11月29日大安の火曜日。季節は朔風払葉(北風が木の葉を払う)に入っています。
明日は工房の定休日なのでいつもの散歩を終えて工房に向かいます。今年最後の紅葉が楽しめそうです。
午前中には工房に戻っているのでご利用くだされ~。
今日は11月29日。出かける時に「いい肉」の日なので夕食はお肉やで~。と背中から聞こえた。京都で肉というと牛肉のことを言う。
牛肉は三嶋亭、森田屋、ヒロが我が家の人気トップ3。
三嶋亭のすき焼きは絶妙においしいらしい。森田屋の牛丼は絶妙、ヒロのステーキは肉の味がするレアーがいい。すべて伝聞なのだ。
私は牛肉アレルギーなので牛肉は食べられない。何となくベジタリアンなのだ。
私だけ別メニュー、豆腐のステーキ。すき焼きは焼豆腐専門、牛丼は親子丼に変わっている。
「焼肉の後にどうしてみんなはお腹が痛くならないのだろう?」と子供のころから不思議でした。
呪われたお腹なのだ!近年抗アレルギー薬が出回っているが効果がそれぞれ体調によって変わるのでいつしか肉は御法度。
四条綾小路の名店「焼肉林」の前を通るさいにあの香りだけ楽しませてもらっています。
「男おいどん」松本零士さんの作品中にお腹を壊す覚悟で好きなものをいっぱい食べるシーンがありました。あの気持ちがよくわかる~。といい肉の日に思う。
明日は工房がお休み!このタイミングで嫁さんのお肉をちょっともらってチャレンジしてみようかと思う。
写真はバーバリ。クオーツ。
現行品はスイス生産に移行したが一時中国で作られていたまぎらわしいブランド。
ふたを開けてみないと本物とコピー品の見分けがつかない。
預かると修理を始める前にベルトのピンを抜く。この際にスムーズに抜けるものが本物。引っかかって時間がかかるものが偽物。とにかく預かる際に不安が付きまとうモデルである。
依頼は文字盤のロゴ落下事故。1時間で2000円。
インデックスに2本の足がついていました。また文字盤には定位置に2つの穴が空いているのがうれしい。最近、ロゴ取れでは中国製のただ張り付けているだけのものが多い中で足つきの当たり前のことが最近珍しくなってきた。
最後に注意するのが裏蓋の取り付け位置です。少しでもずれるとお客さんに解かる。
エルメスがさかさまの裏蓋の取り付けを見つけますが位置には気を付けましょう。
今後2年間楽しく使ってもらえるために細心の注意をしています。
残念なのがT・HEUERなどのダイバーウオッチのスクリュー蓋。しっかりと回して閉めないと防水機能が落ちるのでどうしてもズレてしまいます。クレームもよくありました。購入時は上下ぴったりとロゴが上を向いているのですが一度でもふたを開けれしまうとずれます。ダイバーの裏蓋はずれるのでご理解くだされ~!
修理に満足してもらえるように気を付けていますがスピードもその一つ。
電池交換では5~10分の待ち時間で終わるよう作業机の周辺に近い順に工具を置く工夫がある。
私は左利きなので左にピンセットなどを置きます。
お客様の満足のために一番誤解があるのが修理のスピードでしょう。修理に時間がかかりすぎるのが不満。
私は特に遅いほうでした。工房に来るお客様はちょっと時間を長めにお越しくだされ~。
「わたしとして生まれたことが秋ふこうなるわたし」山頭火。
仕事は遅いし、トイレにはこもる。最低な新人だね!と昔言われた。