今回の旅行で最も楽しみにしていたアンコール遺跡へ。
ホテルから車で僅か20分ほど。
まず、午前中は世界遺産“アンコール・ワット”へ。
午後から観光客が多いとのことにより、午前中に鑑賞。
チケットは3日間共通券で40$。
参道の左半分は未修復で、右半分は修復済み。
このように、アンコールワットは総てが修復されているわけではなく、まだ修復の最中であった。密林に埋もれていたアンコール・ワットは内戦や盗掘、風化で激しく破壊されており、現在、世界各国がカンボジア政府に協力し、修理事業を行っている。そして、修復の多くに“日本”が関与している。誇らしいよね。
長い眠りから覚めたアンコール遺跡には、現在世界中から絶えず人々がやってくる。往時の威厳を再び放ち始めた遺跡に一目で感動した。
アンコール・ワットは西方を向いて建っているため、必ず逆光になる。
だから写真では上手く撮影出来ないが、実際に肉眼で観るとその美しさが倍増。
まずは第一回廊を鑑賞。
内装全周を埋め尽くす全長760メートルのレリーフ。
そこには“マハーバーラタ”等の物語が描かれている。
全てを撮影したいほど、何処も見所。なんでこんなに美しいの、と思いながらゆっくり回廊を歩く。天井、柱、床、総てに目がいってしまう。
ここは本来観光地ではなく、寺院なので信仰の地。
お坊さんもいっぱい、信者もいっぱい。
帽子を被ったり、露出の多い服装での観光は禁止。
第二回廊も美しき壁画が続く。
そして、第二回廊から外を見ると、アンコール・ワットがジャングルの中に建てられていることを実感させられる。見渡す限りの森で、この景色は神秘的であった。
中央祠堂へは急な階段を登る。
ここは人数制限されるらしく、やはり観光客の少ない午前中がオススメらしい。
神秘的な気分のまま、寺院を出る。