京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「メトロノーム時間」

2024-06-30 20:38:46 | 時計修理

ヒモが大好きなコタロ。

タヌキ化したコタロ。

寝ながらヒモが気になった。

しっぽの短さは九州男児のしるし、先がカギ状に曲がっているのは幸せを引っ掛ける為だよ~。幸せいっぱいです。

雨☔でお散歩中止です。がっかりあずき姫の表情、お昼頃に雨があがったのですかさず散歩に出掛けました。

昨日チェロの折れたペグの交換品が届いたので早速加工します。弦を通す穴2ミリをドリルで開けて行く。時計の仕事で二ミリは一般の二メートル位なので問題なく終了する。糸巻の箱から出た部分をカット、30分位で終了する。

時針、分針の間は量産品でもコンマ3ミリ間隔でセットします、ロンジン、ユニバーサルクラスではコンマ二ミリを完全なパラレルで仕上げます。少しでも傾くと接触して止まるので危険な作業です。

ペグが完成したので早速弦を取り付けて試奏する。まったく以前と違うような音がするのが不思議❗それでも二時間ほど弾いていると耳が馴れて来ます。メトロノーム時間、ちなみにメトロノームの世界シェアは日本が占めていました。ネコのコタロはゼンマイ式のものが大好き!時折やってきてじゃまをします。岡山時代近所の飼い猫が我が家に遊びに来てしました。子猫もメトロノームが大好き!ある夜、チェロの部屋でメトロノームがコチコチなっています。さてはネコか?ところが部屋のドアは閉まったままでした。そんな事が何度か起きるのでさすがに気持ち悪いのでデジタル式に替えたきっかけになりました。ゼンマイ式のメトロノームはセイコーが作っていました。多分セイコーの悪口ばかりいっていたのでその呪いだったのでしょう。

 

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時計師の京都時間「夢のおさらい」

2024-06-29 20:16:09 | 時計修理

「風薫るマルシェ」場所は道の駅「農匠の郷やくの」に行って来ました。10時過ぎには広大な駐車場がほぼ満車、心配されていたお天気も晴れ間が見えていました。私の狙いの一つは写真「蕎麦粉のガレット」やはり大事に自宅へ持ち帰りワイン🍷と一緒にいただきました。懐かしい寒かったフランス西部の思い出の味が800円は安い!

芦田照夫さん79歳、同志社大学OBではまた一人尊敬する人と出会えました。彼のハーモニカの演奏にはハーモニカという楽器の可能性をとことん追求した音楽が聴けました。いつか雑音のない静かな場所で聴きたい演奏家です。ハーモニカのお弟子さんが70名いらっしゃるのが解ります。とにかくパワフル、フードコートから漂う唐揚げの匂いも気にならないほど集中した30分でした。

「花と野菜の交換会」バジルとスナップえんどうの苗をいただきました。無料!こんな親切の裏になにかしら疑ってしまう都会慣れした時計師でした。ちょっと情けない。

圧巻は玉露❗夜久野産のお茶です。これが1700円です。値札がついているので嘘ではない。今まで飲んだ玉露の中では最高級の味がしました。明日も出店されているそうであずきの散歩のふりをして狙いに行きます。京都に送る分が残っいて欲しい。

いい日は続くもので「丹波マンドリンアンサンブル」午後からマンドリンコンサートに行って来た。移住一年目なので事前の予備知識なしで行きました。マンドリンとギターのやさしい音色に固定概念をひっくり返される。普通の常識としてオーケストラは音が大きいほど高い評価になる?大フィルがいい例でチェロのパートもできるだけ弓を駒に近づけて大きな音を出していきます。そんなコンサートに慣れた私はなんとも耳元でささやかれているような時間は初めての体験でした。マンドリンをバックに歌うと気持ちいいよ❗

とにかく今日はハーモニカの芦田照夫先生の演奏が聴けただけで至福な時間でした。こんな夢のような出会いに感謝する一日でした。

 

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時計師の京都時間「カマキリ祈り時間」

2024-06-28 20:24:31 | 時計修理

ネコの寝姿はどんなネコでもかわいい。コタロは普段やんちゃ九州男児にゃんこなので寝ているコタロは最高にかわいい。

イタズラ好きのあずき、歯磨きタイムのあとでは当然オヤツが出ると信じているようで無言の圧力を感じます。

洗濯してきれいになったシーツにカマキリの赤ちゃんがしがみついていました。もうすぐ祇園祭です。故義母の町内会だった蟷螂山のくじ運を心配する季節です。カマキリは英語PRAYING MANTIS お祈りしているような姿で呼ばれます。道に迷った時はカマキリに聞く地域もあるそうです。そんなことでシーツにしがみついているカマキリの赤ちゃんをそっとつまみ上げて外に出てもらいました。夢ばかりみていた人生の方向を教えて欲しい。

明日は夜久野道の駅で「緑香るマルシェ」開催されます。お天気が心配ですが知人のハーモニカの演奏が10時30分開始なので楽しみです。小麦粉のガレットなど買い求めて午後から下夜久野に戻ってマンドリンの演奏会に行きます。夜久野へ移住後に音楽鑑賞の機会がやたら増えた。きっとこれもカマキリの祈りが届いたのでしょう。私のチェロの折れたペグも無事手配が済みました。マンドリンの演奏を楽しんでいる間に届くでしょう。夢を語る年齢制限は遥か先なのでいっぱい夢を楽しむ一日にしましょうか?

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時計師の京都時間「破壊的季節時間」

2024-06-27 19:57:14 | 時計修理

数日前から強烈なPM2.5がつぎつぎに襲って来ています。にゃんこのコタロは大丈夫?

あずきは相変わらずのんびりムード、夜久野はPM2.5の影響は少ない。ところが油断しているとチェロが2台ともダウン、湿度か高く気温の差が大きくてドイツ楽器は日本の気候に耐えられないのでしょう。「にかわ」が剥がれて表板のすき間が広がっていました。もう一台はG線のペグ「糸巻」が折れてしましました。湿気で膨れていたのでしょう、京都の楽器店へ行く予定もしばらくないので祇園祭まで仕事に専念します。死ぬまでバッハ無伴奏チェロ組曲全曲完奏は延期ですねー。

楽器も壊れる位なのでこの季節は時計が危険❗革ベルトはカビにご注意下さい。また時計をポケットにしまったまま洗濯機に入れる事故も増えます。ステンレスでも錆びるので一日の終わりには汗を拭き取って下さい。

また疲れやすい季節なので寝坊さんには目覚まし時計が売れます。必要悪の時計たち、どうか時計に八つ当たりしないで下さいませ!

チェロのペグが湿気で折れるなんて「ここはアマゾンか!」暴れたくなる気分をぐっと抑えてあずきの散歩へ出掛けてクールダウン。あずきに感謝の一日でした。

 

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時計師の京都時間「時の忘れ物」

2024-06-26 20:30:22 | 時計修理

幸せゴロゴロ~今日のコタロです。

歯磨きタイムが終わったら寝る準備するあずきです。「とうちゃん、寝るよ!」布団から離れない。

は今日体重測定の日、先週と同じ11キロでした。水飲んでも太る人がいるのだから水飲んでも太るワンコがここにいます。

ダイエット計画実行中なのにがっかりです。歯磨きや体重測定のとき持ち上げるとずっしり重い、おもかわいいメタボのあずきちゃんです。大きなお尻をふりふり歩く後ろ姿がなんともかわいい。

あずきのご先祖はイギリス北部シェットランド島です。1960年代に来日して以来日本各地に広がりました。シェルティの歴史はまるでロレックスだよ~。1970年代になって初めて日本ロレックスが設立されたのでそれ以前はマッカーサーが着けていた時計でした。私が時計販売店へ入った1990年代でも裏ぶたの開け方やムーブメントの取り出し方法を知らない職人が結構いました。

今や輸入時計VS国内メーカー売上高比率80vs20になってしまいました。国内メーカーが1970年代のクォーツ時計のプチ成功に浮かれている間に差をつけられてしまいました。「人は見たくないものは見えない、特に日本の役員の傾向だ」

たとえばクルマ業界でメルセデス、BMWなどの輸入車VS国産車比率が時計業界レベルなら街中には失業者が溢れていたことでしょう。それほど平成時代の日本の時計産業の凋落は激しいものでした。いわゆる「贅沢は敵だ」の戦時中スローガンが染み付いた経営だったことが証明され安物買いの安物売り。そんなことが私が畑ちがいのトヨタグループの子会社に出向して良く解った❗ちなみにトヨタでは他の部署のことでもクレームを出してもいい。工場の社員が販売促進課に文句が言える、時計業界では御法度でしたねー。それでも世代交代が進んでカシオ世代を始め未来が見えて来たところもあります。ボーナス商戦真っ只中、週末はDAIMARUさんの時計売り場へ行って見ませんか?

 

 

 

 

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