京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の迷惑時間」

2021-04-26 09:04:57 | 時計修理

4月26日肌寒い月曜日になりました。今週も始まりました。普通どおりの営業、水曜日のみ午前中だけで通常は9時30~18時の営業時間になります。

外出自粛指示がまたまた出た~。毎日が開店休業、暇な日が続きますね~。

「日本に京都があってよかった」ポスターを思い出す。その続きに「日本に大阪があって困ったね~!」大阪はコピー時計などパチモン文化の町、今回は大阪市全体がクラスター感染発生地区と見たほうがいい。大阪市をロックダウンにすると京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山の経済が救われるのでは?。JR西日本の頻繁に起きるポンコツ車両の故障や人身事故で頻繁に起きる超過密通勤では感染しないほうがおかしい。この被害が京都に来た!クラスター感染していないのにもかかわらず閉店を強制される京都大丸、高島屋さんの時計売り場が悲しい。ここの在庫を岡山、松山などに持っていくしかないのでしょうね~。

「神様と自分の子供にお願いしても無駄!効果を期待するな、ただひたすら敬え!褒め称えよ!」という時計業界の鉄則、自分でできないことを人に依頼しないことです。「高齢化で工房をたたむときは処理、廃棄費用が40万円かかるという、元気なうちに断舎利を進めるしかないと子供から言われるコロナ不況の毎日。」

そんな中京都市内に田舎の両親と自分たち夫婦がはいるお墓を建てて田舎の墓じまいを考えた。入るなら禅寺がいいと紹介された。一基100万円が相場だというので何とか資金を用意できた。ところが娘が猛反対「お墓を立てたら将来私がそのお寺の檀家になることになるでしょ~。毎年盆正月、お彼岸二回の費用と人付き合いが苦痛と負担、いままで親父の理不尽な墓参りで重いお土産を持っての長崎往復の夜行バスで苦痛の日々を送っていたのに誰からもほめられることはない。お土産は一方通行ではないか!当たり前のような犠牲を払うのだからこんな宗教はいやだ!」

結局このお墓問題は先送り。「神様、仏様と子供に期待をするな!」を思い出しました。

コロナ禍のGWになりました。葵祭り、祇園祭、時代祭りも中止。これでは時計売り場へも、お墓参りにも行けない。時計修理もヨーロッパの邦人の関係者が全員帰国しているので部品の手配が絶望的、預かれない。「大阪市と吉村知事をロックダウンできないか?」神様にお願いしましょうかね~。合掌!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時計師の京都時間「京の贅沢時間」

2021-04-19 08:59:54 | 時計修理

4月19日月曜日。今日も賀茂川べりを歩いて工房入り、いつの間にかツバメが飛んでいました。日本一の贅沢な出勤時間だと思う。写真はお花見ののどかなひとこま。日本一大赤字の地下鉄に乗る贅沢。四条から北大路までの10分間。「あほやね~京都市交通局!」京都人が触れられたくない地下鉄の赤字。採算ベースが合わない東西線など作るものだから赤字は織り込み済み。立命館、仏教大学などの学生さんは今日も満員バスに揺られて通学の悲劇は続きます。

今週も始まりました。「タグホイヤーの定期点検は必要ですか?」の質問が多い。ちょっとうんざりです。もちろんやったほうがいいのに決まっているが費用がかかる。費用対効果のことを質問しているのだと思う。

コロナ禍で時計本体が売れないものだからメーカーとしては修理部門で稼ぎたい。利益が取れる分解掃除費用が急騰するのです。スイスも日本もこのぼったくり状況の傾向は続くでしょう。現実10万円以下の時計売上がコロナ以前比25%という数字を聞くとぼったくりもしょうがないのかと思う。脅されて思考停止状況の国内のスイス時計のユーザーさんたちがメーカーの言いなりになるのが哀しいね~。

工房ではコロナの影響で部品の手配ができないので分解掃除はお断りしています、最悪ロックダウン中のヨーロッパへ送った時計が行方不明になる恐れもある。国内の見積とヨーロッパの見積もりが倍近く大きく上がって板ばさみに遭ったこともある。信用がなくなるどころではないのでとにかく作業は電池交換だけのなさけない日々です。

水曜日が午前中のみの営業でいつもの通り9時30分から6時までの営業時間です。コロナで時間が止まったような静かな京都。時間は止まっても時計は止めないで~!電池から液漏れが進むよ~!

タグ・ホイヤーのクオーツモデルの秒針が5秒飛ばしで動くのは電池交換のお知らせです。動いている間に電池交換しましょう、すぐに液漏れが始まります。工房では1100円と15分と30年のお付き合い。ホイヤーの時代が懐かしいね~!祇園祭も事実上中止、どこかへ旅に行こうかと思っています。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時計師の京都時間「京の弥生時間」

2021-04-12 09:03:18 | 時計修理

4月12日月曜日。旧暦弥生一日。あさってが桃の節句ひな祭りになります。京の町は春の日差しに浮かれる時間だったはず。「闘鶏」など賭け事も盛んだったたそうです。

現実に戻ると今日から「まん延防止外出自粛」の京都、トンチンカンな政治で再び経済が死んでいる状況ですね~。

高齢者は賀茂川べりで和やかに密集の「ゲートボール」、若者たちは夕方4時から居酒屋でめでたく宴会、宴会!アパート暮らしの大学生は高齢者との接触はない。最悪コロナ感染でも重症化しないことが解っている、「カイゲン」でも呑んで2~3日休むことだという。そんな若者たち、無駄に騒いでピンポイントで居酒屋を敵視する尾身会長にうんざり。「通勤時間の満員電車」「大型ショッピングセンター」など実際の主要なコロナ感染源を攻撃しないで居酒屋、パチンコや、カラオケなど無抵抗で反抗できない業界を責めるのだ。おばか政治が今週も始まりました。工房は水曜日が午前中のみの臨時営業。平日は9時半から18時までの営業です。

「セイコー・クレドールに水が入った!どうしてくれる?」お話を聞くと時計をつけたまま野菜を洗ったという、クレドール部門の皆さんが聞くと怒り狂うようなことを平気でやる。天皇の「即位の礼」で首相がなんとセイコーのビジネスウオッチをつけて世界中から馬鹿にされる国。ドレスウオッチのセイコー・クレドールは何処にいった!こんな「裸の王様」がいる国なのだから文句は言えないのだ。今週もひたすら仮面をつけて営業しますね~。

コロナ禍で電池から液漏れ時計が増えています。「電池交換してもらって2日で止まった!どうしてくれる」とお客さんが来る。私が壊したわけではないのにね~?そんなことで3日以内なら1100円を返金しています。今日は朔。月のない日なので慎重に一日過ごしましょう。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時計師の京都時間「京のぼったくり」

2021-04-05 09:15:10 | 時計修理

4月5日月曜日。写真は先週の御所の桜。

皮だけ残ったラセン桜も見事に花を咲かせていました。

昨日の日曜日は雨。三週連続の日曜日のいけずで残酷な京都の雨。お天気とコロナ禍の影響なのでしょう土日の売上は損益分岐点を大きく割り込みました。そんな中、工房は時間をもてあまして「断舎利」は一層進みます。

ブラウン管テレビ6270円、一世を風靡したソニーバイオのパソコンモニター7693円と捨てるだけでも高額な?経費がかかった。高い!ぼったくりやないか!と怒ってもしょうがない。それもコロナ禍で売上がないときの出費はがっくり痛い。

時計業界も修理費用のぼったくり状況は最近さらに悪化してきたように思う。コロナ禍で外出自粛をしている間に電池から液漏れ修理!こんな修理状況が目に付きます。カルティエ、エルメスで5万円台は常識の範囲になってきた。取り次いだ時計店の親父が「ぼったくり、儲け過ぎ!」と責められるコロナの時代なのだ。

なかでも電池交換など時計修理依頼でやってくるお客様は意識高い系の人が多い。自粛しろ!といわれたらそのまま守って外出を控えていたのでしょう気分はやりばのない哀れ。

コロナ禍も若い人たちは重症化しないのが解っているのだから居酒屋は時間規制より年齢規制で対応できないか?カラオケも年齢規制でお年寄りドレスコードなど体温より加齢臭を計測したほうがいい。そんなことを言う私も66歳!お年寄りのお仲間です。チェロの音あわせも2年間お休み、もう復活は無理でしょう。それでも夕方になるといつものスケールの練習を始めます。コロナでもチェロを止められなかったね~!

今週は水曜日が午後まで、後は普通どおりの営業時間になります。お待ちしておりますよ~。

朝九時半~夕方6時までの営業です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする