今日2月4日は、旧暦の12月24日で、立春すなわち春の始まりであっても、まだ正月ではない。
旧暦では10日が元旦で新しい年の始まりである。
そこで古今和歌集冒頭の「年の内に春は来にけり、ひととせをこぞとや言はむ今年とや言はむ」という歌の出番である。
今日から9日までの一週間ほど、平成12年8月は猛暑であったことを言う場合、去年の夏と言うのか、今年の夏と言うのかというような理屈っぽい歌である。単純に言えばまだ年は明けてないのだから今年なのだが、厄介なことに立春から新年と考える「立春正月」というような考え方もあったりするし、立春=元旦なら問題ないが現実はこうなるのは20年に一回ぐらいの稀なことだそうである。毎年のように食い違う立春と元旦なのにそこは無視して、占いの世界などでは立春を境にして考える。すなわち先月と昨日までの赤ちゃんは巳年生まれではなくて辰年生まれなのである。
なぜこんなことを言い出したのかというと、以前にも触れたことがあるのだが、現在の年賀状に関するからである。
もし旧暦の考えを廃するなら、今年の元旦に巳年とか初春などの文字は使えず「謹賀新年 辰年」と書くべきなのである。
話が面倒になったので端折って、今年元旦に「2013年の美女」として 巳年がらみの美女を紹介したが、今日から巳年なのかどうかはっきりしないところもあるけれど、改めて巳年に絡んだ美女を紹介する。
蛇に絡む女性として著名なのはイヴとクレオパトラだが、片方は蛇に誘惑される話だし一方は毒蛇で自殺するわけだし元旦の絵にはふさわしくないと避けたのである。
上段イヴ、下段クレオパトラ。
Albrecht Durer Raffaello Sanzio Falero Luis Ricardo
Guido Reni Bertin Louvre Peter Paul Rubens
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