大月東中学校 美登里の日々

われら励みて人たらむ
われら学びて知るを得む
知るは即ち愛深き
行いをもて証とす
東中学 いや栄えあれ

初めての美登里祭・・・一年生の作文より。

2012年09月27日 16時56分03秒 | 学校生活
 美登里祭が終わってから早いもので2週間あまり。君たちの感動のドラマをお伝えすると書いてからだいぶ経ってしまった。少々,香が抜けてしまった感があるが,1年の学年便りに掲載された作文を転載する。

1年1組 河野 快晴
 ぼくが初めての美登里祭を終えて思ったことは、小学校の運動会のような感じだと想像していましたが、予想をはるかに上回る大変さだったことです。
 まず、部門別に分かれて仕事をするのはとても大変でした。小学校の運動会よりもはるかに仕事が多かったからです。小学校のときは、人にまかせておけば、すぐに終わったけれど、中学校の部門では、人にまかせておいても、自分でやらなければ何も進まないことを痛感しました。自分のことは自分でやらなければいけないと改めて感じました。体育部門の1年生責任者になっていましたが、仕事はあまりできず、部門の女子がほとんどやってくれていました。来年はこのようなことがないようにしたいです。
 体育部門の総練習のときは、失敗してしまった人もいたけれど、本番では失敗も少なくしっかりとできました。失敗してもみんなで助け合いながらできました。みんなの協力が出せたと思います。
 文化祭では、クラス合唱の指揮をしました。先生から指揮をしろと言われてやってみましたが、これがまた大変で、体全体を使って指揮をしたり、腕を上げてやったり、声を大きくするときは、指揮を大きく、小さくするときは、指揮を小さくしたりと、思っていたより難しかったです。本番では、あまり声が出ていませんでしたが、クラスが一つにまとまってみんな楽しく歌っていたように感じました。結果は、2組に負けてしまいましたが、楽しくできたのでよかったです。
 学年発表でのオリンピックは、ハンドスプリングを派手に失敗してしまい、悔いが残っています。少し残念です。来年は、今年出来なかったことを活かして楽しく、協力してやりたいです。

1年2組 小泉友香
 自分にとって初めての美登里祭。思っていたよりも時間があっという間に過ぎていってしまいました。
 私は体育部門だったので学年テントに居た時間がなくて残念でした。だけど、体育部門で決められた仕事が出来たので良かったです。
 体育部門としてクラスのみんなに指示を出した学年種目「馬バケポン!」は結果的には1組に負けてしまったけれど、みんなが一生懸命に出来ていたので良かったと思いました。その後の長縄、綱引き、変則リレーも負けてしまいました。特に私が一番力を入れていた変則リレーが負けてしまってくやしかったけれど、みんなでバトンをつなぎ、協力して走れたので良かったです。
 最後の種目「ムカデ競争」。これだけでもいいから勝ちたいと思い、体育部門の人たちを中心に1年2組のみんなで円陣を組みました。気合いが入ったおかげか、スタートの一走から転ばないで二走、三走、四走と気持ちをつなぐことができ、勝つことができました。ムカデで勝ったときはとてもうれしかったです。ムカデ以外は負けてしまったけど、勝とうと2組なりに頑張れたと思うので良かったです。
 文化の日は、オリンピックのパフォーマンスでしっかりバトンを渡せたので良かったし、美登里祭が終わった後、2組の絆が深まったような気がしました。

1年1組 下澤 恵
 私が初めての美登里祭で感動したのは、1年1組の長縄跳びです。今までで最高記録の23回をとぶことができました。
 練習のときは、みんながばらばらで十数回しかとべませんでした。男子は真ん中のところで必ずひっかかり、全く記録が伸びませんでした。なわとびはすてて、他の種目を頑張るなど、前日はあきらめていました。
 しかし、当日練習の時とはみちがえるほど記録が伸びました。2組は練習で記録が良かったので勝てるかどうか、少し不安もありました。でも、このような記録を出せたので、悔いはありませんでした。爽快な気持ちでした。他の種目もおそらく1組にとって記憶に残るものになったと思います。体育の日、1組はみごと2組に勝つことができました。来年も精一杯頑張って、楽しい美登里祭にしたいです。
 文化の日はクラス合唱や部の発表、学年の発表など忙しかったです。でも、それぞれをきっちり頑張りました。来年はさらにグレードアップできるように練習をついでいきたいと思います。
 何ごとも努力して、何回も練習して、そしてみんなで協力していくことが大切だと思います。来年は2年生で後輩もいるので、先輩らしさもだし、3年生を支えていけるようになりたいです。


 勝負事だから勝ち負けがあるのがあたりまえ。そして,勝負事だから勝つことに価値があるのもまた事実。
 しかし,たった一人の勝者に対し,敗者は無数。たくさんいる敗者には何も得るものが無いのかというとそうではない。
 勝ち負けは結果の一つに過ぎず,勝ち負けに至るまで,そしてその後にも無数の結果と「勝つこと」以外の多くの価値が存在する。
 学校の教育活動で,互いに競い合うことを通してねらう結果と価値は大きく分けると次の2つ。
 一つは,勝とうと努力することにより持っている力を伸ばすこと,新しい力を発見すること。
 もう一つは,同じ目的に取り組むことによって生徒同士の結びつきが強まり,「群れ」から「集団」へと質を上げることだ。
 自分づくり,仲間づくり。一生懸命頑張った分だけ力がつき,仲間が多くなる。
 一年生諸君。中学校生活はまだ半年を過ぎたばかりだ。
 これからも,いろいろな活動に積極的に関わり,挑戦し,仲間とともに取り組む中で,心豊かな学校生活を営み,東中の伝統を引継ぎ,発展させていこう。
 くれぐれも自分で自分の可能性を狭めたり,仲間の足をひっぱるような行為をして独りぼっちにならないようにね!
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