豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

Saint Caterina of Siena

2012年10月16日 | 今日の美女
 既述のアレキサンドリアのカテリーナから千年ほど後の14世紀のイタリア・シエナにも聖カテリーナという別の聖女が存在するので要注意である。
 前のカテリーナより数は少なくなるがやはり何人かの著名画家の作品が見られる。こちらは百合の花を手にしたものが多い。
 それと、3・5・6枚目を注意して観てもらうと手の甲の真中に黒っぽい点が見られる。初め、古い絵についた染みの汚れかと思ったら、20点のうち7点に見られし両手についているもの(6枚目)も3点ということで、これは明らかに「聖痕」と呼ばれるキリスト磔刑の釘の痕として、聖女たる証しとなるものだろう。聖痕を描いてないものもあるのだが、これはアレキサンドリアと区別する大きな特色となるものである。

 Carlo Dolci                   Francisco Zurbaran                    Bernardino Luini
    

 Domenico Beccafumi
    

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