

10月31日火曜日。ハロウインで友引の日。
今日は京都でもお化けが出る日。旧暦西暦関係ないお祭りなので一条戻り橋界隈では百鬼夜行が繰り出すパレードが見ものか?
カボチャと一緒に古時計やら工具のヤットコが出発準備を待っています。
明日は十三夜の豆名月でもあるし工具たちも気合が入る。
今朝の通勤バス46系統の運転手さんは京都市交通局の中で一番テンションが低い人にあたった。
でみず~。イマデガワ~す。かすかな声で停車場の案内が聞こえる。
これでは朝から元気が出ない。ところが運転は確実でした。誰もいないバス停に止ることもなくすっとばかし黄色信号でもそのまま進んでくれる私たちに取って優良運転手さんでした。
それでも声が怖い!アリガトウ~、、、、の消えるような声はあの世から聞こえてくるほどでした。バスが千本閻魔堂に差し掛かるころがピーク。こんなハロウインの日に楽しい通勤バスもいるのだ。
降りる際に顔を見ると普通の人でした。怖いのは声だけの人。
工房にも特殊なお客様が時折やって来る。
何度断わってもコピーをもってやって来る大阪人。すぐにばれて叩き帰される。
また自転車でやって来て時計業界の情報を教えてくれる常連のお客さんがいた。
歩道にスタンドをガチャンと乱暴に立てる音でわかる人。来たね~と心で準備しているところなかなか入ってこない。
そんなことがたびたび起きました。後日彼の仲間のお客様との会話で亡くなっていると知らされた。ぞ~っとします。
またある日の夕方、逢魔が刻。突然表からお線香の香りが入ってきた。デジタル時計を見ると4時44分44秒を表示していた。
入口はいつも開けているのですが工房の周辺にはお香を立てる人はいない。
その直後、私の後ろに人が立っている気配がする。
昔時計修理中に若手の職人が後からそっと見学する雰囲気を感じることが頻繁にある。
時計業界はのぞき見OK!ただし教えてくれない。先輩の技を後ろから横からチラチラ見ながら学習するのが普通の光景です。親切に教えてあげると技術が育たないこともある。
ところがここの工房は私一人。これは怖い!
私の後ろに立ったお化け時計師の初心者だったのか?
ただし私は左利きなのでそれほど参考にならないはず。
それより最近はYouTubeがあるのでそちらをお勧めします。
またお彼岸の朝、工房に出てきた時に入口に掛けてある掛時計は夜中の二時に一斉に止まっていたこともある。私一人しか来ない工房で誰かのいたずらではない。昨夜鍵を閉めた際には普通に動いたいたのだ。
地震の情報もなく時計が一斉に止まってしまう確率は宝くじが当たるより低いはず。
今日はハロウイン!
ヨロズ丑三つ刻には気を付けましょう。
明日は水曜日なのでブログはお休みです。工房はお昼から17時まで営業しますよ~。