウリはスーパーで普通に売られているし居酒屋でも出てくる。
この習慣は京都全般の習慣でないことは確かでしょう。

「長崎県人は祇園祭期間中お刺身を食べてはいけない」
ひそかに語り継がれる長崎人独特の伝承。
同じ刺身を食べても京都生まれの嫁さんはなんともない。私はトイレに引きこもることがしばしば起きる。

コアラと嫁さんは腸の中に解毒作用の菌を持っていると確信している。
コアラが生まれると赤ちゃんの時に親の糞を食べて腸内に菌をもらうという。普通の動物は毒をもつユーカリを食べると死ぬ。
嫁さんの母親もなんともない。やはりDNAの特殊な遺伝子情報があるらしい。
長崎県育ちの私は死にそうになるほど苦しむ。

チャンポン、皿うどんで出来ている長崎県人は祇園祭期間中は京大農学部前のチャンポンの松尾を主食にしましょうね~。
リンガーハットで「これは偽物じゃ~!」と暴れている人は必ず長崎県人だ!
今宮新町上がる居酒屋「喰呑処はれる屋」に先日行った。
〆の「皿うどん」がおいしかった。おすすめです。ただし長崎はソース味、ここはしょうゆ味の違いがある。
長崎人は皿うどんにはウースターソースを大量にぶっかける。
横で見ているとちょっと気持ちが悪くなるのは私が長崎移民だからでしょうね~。
それでも京都で皿うどん、チャンポンの名店とうわさを聞くと必ず行く。

昨日タイメックスの話で仲間から抗議が来た。タイメックスはアメリカ生まれではないかという。
ウイキペディアのもアメリカ生まれの時計としか載っていない。

事実はノルウェイ難民ヨアキム・レームクールが創った会社なのだ。
「時計は神の仕事」から一気に一般民衆のアイテムに変えたタイメックス。
今ではアメリカ人の左手を見ると時計はタイメックスか日本難民が創った?カシオの安物なのですぐに国籍がわかる。
タイメックスもカシオも今では中国製になったのでトランプが怒る。

フランス人は時計はつけない。時計は嫌いだし、時間にはジュルジュル~回りくどくてうるさいのでなるべく触れないようにする。
ドイツ人はセイコー・スーパーランナーズ、イタリア人は時計の代わりにスパゲッティを巻いて女性を誘う。

日本人、ヨーロッパ人はまだまだ時計は「神の仕事」のイメージが残っています。
近江神宮の「時の記念日」除夜の鐘など、ヨーロッパでは一日7回のミサ時間を知らせる鐘。
私の工房も「久我神社」の境内の中にあるようなものなので時折神秘的な時間が来る。仕事でごまかしようがないのだ。

今日から祇園祭の始まり。神様に感謝してエビスビールと鯖寿司を食べる日なのだ。
6時半まで来なかったらとっとと帰るのでよろしく~。








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