京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「残念な時間」

2021-12-17 07:34:05 | 時計修理

12月17日金曜日 九州地方は今年一番の寒波がやってくる。京都生活になれているので特に準備するものはない。北区大宮通りでは何処からかころころと転がってくるゴミ箱を追いかけて転んだことがある。北山おろし、冷たい氷雨が今は懐かしい。島原半島の冬はなんと優しいことか!もうじき水仙の花が咲くのに驚かされます。

今月22日に帰省予定が仕事の都合で戻れなくなりました。お正月営業する関連事業所のためにこちら島原で待機することになりました。コロナ疎開で電池、工具はすべて南島原の工房で持ち込んだため京都では急な対応が出来ない。カルティエの5列バンドのサイズ調整などやっぱり一般の販売員には難しいようです。傷をつけないで調整するのが当たり前。腕周りを正確に測って+2センチ増でぴったり調整するのも経験がいるか?また各種クレーム処理、問い合わせも初期段階で解決にも経験が必要、量販期では販売時にケースに付いたギズの修復などなど、コロナが一応下火になって営業活動再開は販売店には嬉しいことでしょう。もともと12月は修理部門は閑散期なのにね~。

今回主要な電池もあらかじめ送られてきたので断るわけにも行かない。保護猫のハナと一緒に紅白を見るさみしい年の暮れになりましたね~。工房の移転リスクがこんなところにもでてきた?帰れないと決まったらやたら京都の白みそのお雑煮、すぐき、芋棒、昆布巻き、りゅうひ巻が食べたくなるのが不思議です。

コロナ疎開は今月12月で6ヶ月が過ぎます。一度も京都に戻れないなかヨーロッパの時計業界ではまだまだ回復の見込みが立ちません、さらにオミクロン株の登場で来年もひたすら辛抱の年になりそうです。

この年末も一般のお客様の修理(電池交換)受付は続けますので従来どおり送付ください。修理技術者不在の時計店から送付されるバラバラになっている修理品は部品、ゴミだと思っている小さな部品もすべて送ってくださいね~。ディーゼル、ニクソンの文字盤のロゴはとくに小さいのでよろしくね~。

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時計師の京都時間「上洛時間」

2021-12-15 07:55:43 | 時計修理

12月15日めでたく討ち入りも終わってよかったね~の翌日。毎日子猫のお世話で忙しい時計師です。

朝まだ暗い6時に猫と町内の拡声器で叩き起こされ夜10時にはくたくたに疲れて布団に入る日々。半年前京都で夢見ていた生活を送っています。有明海の沿岸をバイクですっ飛ばして、チャンポンの名店を探し、温泉と図書館に入り浸り「似鳥鶏」著「推理大戦」の新着本を読書中、京都なら300人待ちの新刊書がすぐに読める、庭の朝摘みハーブ・ルッコラと生ハムで贅沢な朝食など南島原市のデュアルライフを満喫。釣りも入れ食いで楽しいがえさの「アミ姫」500円が微妙?スーパーで買う魚のほうが安いし大きいので贅沢なレジャーなのだ。地元の飲食店ランチの平均価格650円が贅沢な土地柄にも驚きます。お昼前には縁側に座布団を出してネコと一緒に日向ぼっこ~!暖房器具は不要な温暖の土地なのです。

 

 年末には京都でお正月を迎える予定。12月22日~1月5日まで帰省で京都ライフ。保護猫のハナと一緒に上洛するので移動はクルマ。20日ほどの滞在のためトイレ一式、ご飯、毛布などを詰め込んで帰るので仕方なくクルマになります。楽しみなのが京都では魚介類が豊富なチャンポン圏長崎・島原、とんこつ王国では味わえない「しょうゆラーメン」の新福菜館、第一旭、麺対軒を堪能、寺社仏閣へ初詣などスケジュールつくりが忙しい。

都会では子供に10万円支給されるそうですがここ少子高齢化の島原半島では子供はいない!18歳以下の子供を見かけては「何処の子供だろう?こんなところに子供がぁ~!」とじ~っと見つめてしまうほどレア。温泉に入ってもお年寄りばかりで子供は見かけない。私の子供ですと紹介されても40才の息子だ。政府の支給方法でもめているのが不思議なくらいです。国内トップクラス45%超田舎町なのだ。と言うことで修理品の送付は20日までで終了します。

スイス・フランス在住の仲間たちもコロナ避難で帰国しているので部品の入手が困難なまま、今では時計メーカーの一人勝ち!言いなりで支払うユニット交換のボッタクリ料金が悲しい。修理文化は消えた時代なのだね~。京都に戻っても安い家賃の工房を探すモチベーションもあがらない。

それでも何とか見つけてみましょうかね~。新福菜館の近くか?魁力屋さんの近くの物件はないのかね~?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グッズの売り場が広いのに驚きます。

秋の花芝公園。歩いているのはお年寄りばかり。私が南島原市役所でもらったものが防災ラジオ一個!せめて温泉施設の割引券やら食事券など配れないものか?移住者のためのパンフレットもない誘致べたの市政には驚きます。これが幸いしているのか何処へ行っても駐車場がガラガラで混雑はないのがありがたい。

猫が飼い主より長生きするギリギリの66歳、

 

 

 

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