大月東中学校 美登里の日々

われら励みて人たらむ
われら学びて知るを得む
知るは即ち愛深き
行いをもて証とす
東中学 いや栄えあれ

第3学期始業式が行われました。

2014年01月13日 12時54分47秒 | 学校生活

 10日(金),第3学期始業式が行われた。新たな学期,新たな年を迎えての各学年代表による抱負や決意が述べられたので掲載する。

 

3学期の抱負

1年  小宮颯斗

 僕たち1年生は,あいさつ運動をしています。2学期の最初はあいさつが少なかったり声が小さい人がいて,あまりあいさつができていませんでした。しかし,2学期最後には,少しずつあいさつができてきたのでよかったです。
 あいさつをもっとよくするために3学期は活動の内容を改善して,もっとあいさつができるように3学期はしていきたいです。
 そして僕たちはあいさつBOXという活動もしています。その活動でさらにあいさつが増えるようにしたいです。
 3学期はまとめの時期なので生活も勉強もしっかりまとめをして,来年,入ってくる1年生の見本になれるようにしたいです。
 3学期はあいさつと1年のまとめをできるようにがんばりたいです。

 

冬休みの反省と3学期の目標

2年  星野佑芽

 私の冬休みの反省は,生活面では,寝る時間が遅くなってしまったことです。勉強面では,課題や修学旅行の寺院・寺社調べもでき,三者懇談で先生の話にあった休み明けテストの勉強を今までよりも丁寧に取り組めました。特に苦手な数学を中心に復習したり,漢字検定に向けて勉強できてよかったです。
 3学期の目標は,テスト勉強を計画的に進めてテスト勉強時間を有効に使い,それぞれの教科の点数が少しずつ上がるようにすることです。特に総合の時間では,修学旅行の事前学習をしっかりしていきたいです。部活動では,1対1の力をつけて日々の練習でシュートの決定力が少しでも上がるようにして一中と統合したときに,いいチームになれる準備をしたいです。
 また,委員長として3学期のクラスの課題である,「落ち着いた生活を送る」「時間を守る」などの反省が守れるようにクラスの見本になる態度を日々心がけていきたいです。3学期の終わりには3年生に贈る会があるので,クラスをまとめて,3年生に安心して東中を卒業してもらえるようにしたいです。2年生のまとめの学期,そして3年生に繋がるようないい学期になるようにしていきたいです。

 

3学期や今後に向けて

3年  正木藤弥

 3学期は1学期や2学期と違い,とても時間が短いです。しかし,私たち3年生には3学期に受験という大きな壁が待っています。そこで私は冬休み前に目標をたてました。1年生からやってきた勉強は1週間では身に付きません。毎日何の教科を何時間やるかなどをしっかり決めて冬休みを過ごしました。その結果,塾の模擬テストなどで第一志望の高校に合格できる点数を連続してとることができました。それはとても嬉しいことでした。これまで私は学力テストで満足の出来る点数をそんなにとっていなかったからです。なので,これからも計画的に学習を続けていきたいです。高校生活は部活と勉強の両立が大変ですが,今の気持ちを忘れずにうまく両立していきたいです。まずは数か月後の受験に向けて頑張りたいです。
 また私は高校に行っても運動部に入部するつもりです。この冬,体のトレーニングにも心配りをしました。毎日のように駅伝練習に参加して,足腰,精神的にもとても鍛えられたと思います。1月19日にある大月駅伝では優勝目指して頑張りたいです。筋力や体力も勉強と同じで継続しなければすぐ落ちてしまいます。体力面では筋トレや走り込みなどを中心に体力を継続して維持したいです。そして残り少ない中学校生活を充実したものにしたいです。

 

※おまけ
 10日は朝から出張で,残念ながら始業式に参加できなかった。
 そのかわり,出張先で昨年卒業したTくんに偶然あった。
 受付時間までまだ時間があったので,車から出て会場付近を歩いていたらいきなり後ろから声をかけられた。
 「先生,おはよう」
 反応して振り向いたが,生徒の姿はどこにもない。考えてみればあたりまえ。ここは石和で,近くに石和中があるものの,石和中生徒にとっては,自分は赤の他人。ただのオジサンだ。
 聞き間違いかと思い,体の向きを元に戻そうとしたとき,再び声がかかる。
 「先生,こんなところで何をしているの」
 白いヘルメット,黒の作業服に灰色のニッカポッカ,腰には職人道具を吊した建設作業員が笑いながら話しかけてくる。
 なんだこいつは,と思いながらよくよく見るとTくんではないか。
 最後に見たのは昨秋の中頃で,ダブダブに太っていたが,見違えるほどに締まっている。
 体が締まっているばかりでなく,顔も陽に焼けて引き締まっている。
 聞くと,石和中の増改築工事現場で働いているとのこと。
 へりくつを言っては困らせていたやんちゃな姿はどこにもなく,はきはきと歯切れ良く応対する様に,そこはかとなく自信が感じられる。
 教え子ががんばっている姿を見るのは気持ちのいいものだ。そのうれしさと励ましの言葉を伝え,Tくんは現場へ,私は会場へと別れた。
 受付を終え,会場に入るとその窓越しに石和中の工事現場がちょうど見える。Tくんの姿を探す。
 いた。
 重い鉄筋を担いで運び,親方の指示に従って置いている。その姿を見て,先ほど彼から感じた自信の理由がわかった。
 それは,働くことを通して自分が人から必要にされ,役に立っているという実感を得ているということ。
 そして,それがただの感じだけでなく,やったことが構造物という目に見える形となり,さらにその評価としてお金を得ていること。
 学校では感じられなかったそれらを,一足早く社会に出たTくんは仕事を通して手に入れることができたからなのだろう。
 2020年に東京オリンピックの開催が決まり,今後はインフラ整備のために建設作業員の需要が増してくる。それに伴い,賃金の上昇も望めるだろう。
 国家的プロジェクトに関わり社会のために働いているという自己有用感が強まり,労働の対価としての給料も増える。正のスパイラルをうまく利用し,さらに自信を深めていって立派な大人になって欲しい。
 彼のリスタートを喜び,祝福するとともに,お金を受け取る以上はプロであるという自覚と誇り,そして責任を持って働き続けることを期待したい。

 さて,生徒諸君。
 新たな学期,新たな年を迎えての抱負や決意。学習面,生活面で掲げられた課題や目標が,一つでも多く解決,実現されることを期待する。
 ただちょっと,残念なのは,みんなのために何かをするという視点が欠けていたこと。そんな大げさなことではなく,掃除や係分担など,自分に割り当てられた仕事をしっかりすること,それがみんなのためになる。
 君たちは,「自分の為すべきことを為す」を中心に生活していこう。
 Tくんと同じプロである私は,「自分の為すべきことを成す」を心がけていこうと思う。

 

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