京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間。

2013-01-31 15:30:17 | 日記

今日で1月も終わり!
本来月末は割りとヒマな工房なのです。

ところがややこしい時計が集まったような一日になりました。
まずオメガ・X33。物々しいケースデザインなのですが実質非防水時計。
宇宙空間で使用されることが目的なので水圧には無関係な環境で使う。

ところがユーザーはそんな事はお構いなし。
ネジを取り除くと裏ブタにはホコリが固まって詰まっていました。
オメガの時計が壊れやすいのではなくて使い方の間違い勘違いが多い。

このモデルは「デジタル」と「アナログ」のコンビなのだがアナログが先に壊れ安い。
デジタルは比較的水、ホコリに強いのです。
使用電池も国内では生産中止。残りはスイス製だけだ。電池も在庫が残り数個になり心細い。

今日はデジタルだけ復活!アナログの針は「ザラ止まり」の修理費用がかかります。
電池交換のつもりで来店されたお客様、大掛かりな修理は当然キャンセル。
中途半端な修理に終わり、がっくりだ。

その後、G-SHOCK、ルミノックス、中国製のデジタル時計などなど、ややこしい時計がこんなに続くかよ~!
あきれるほど時計の説明に時間がかかる。

最後に駄目押し!イタリヤ製掛時計。イタリア製時計はナーバスだ。

クオーツの機械交換。鉄板にスリガラス状の文字盤が貼り付けてある。

クオーツムーブメントが本体にぴったりとさび付いています。
息を呑む作業が続きました。ちょっとでもショックを与えると割れる。

お預かりする時に文字盤がアクリル製と思った。ところがびっくりガラスでした。
神戸の震災以来国産メーカーは落下してもガラスが飛散しないよう文字盤はアクリル製に変わっています。
何かの「ばち」があたったようなとほほの一日でした。

一条戻り橋の写真です。今は晴明神社の境内に移設されている。
「晴明神社」が1007年に作られたので今年で1006年目になる。

「一条戻り橋」はそれ以前から架けられていた。
「一寸法師」もこの橋の下を流れていった事になる!

「かぐや姫」さんもこの道を通って月へ帰る。
オメガの「スピードマスターX33」の開発にはちょっと早かったようです。

最近「お坊さん」の修理依頼が増えた!
東北の復興活動に京都のお寺さんたちは積極的に活動しています。

「東北」のボランティアにはG-SHOCKが最適だそうで、一人2~3個お持込になる。
これからますます寒くなるのでお身体に気をつけてほしい。

明け方の寒い朝、足元はわらじ一枚で京都市内を托鉢に回っている姿を見ると自然に頭が下がります。
先日は外人さんの托鉢姿を見かけました。

私も負けずに来月は頑張りましょうか~!
頑張っている人を見るとこちらも励みになります。













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時計師の京都時間

2013-01-30 13:35:50 | 日記

今日は定休日!
月末の30日なので銀行まわりの日。
暦では初めて『鶏がタマゴを産む日。』
昔の暦では鶏がタマゴを産む日もわかるように出来ていたのだ。感心します!

写真は昨日の修理。グッチクロノ。外装修理と電池交換の依頼でした。久しぶりにかなりてこずりました。
12時側のバネ棒がさび付いて鉄の塊状態です。
油をさすとサビの臭いと真っ赤なドロドロいきなり出てくる。

時計のサビはカシオの「GーSHOCK編」と同じ12時側がさびたり、水が入ることが多い。
時計を掃除するときに12時側に気をつけましょう。

まず、ベルトのバネ棒をヤスリで切る。金属ベルトだけを洗浄機に放り込む。
洗っている間に電池交換。8本の裏蓋ネジも同じくさび付いていました。

トルクドライバーを使う。慎重に一気にすべてのネジを緩める。
ネジが緩むことを確認して8本のネジがどこの位置についていたのかマーキング。
後でサビの状況を確認するのです。

ネジのザビはベンジンを使って取り除く。
防水パッキンを交換。電池を取り替えてふたを閉めていく。

このモデルのネジ。上下4本のネジは長い。中心部の4本は短いので間違わないようにします。
初めにネジをマーキングしたことがここで生きてきます。

電池交換が終る頃、ベルトの洗浄も終わっています。
問題はケース側の「バネ棒あな」が鉄の塊にふさがれていることでした。
ドリルでアナを開ける作業が必要。時計用旋盤に工具をマウントする。

一方、ベルトのほうは洗浄後、潤滑油を注入しばらく時間を置く。
本体の穴あけ作業は20分でなんとか終了。

ベルト側の穴。打ち抜き作業の準備をします。
打ち抜きポンチを3種類準備。ハンマーは2本。
金てこ、万力など準備。力仕事が始まります。

「万力」にベルトをはさんで、ハンマーでポンチを使いバネ棒を叩き出します。
反対側に少し頭が出てきたらポンチの長さを変えて、再度叩く。
数回繰り返して作業は終了。

このような荒業が可能な時計だから助かります。
インゴットから「削りだし」で作られているので強い。ハンマーの打撃で割れる心配は少ない。
このような条件が整っているので出来る作業なのだ。

流し込みの場合、ケースやベルトが割れることがあるので修理依頼を断ることがあります。

ROLEXやT・HEUERはインゴットからの『削り』なので乱暴に扱っても割れることは少ない。
ユーザーが見えないところに安心感と価格の差があるのです。

グッチに同じ内容の修理を依頼するとケース交換になるでしょう。
私もそのほうがいいと思う。こんなケースはこりごりだ!
電池交換1000円。ケースの穴あけ1000円、ベルト・バネ棒調整1000円
計3000円の修理費と1時間。

大きなメーカーなら担当者が別れていることがあります。
ケース担当、部品担当などそのうち一人でも「ダメだし」をするとそこで作業は中止で終る。

『キャンセル』といわれてそのままユーザーに戻される。
なんとか使い続けたい人は、そこからが私たち時計師の出番なのです。

卒業旅行のシーズンになりました。
今朝の『晴明神社』には若い人が急に増えたようです。巫女さんも若くなった?

卒業旅行で海外へ出かける人も多いようです。

気をつけたいのは、ヨーロッパのレストランではテーブルごとに担当者が別れていることが多い。
テーブルに案内した人がその席の担当者なのだ。別な従業員とのチームプレイを望むのは無理だ。

また、チップの額が少ないとサービスも悪くなる。
日本人レートで甘やかされているのでやや多めに渡すことだ。

現地の友人と一緒の場合、低いレートでいい。
ところが、同じレストランに日本人だけで行くと日本人レートに戻ることになる。
その結果なかなかオーダーを取りに来ないなどトラブルが多い。

「私の先祖は忍者だったようで、時々消える。ヨーロッパの皆さんは私の姿が見えないことが多いのです。そこであなたに見つけてもらうためにもう、3ユーロ差し上げたい!」
また、怒り出す前。
テーブルに近づいたときを見計らって
『は~い!この辺の近くに美味しいレストランはありますか?』
さりげなく1ユーロ渡す。
など楽しい「ギャルソン」の攻略方法を楽しく試みましょう!

人種によって給料が違う国です。チップは個人の収入になるので生活がかかっているのだ。

私の工房も消費税が上ったら値上げを考えています。
今のうちに自分の時計の手入れをしっかりしておきましょう!

明日は仕事!
月末の木曜日はちょっと暇な日です。ご来店をお持ちしております。






















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時計師の京都時間。

2013-01-29 09:46:01 | 日記

ロレックス・エクスプローラー。
「中国で超人気モデルだね~!」
スイスの友人がご丁寧に教えてくれた。相変わらず日本と中国の区別がつきにくい人たちだ。

ご存知!「キムタク」がドラマの中で使用した事で人気が沸騰した。
「プローラーⅠ」人気の影響で1990年代から一挙に「並行輸入」が社会現象化しました。

ロレックス社は年間の製造計画を守っているので人気が出ても生産本数を増やす事はない。
そこで「バイヤー」は世界中の代理店に配布される時計をかき集めるのです。

「三上三余」という言葉が日本にあるじゃないか!
企画を出す時に苦悶している時に言われた。

良いアイデアを出せるシーンが3つある。
「馬上」「枕上」「厠上」ヒマな時にひらめく言い伝えです。
いまでは、車の中、布団の中、トイレの中。
「これを言った人は欧陽修!中国人だよ~ん!」

ヨーロッパのグローバル化社会において「日本」と「中国」の区別をはっきりさせたい。
「アジアの政治・政党で一番支持されているのは「共産党」だ!」そうです。

ところが、「日本共産党」は別名「国民の死に票の量が第一」の党。
近い将来「確かにこんな政党があったね~!」などと将来のクイズ番組で出てきそうだ。

時計にたとえると「テクノス」「ウオルサム」あたりでしょうか。
オールド時計ファンには懐かしい「古きよきアメリカ・スイス」の高級時計。

今では中国製の低価格「テクノス」しか見かけません。
「ブランド」だけでで生き残っているようです。

1970年以前の「テクノス」を持っている人はいまや希少価値だ。
「日本共産党」も衰退の道を辿って、「共産党」は中国産の「なんちゃって政党」に変わる運命でしょうか。生き残りたいね~!

昨日の「朝日新聞」政治特集記事には共産党の文字すら消えていました。
日本の政党は「自民党」「民主党」「みんなの党」「維新の会」だけのようだ。
マスコミ・メディアは抹殺計画が進行中なのでしょう。

こうなったら、「政党助成金」を普通にもらってその資金で安全な「派遣会社」を立ち上げましょう。
NPO初「追い出し部屋」専門の人材派遣会社を作るのです。

出版社と提携「蟹工船」など日本の「コミューン・ノベルズ」を外国語に翻訳輸出します。
彼らはつらい思いを経験しているだけに良い訳が出来そうだ。

今までのままで、ヨーロパの人は日本に共産党が残っている事すらわからないでしょう。
音楽にたとえると指揮者の故「岩城宏之」得意の「現代音楽」。
最近、日本では初演の演奏会が皆無状態です。

現代音楽の初演が多かった指揮者が「岩城」さん。

彼の演奏会がお気に入りでした。客層も一風変わっていました。
最近の演奏会のような女性客は少ない。

演奏会場は「黒テント」など芝居劇団と同じような雰囲気。ちょっと怖そうな人たちでした。
楽団もこわもての人が多かったので一種の緊張感がありました。
チェロは奥「プルト」のおじさんはまるで「ヤ○ザ」!怖かったね~!
ラッパのおじさんは最初から最後まで怒っていたような真っ赤な顔。
酒でも飲んでいるのかと思った。

「ベルリオーズ」の幻想交響曲などを聴くと今でも1970年代にタイムスリップします。
明日は工房はお休み。
「共産党宣言」を読み返し「ショスタコの5番」をサラって一日を楽しみます。
普通のオヤジのお休みを楽しみましょう!









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時計師の京都時間。

2013-01-28 09:41:54 | 日記

昨日28日は満月の日。ケアレスミスが多発する日でした。
日曜日だった事で電話の問い合わせが多い日。

朝から修理料金の見積もりなどが続きました。
「時計を数本もっとる。何個か止まっているにゃけど~。動いている時計の電池と止まっている(時計電池の)入れ替えはなんぼや~?」

「お気に入り時計の電池はすぐ止まる!」のです。
こんな問い合わせが多い。
「電池交換料金」の説明が今まできちんと理解されていないのでこのようなお問い合わせになるのでしょう。
お客様は電池交換料金のうち90%程度が電池代と思っています。
実際、電池交換料金のうち電池代は10%程度。後は技術料です。

電池交換に使用される工具がテスター、磁気抜きなどをあわせて数十万円プラス最低3年程度の経験年数が必要です。

どのような時計が来てもすぐに取り掛かれるような準備に費用がかかる。
したがって電話のお問い合わせのような質問には答えられないのです。
電池の種類も一般に40種類程の中から指定されてるのでほとんどの時計に互換性はありません。

昨日の電話問い合わせのように無料かそれに近い料金で電池の入れ替えを希望する人が多いのも最近の不況の影響なのでしょう。

 電池の仕入は数量が多いほどコストが下がる。
年1~2個出荷するシチズンの特殊電池などは高コストになります。
電池の最低発注数が5個なので8月の償却期にほとんど捨ててしまいます。

電池交換料金は一律の設定なので特殊な電池だからといって別料金はとれません。
ホームセンターなど「初心者」の店に依頼する場合、特殊電池、防水時計などが断られるケースは主にこのような理由があります。

日本では時計の修理に「免許」は必要ありません。技術もばらばら。
その中でも京都は恵まれていると思います。
「出町商店街」の「おがや」さん、堀川今出川の「寿」さんなど私が持っていない「機械式時計」の1級免許をお持ちです。

私の時代はクオーツ免許の時代。「CMW」などの資格試験など途絶えていたクオーツ時代に時計業界入りした私たち1955生まれ。
教えてくれる人すらいない。メーカー社内検定程度のゆるい試験でした。

最近それ以上の「無免許運転」が目立つ業界になってしまいました。
「あきれた無免許」時代でしょう。

「原子力発電」業界。
放射性廃棄物の処理方法に途方にくれているのですが、取り合え得ず寄付金でごまかす。危ない素人運転にひやひやしています。

「教育」業界。
すべてお金が優先される業界でした。
退職金150万円の差額だけで卒業式前にしごとを放棄。
数十年の教職期間中、家庭内のトラブルで気分が悪い時は生徒を殴りうさをはらす。
ジェンダーフリー時代なので女生徒も殴ることが出来る聖職。

大学で偶然に教職の単位を取っていたので当然内容を忘れている。結果として2~3年でモラルがなくなる。
書き換えなしの「無免許運転」期間30年以上のの危ない人たちでしょう。

日本の学校に子供を通学させたくないので自国に戻ってしまった知人がいました。
「みすみすいじめに遭う事が解っているのに大事な子供を通わせるバカはいないよ~!」

「中国進出企業」の業界。
自社の大切な社員を中国の「なんちゃって食品」「危ない空気」のなかに放り出す。
よく見るとほとんどが「派遣社員」の無免許運転だ。

日本から時計業界などの企業が多い香港裏の「シンセン」。待ちの中心部に習近平氏の家族が保有する大型商業ビルがある。
空室を埋めるためにそろそろ日本人を入れたいのだ。よだれが出るほど日本人と仲良くしたい。
ヨーロッパ人のように逃げ出さないうちに領土問題を解決したいのでしょう。

早速、日本の商社が企業が現地法人を立ち上げ、人材派遣業界から日本人をかき集めてまとめてメーカーへ売る。いつもの手法が再開されそうだ。

お気楽経営者の「無免許運転」が始まりそうです。
いつも「愛国無罪」暴動で被害に合うのは「派遣社員」なので自分は悪くない。
子供のような経営者が増えた。

「無免許運転」の日本。
ふらふら運転の政治は危なっかしくて見ていられませんね~。

昨日は電話の問い合わせに疲れてつい、うとうと眠り込んでしまいました。
電池交換1000円。
北図書館が長期休館に入りますので借りている本の返却に行きます。
電池交換のお客様は6時30分までにお越しください。












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時計師の京都時間。

2013-01-27 10:21:21 | 日記

エルメスの表と裏の写真。
ケースに6本のネジで固定、丸みを持たせて腕に接触する部分が少ない。
夏の暑い季節に時計がべたつく不快感を避けるようなモデルです。

ケース全体のデザインに気を使った事がよくわかる。カルチェ、エルメスなどデザイナー・ブランドの良いところでしょう。
ネジを締める際、対角線状に締めて上げて行きます。
均等に防水機能が発揮できるように気を使います。

時計を仕入れる時には裏側もしっかりチェックします、
人の肌に触れる箇所なので時計の重要な要素なのです。

「フランクミューラー」や「パネライ」など大きなケースが採用されています。
大きいケースなので腕が細い日本人は見ただけで敬遠する人が多い。

大きい割りに意外と着け心地が良いのです。ケース裏側とアームが一体になっているデザインの成果でしょう。
大きい時計も敬遠しないで腕にあててみる事をお勧めします。

今日は1月27日。京田辺の「一休寺」では「ぜんざいの日」です。
一休さんのお寺でぜんざいが生まれたことを記念してイベントが盛り上がっています。
甘いものに眼がない子供たちが朝早くから出かけていきました。
地下鉄「今出川」駅から乗り換えなしで「京田辺」まで行けるので便利だ。

このお寺の庭はお勧め!のんびりと京都の冬を楽しめます。
私は「しごと」なので置き去りだ。ちょっとうらやましい。

昔の失敗を思い出す。
あの出来事以来置き去りにされる事が多くなった!

長期出張後、成田から東京に無事にたどり着く。
本社へ帰国の挨拶を済ませ、後は家族が待っている盛岡へ向かうだけ。
絵本やチョコレートなどお土産をカバンの中に詰め込んでいました。

長期の出張でしたので二人の子供たちに会うのが楽しみ。
帰国前、子供たちに読む絵本の練習をしっかり準備していました。
娘たちを抱き上げる練習までやっていました。

東京駅で用意されていたチケットの待ち時間があった。仲間と念願の蕎麦屋に行く。
これが悲劇の始まりだ。

「日本についたら蕎麦屋に行こう!」申し合わせていましたので仕方なく付き合う。
仲間と東京駅で西と東に分かれるので名残惜しいのだ。
お酒とそば、焼き鳥など食べる。次第に酔いが回ってきた。

「マルセイユ」は危険!など地元で警告されるが私たち日本人にはパリもジュネーブも危険地域です、常時緊張の連続でした。やはり日本は気持ちが緩みます。

そんな安心感でうっかり寝込んでしまった。
店員のおばちゃんから起こされるまで寝てしまっていました。当然最終便は出てしまった後です、ぐっすりと寝込んでしまっていた。かけてもらっていた毛布が恨めしい。

翌日、帰宅した時には娘たちから泣かれた。
「どうせ、父ちゃんは残った家族のキモチなんか解らへんにゃ~!」
「とうちゃん!いまどこらへんかな~!」と一晩中心配していたそうで嫁さんからしっかりと怒られた!
まさか蕎麦屋で寝込んだ!などといえないのだ。

気を取り直して絵本を出す。
 「本のにおいが臭いよ~!」とまた泣かれた。
ヨーロッパの絵本のインクが独特のにおいがしていた頃です。

キーピングなどの作家の絵本は顔が怖いと泣かれる。
グリム童話は当然悲劇で終わるし、赤頭巾ちゃんは狼から食われてしまって生き返らない。
リアルな内容なのでしっかりと暗くなってしまった娘たち。
今でも覚えているそうだ。

それでも無事に帰国できただけでも幸せでした。
「アルジェリア人質事件」で犠牲になられた人のご家族の無念を思うと涙が止まりませんでした。
特に小学校などで海外で活躍する人たちのことを取り上げてほしい。
「私の父ちゃんはいません!」と娘が学校で書いた作文を読んだ。

頑張っている「日揮」の皆さんの想いをつなぐためにも日本の子供たちにしっかりと教育してほしい。

時計も人間も裏と表が一致するように頑張りたいものです。
「置き去りオヤジ」の独り言でした。


















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