今日は8月31日。
8月も今日で終わり。あいにくの雨の週末になりそうです。
明日から9月に入ります。今年の「中秋の名月」十五夜は9月の19日。
下鴨神社では「名月管弦祭」など予定されています。
ちょっと気が早いが蒸し暑さの中、涼やかな秋が楽しみです。
8月は「中国生産」の時計に悩まされた。
一昔前は安物のイメージで10%は不良品だとユーザーも納得していたが最近は10万円クラスの時計もまぎれているので厄介だ。
スクリューバックの裏ブタを一度開けてしまうと閉まらないなど、同業者の時計屋さんがあわてて持ち込むケースが増えた。
この不況、自分で電池交換をやってしまうお店が増えたが中国時計を安物だと甘く見ると痛い思いをする。
安物ほど修理は難しい。
写真のブリガリ。電池交換の為にネジを外すのだが良質の金属が使われているので安心して作業が進む。
これが中国製の場合、ネジの頭がポロッと落ちることもあるので油を差し暖めてから作業に入る。
電池交換はすべて1000円。中国時計は修理料金を見直したいほど神経を使います。
時計は今後、不良部品が増える傾向にあるようです。
またなんちゃって防水時計も増加。
海水浴の帰りの車中で時計の時刻が読み取れないほど水が入ったダイバーウオッチ?
結局、泣き寝入りになる。
時計に限らず中国工場発のカップ麺やら、布団の恐怖が私たちの知らないうちに回りに浸透しているのだ。
危ないと解っていながら輸入する悪質業者も問題だ。
日本も「福一原発・安全宣言」のこともあるので世界的におバカが増えたという事でしょう。
垂れ流される汚染水の中で海水浴を楽しむ恐怖の映像がありました。
「安倍ぼっちゃま」の自民党は全国の原発を急ぎ再稼動したいようだ。
各国に施設を「再稼動」させて見せないと輸出しにくい。
危険と知りながら輸出する悪質国家。
「日本人はアホとチャイマスカ~?」工房に来る外人から指摘されると腹が立つ!
繰り返される衆愚政治の歴史が見えてきた。シリアの前にアホな日本が攻撃目標にされそうだ。
ところで、8月トラブルが多かったのが「モニター電池」。
「購入後すぐに止まった!」苦情が多い。
要因として、ムーブメントの製造時に電池を入れてしまうことでしょう。
「クオーツ精度」の安定化の為にあらかじめ組み込んだ後に出荷する。
(クオーツは年数が経つほど振動数が正確になる特徴があります。)
国内で作られたムーブメントを中国や海外に送るのでその間モニター電池の消耗が進んでいます。
1~2年後、中国で造られたケースに入れて再び日本に戻ってきた時には電池の残量は少なくなっています。
時計に電池料金は含まれていないのでモニター電池(テスト用電池)と呼んでいるのです。
購入後すぐに時計が止まったので時計屋に持ち込むと修理を断られるケースが増える。
ネットで購入したので送り先が不明でまたまた泣き寝入りだ。
このパターンで工房に来るお客さんは最初から怒っている。
これからも出来るだけ対応したいので落ち着いてお持込くださいね~!
心安らかに台風週末を過ごしましょう。