はばかりさま

日常生活など諸々の自己満足日記、
マイブームは「スウィンギンロンドン60'&昭和40年代」です。

図書館本 吉屋信子「源氏物語 上中下」

2014-12-26 | 小説

吉屋信子「源氏物語」 国書刊行会

紫式部の「源氏物語」と、清少納言の「枕草子」、
多分、両方が好きという(女の)人は少ないと思います。
「枕草子」が好きって上げている人って、
実生活が(それなりに)幸せ(な夫婦や恋人関係)ではない人が多い気が…。
例:佐野洋子・氷室冴子・大田治子など…。
こう、読んでいて、苦手なひとばかり(苦笑)

吉屋信子はレズだけれど、秘書の門馬千代(恋人、のち養女)と死ぬまで
(所謂、男女と変わらない、妻と夫の)夫婦生活を続けたわけで、
作家として成功もし、恋人もいる、公私共に幸せだったんですよね。
与謝野晶子、夫の鉄幹は女にだらしなくて、晶子自身不倫略奪婚なわけですが、
その後は次から次へと子供が生まれ創作活動も活発で貧乏ではあるものの
晶子は幸せな生活を送ったみたいですね。

で、「源氏物語」はよくある話ですが、大和和紀「あさきゆめみし」で読破したと
錯覚していた私…今回、あらら?(´⊙ω⊙`) 
お話の順番が、そんでもって朧月夜との出会いの場面が…色々と違う。
吉屋信子の流麗な文章でつづられていき、読みやすいのですが
平安世界へ導入するための現代(といっても昭和20年~22年ごろ)が
三姉妹の姉の夫が帰国、よかったよかった…両親も帰国よかったよかった
あれ?三女の恋人(候補)のジョー葉村は帰国したまま?
尻切れトンボな終わり方でもやもやしてます。オチがないのはあかん。



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