人生とは美しく刺激的なリッチ。

へんてこでも自分らしい生活。
美に感動、優に感謝、心に感性。

東寺 観智院。

2009-03-08 14:12:41 | 関西。中部旅行。
京の冬の旅東寺 観智院』。
別格本山の格式を持つ東寺の塔頭寺院。本堂には、唐から持ち帰られた本尊・五大虚空蔵菩薩(ごだいこくうぞうぼさつ)像(重文)を祀る。客殿(国宝)は慶長10年(1605)再建の武家風書院造で、剣豪・宮本武蔵筆と伝える鋭い筆致の水墨画「鷲の図」「竹林図」が残る。客殿前には、弘法大師が唐からの帰国の際、竜神の守護により難を逃れて帰還したという故事に因み、大陸や遣唐船を石組みで表現した「五大の庭」が広がる。また日本画家・浜田泰介(はまだたいすけ)筆の襖絵「四季の図」や、書院風茶室「楓泉観(ふうせんかん)」もあわせてご覧頂く。

客殿の建物自体が国宝に指定されているスポット。その理由は、短い廊下も鶯張りが用いられており、軒下、天井、壁など随所に要人を御守りする仕掛けが見られる。部屋ごとに観光案内人の方がおられて説明してくれる。そのどの部屋でも面白い興味を持てるお話が聴ける!枯山水においては…新しいのでストーリーが分かり易く…ボクには…うーん…だったかな笑。

東寺 五重塔 。

2009-03-08 12:55:35 | 関西。中部旅行。
京の冬の旅『東寺 五重塔』。
平安京造営の際、国家鎮護のために創建され、のちに弘法大師空海に下賜された東寺は、真言宗総本山であり密教美術の宝庫。金堂(国宝)、講堂(重文)とともに境内にそびえる五重塔(国宝)は、高さ約55メートルで木造塔としては国内最高の高さを誇る。現在の塔は正保元年(1644)徳川家光が古来の工法で再建、約360年前の姿を今もとどめている。特別公開の初層内部は、大日如来に見立てた心柱を守るように四仏や菩薩像を安置し、壁に描かれた真言八祖像や、柱や天井の極彩色の文様が鮮やかに残る。

東寺って、金堂も講堂もそうだけど、すべてのスケールがとってもデカイよね。立体曼陀羅なんてさ、何度観ても“うわぁ~、やっぱ凄げーなぁ。”って思う笑。今回は、かの有名な五重の塔の初層内部を鑑賞に行った。ってか、去年も観たような気がする?!のは気のせいなのかなぁ・・・苦笑。まぁーともあれ、素晴らしかった!“まぁーなんということでしょう~あの狭い空間がこんなに素晴らしい空間へと大変身。”ってナレーションを入れたくなったさ笑。マジで凄い。壁画と仏像が織りなす神仏の空気。じわ~と幸せがこみ上げてくるスポットだった。

東福寺 勝林寺。

2009-03-08 10:22:48 | 関西。中部旅行。
京の冬の旅初公開『東福寺勝林寺』を参拝。
「東福寺の毘沙門天」と呼ばれる塔頭寺院で、天文19年(1550)に創建された。虎の絵が描かれた毘沙門堂に安置されている毘沙門天立像は、平安時代の作で、東福寺仏殿の天井内にひそかに安置されていたものである。宝塔、三叉戟(さんさほこ)を持った等身大に近い姿で、長く閉ざされていた扉を開け、今冬特別にご開帳される。脇侍の吉祥天像、善膩師童子(ぜんにしどうじ)像は江戸期の作で、衣の彩色も鮮やかに残っている。また日本画家・田村月樵(たむらげっしょう)作「毘沙門天曼荼羅(まんだら)」の繊細な版木、「七難七福図」などの寺宝もあわせて特別展観する。

ということで、勝林寺は約500年前の建物だが、そこに安置されている毘沙門天像は1000年前のモノ!つまり時間軸の差が存在、そこにね、奇跡と感動の秘話がある。心ある人が持ち出し、隠し、持ち出し、隠し、その繰り返しにより今日、現在のカタチでボク達は毘沙門天像を拝見することが出来ている、なんという歴史の奇跡だ。“福寺仏殿の天井内にひそかに安置されていたものである”ということだが、この仏殿は焼失している。つまり、偶然の発見がなければ気付かれることなくこの毘沙門天様も炭となっていたことであろう。そんな“奇跡”を感じさせる像!毘沙門天像の前の床は像から下り坂に傾いていて座って像を観ると天の方向に目がいくことや、御心境、魔除け、等々それらが一体となって“神仏”を感じさせる特別な空間を醸し出している。ムカデの壷も見物!!83年ぶりの御開帳だそうです。ホントに感動する、行って損は無し!この機会にぜひ参拝してみるべきスポットだと思う。

東福寺 退耕庵。

2009-03-08 10:11:19 | 関西。中部旅行。
京の冬の旅「東福寺 退耕庵」。
「小町の寺」として知られる東福寺の塔頭寺院。慶長4年(1599)に当庵11世安国寺恵瓊(あんこくじえけい)により再建された客殿には、関ヶ原の戦いを前に、西軍の石田三成らと恵瓊が謀議を行ったと伝わる四畳半の茶室「作夢軒(さくむけん)」がある。用心のための忍び天井や護衛の武士が控えたとされる「伏侍の間」を備えている。北に池泉観賞式庭園が、南に室町期作庭の「真隠庭(しんにんてい)」と呼ばれる杉苔に覆われた庭園が広がり、樹齢300年の霧島つつじが植えられている。小野小町との縁も深く「小町百才の像」や玉章(たまずさ)地蔵尊が安置されている。

南庭“真隠庭”。一面のグリーンカーペットの中に目をひく樹齢300年の霧島ツツジ、なんとも落ち着いた雰囲気。時間の停止を思わせる空間だった。