豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

喜多川式麿 「今容女歌仙」 2

2019年10月01日 | 今日の美女

 ここに描かれたような遊女達は大籬といわれるような店のスター級、幹部クラスだろうから、「遊ぶ」となると大変で「初会」「裏を返し」「馴染み」となるには現在の費用とすれば千万円位は懸ったらしい。今日からは税金だけで壱百萬円ですぞ。コンビニ弁当で8%か10%かで迷うような人物たちとは異次元世界の話。こんなわけで庶民とすればせめて錦絵位で豪華さに想いを馳せ「草枕しばし慰む」というわけである。

 絵で豪華な気分を味わうと事はともかく、版画としての技術力の素晴らしさにも注目して下さい。

 小さな画像では不十分なのだが一人ひとりの衣裳の模様だけでも大変なもので、和服に関心のある人ならそれだけでも見飽きないのでなかろうか。

  

       

 

 

      

 

 

      

 

 

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