大月東中学校 美登里の日々

われら励みて人たらむ
われら学びて知るを得む
知るは即ち愛深き
行いをもて証とす
東中学 いや栄えあれ

日曜参観とPTA奉仕作業,ありがとうございました。

2011年07月02日 19時50分34秒 | 学校生活
 26日(日),日曜参観とPTA施設厚生部による奉仕作業が行われた。

 日曜参観には校庭からあふれんばかりの車が駐車した。歩いてくる人も加えれば保護者の8割以上の参加が得られたのではと思う。しかし,各クラス別の受付名簿の○を確認するとそれほどでもない。数えてみると,ちょうど130。実家庭数のおよそ半分でしかない。
 普通日に行われる学校開放に伴う授業参観や,各学期1回ずつの学年部会に伴う授業参観に比べれば確かに出席率は良い。でも,わずか半分に過ぎない。日曜勤務の保護者が多いのか,本校の教育活動に全幅の信頼をおいているのか,はたまた本校に何も期待していないのか。
 この数字を見て,頭を悩ましてしまう。聞くところによると,生徒の中には「授業参観に来ないで」という輩もいるということを小耳に挟んだことがある。思春期の中学生。いろいろなことに悩みを持つ。その一つが,見られることの恥ずかしさと見てもらいたいという欲求のせめぎあい。未熟で不安定な中学生の心情に配慮して「見に行かない」のが親心?
 いえいえ,東日本大震災は私たちに何を教えてくれたのか考えてみて下さい。学校での子どもの様子を見に行きたくてもその子どもを亡くしてしまった親がいるではないですか。また,逆に親の方を亡くしてしまって見に来てもらえない子どももいる。
 今日と同じ明日は必ずしも来ない。見に行きたくても行けなくなることだってあるんです。親として,子どもの生活のすべてを監督するのは権利であり義務でもあります。生徒に何と言われようと,学校での生活の様子や,本校の教育活動が適正・適切に行われているか確認するためにも是非とも参観にいらして下さい。それに,案外と言葉と心は裏腹ということもありますしね。
 来られる際には,たくさんの方々とお誘い合わせ下さい。「私の親来てるよ~」ではなく,「どうして私の親は来ないの」と,生徒たちがつぶやけるようになれることを期待しています。

 奉仕作業には,施設厚生部と本部役員,あわせて40名近くの保護者の皆様が参加して下さいました。中には,ご夫婦で参加したり,役員である母親にかわり父親が参加する御家庭もありました。
 花壇や校庭の草むしり,フラワーポットの花の植え替え,中庭の池の掃除,そして今年から始めた学校農園の整備に分かれ,1時間半ほどの作業に汗を流しました。
 おかげさまで,これまで手の届かなかったところも整備され,気持ちよく教育活動が遅れるようになりました。教育環境を整えてもらった分,教育内容もこれまで以上に充実していこうと決意を新たにしました。
 本当にありがとうございました。