

3月31日金曜日
昔、京都では旧暦弥生3、4日がお花見の集中日でした。
つまり朔の一日から4日までお休みだったのでしょう。
ソメイヨシノはまだ咲いていないので早咲きの糸桜を観に行ったのでしょうか?
40年前、学生アルバイト時代の料亭で働いていたころにはお弁当造りの季節。
ずらりと持ち込まれる旧家のお花見箱にはそれは見事な蒔絵が施されていました。
時価一千万円するか?という弁当箱の価格に驚きます。
弁当箱にまでこだわる京都。長崎出身の私に圧倒的な生活文化の差を見せつけられました。
お花見でお弁当に入れる料理は料亭で作るのが一般的です。それを高級住宅地がひしめく下鴨柿木町のお屋敷などにもっていく。お屋敷の庭には桜が咲いていました。
見事なお弁当に学生アルバイトの私達はただただ見とれるだけ!
「いつかこいつを食っちゃる!」と山口県出身の友人が悔しそうにつぶやいていました。
今日は彼の出身地山口県「防府天満宮」の御正祭。梅の花が見事でしょうね~。
昨日は朝からアイドリング抜きで全力疾走のような状態でした。
中国産の文字盤ロゴ取れがたて続けにきた。ロゴ貼り付け2000円1時間。これが3本。
そのあいだにグッチ、エルメスの電池交換。
何とかこなした。
最近チャイナケースは難しい物が多いね~。ロゴをぺったりと貼り付けているだけなので気温差の膨張率で簡単に剥がれる。この修理が増えてきました。
「我が国は草も桜を咲きにけり」一茶。
日本はサクラソウという野の草花まで桜の名前がついているのだね~の意。
ところが今ではサクラソウ自体が絶滅危惧植物になっているそうです。桜よりサクラソウが珍しい時代になってきました。害虫対策、遺伝子組み換え植物の増加影響などでミツバチが激減したことも要因でしょうか。
「クオーツ1級免許でも時計師と呼ぶのかね~?」と機械式時計世代から冷たい視線を感じながら今日時計組合費を払ってきた。月2500円を4か月分払う。
先輩たちの時代は機械式時計一日8本の修理を楽々出来た技術世代です。天真折れの継ぎ足しまでやっていた技術に脱帽!何とすごい技術者ばかりそろったうらやましい時代でした。
その貴重な世代もサクラソウと一緒でぼちぼち市場から消えていきます。「中国時計ばっかり来るので失敗ばっかりじゃ~!」いきなりネジのあたまがぽろっと取れてしまう事故が続くと仕事が嫌になるそうだ。
写真はカルティエ・タンク。30年超使われていてもネジは強くトルクをかけて折れません。カルティエばっかりやれたらいいね~。壽命が延びるね~。
「我が国は時間も値下げになりにけり」へなちょこ時計師。
日経新聞ではスイスブランドの時計が値下げというチョウチン記事。
爆買いが収まったというよりボーダレス社会の影響で日欧レートの価格差修正なのでしょう。1割引きでも8%の消費税がかかるのでそれほどの割安感はない。
4月4日ツバメがやって来る候。七十二候でツバメが来るということは餌になる虫も生まれてくる頃です。やぶ蚊にご注意!ヒカリ薬局では蚊取り線香の店だしが始まる。
明日から四月の始まりです。
毎月一日は今宮神社の今宮市の日。土曜日なのでバスの本数が少ない関係でちょっと回転が遅れるかも?
また第二日曜日は京都三大奇祭の一つ今宮「やすらい祭り」の日。
もうこんな季節か?と時計が進みすぎ!早く感じるね~。
それでも美味しい、嬉しいタケノコにょきにょき~♪の四月!のんびりがんばりましょう~。