京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京のタイミング」

2019-07-06 09:24:46 | 時計修理

7月6日土曜日。
阪神タイガース岩田の替え時、焼き肉「林」のミノを飲み込むタイミング。
これがロレックスのタイミング調整より難しい。

岩田が大瀬良に投げ勝つなんてぇ~!奇跡が起きた昨夜の広島戦でした。
阪神タイガースが勝った翌日はジョーシン電気、地震、台風、雷に要注意の日。
それで今日の大雨なんだ!と納得した。これを成功恐怖理論という。
今日の先発青柳君は早めに交代させられるか?
昨日みたいに持つがはずがないのだと矢野がおそれてしまうでしょう。

写真はジャガールクルト製アトモス。とにかく美しい!ゆっくりしたフリコの動きが癒されます。
お客様が「使い方がわからないので差し上げます。」びっくりプレゼント。
これは喉から手が出るほど欲しいものですが頂けません。お断りしました。
理由として
①箱付き未使用品なのでネットオクションでは10万円以上の値が付くような高価なもの。
貧乏時計師工房には似合わない分不相応なのだ。

②ジャガールクルト製のアトモスは高圧特殊ガスにより気温差で動くもの。電池、ゼンマイは使っていません。
ただし気温30度以上の場合ガスの移動がないので止まる欠点がある。スイスアルプス仕様なのだ。

今では地球温暖化の影響で一般家庭で使えるのが北欧くらいか?今月のヨーロッパは高温異常気象らしい。
このモデルの止まった!というクレームが多かったでしょう。怖いね~。
ちなみに北海道の宿にはエアコンがない。沖縄の宿にもエアコンがなかった。アトモスは北海道だけで使いたい。
国内では病院、高級ホテルの一定した気温環境で使うしかない。
ちなみにセイコー社が気温差腕時計を発表したことがある。人の体温と外気温の差を利用したベーゼック効果を利用したモデルです。
ところがこれもすぐに止まるクレームで失敗。
私のような爬虫類系・冷たい性格と体温の差を利用するならともかく日本のような熱帯気候では体温より外気温のほうが高くなるのを考えていなかったのだ。
残念!

③時計がゆっくりした動きなので金属疲労が少なく半永久的に使える時計として有名です。動くオブジェ。
私の工房は後継者がいないのであと10年も頑張れば閉店する運命です。
その後産業廃棄物として業者さんが処分することになるでしょう。それではもったいないのだ。
リクガメとアトモスは所有者より長生きします。

明日7日はなんちゃって七夕。大雨予報なので牽牛と織姫のデートは今年も中止。
ただし気象庁予報はいつも厳しめ!ま~タイミング悪いこと!
大事を取って京の旧暦七夕に合わせてゆかたデートが無難でしょうね~。
明日は雨ふりでおじゃ~。家でひっくり返って寝てるでおじゃ~。


コメント
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