はばかりさま

日常生活など諸々の自己満足日記、
マイブームは「スウィンギンロンドン60'&昭和40年代」です。

シャンナ・スウェンドソン「㈱魔法製作所 シリーズ全5冊」

2012-04-27 | 小説



シャンナ・スウェンドソン 今泉敦子 訳 東京創元推理文庫

ハーレクイン特有の男話きかない傲慢野郎、女は学歴ないけどキャリア欲しくてぎゃあぎゃあいう
そんですぐにやっちゃって子どもで結婚という2時間ドラマアホ話とは一味違う、
というかアメリカ人はこういうなかなか男女の間が進展しないやきもき、でもって
シャイな男女って苦手なんじゃないのかなーなんて思う、大変に日本人向き、ごのみのお話でした。
いわゆる、少女漫画展開?レディース要素抜きの。
でも今風の要素というんでしょうか、そういうのもあって、先日読んだセレブのお話よりも
断然面白かったです!
文庫なのに1冊1000円強という新書並み、いやそれ以上にお高い本ですがその価値はありました。
この作者の小説、もっと読みたいなぁ…。


図書館本 片桐はいり「もぎりよ 今夜も有難う」

2012-04-20 | 

顔面衝撃女優と(勝手に名付けています)いえば、まず真っ先に浮かぶのは
「この子の七つのお祝いに」の岸田今日子、心霊ものとは違う恐ろしさ、
今でいうヤンデレ?精神的にクル怖さ、深夜のテレビ番組で放送されたのを観て以来、
軽くトラウマです。
次に、「女囚さそり 第41雑居房」の白石加代子、これはもう私男じゃないんですが、
なんかお腹というか下半身を(痛くて)押さえたくなります。とりあえず不細工=悪みたいな
これもまた深夜観ました…。あと数え唄もね、印象深いですねええ。
無表情で男女問わず殺していく梶芽衣子もこわかったけど、
衝撃度は、そうなかったのです。
で、最後は…化け猫入江たか子…ヤヌスのおばあちゃま初井言栄…浮かびますが、
ご存命で現役で60歳未満となると、ずばり片桐はいり、でしょう。
「ウチくる?」でも穏やかに話してらっしゃるんですが、画面からにじみ出る怖さがあって
映画などで狂気系を演じてらっしゃらないと思うんですが、
いつか何かちびりそうなほど怖い役をやるに違いない…と思ってしまう人です。

で、「かもめ食堂」に出演して以来何冊か出されているので一度読んでみたいと思っていたら
図書館にあったのでレンタルしました。

おかっぱ…岡本かの子系統、いやワカメちゃんヘアスタイルで刈り上げ風だと思うんで
おかっぱってのとは違うと思うんですけどねー。
内容は映画館と映画に関してでした。悪くはないけど単行本で出すよりも文庫でだすべき
ちともったいないなーと思いました。キネマ旬報社高いな。


図書館本 「わたしにふさわしい場所 ニューヨークセレブ事情 上下」

2012-04-15 | 小説

キャリー・カラショフ&ジル・カーグマン 中尾眞樹:訳
扶桑社セレクト 2007年

フロリダ出身の元フライトアテンダント(スチュワーデス)のメラニーが葬儀ビジネスで
成功し億万長者になった夫アーサーと結婚し、ニューヨークへ。
セレブリティになろうと、認められようと奮闘する…と粗筋にあったので借りたわけですが…
ヒロインのメラニーと夫アーサーの話ていうよりも登場人物それぞれを描いてく
群衆劇?っていうんでしょうか、そういうのだったのですが、出てくる人間誰一人、
共感できませんでした。 
一生懸命頑張るけど空回りっていうメラニーが35歳っていう設定もイタイです…。
これが25歳くらいなら何となく納得いったけど…どうもねぇ。
メラニーもちっとも魅力的に思えないし執事もどうやねんって感じだし、
元々の文章がだめなのか訳が分かりにくいのか何とも言い難いですが
「25ans」で人気連載…本当人気あったんですかね?つまらない話でした。


「The ARTIST ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK」

2012-04-13 | 音楽



「アーティスト オリジナル・サウンドトラック」 定価2520円 ソニー
2012年4月11日発売

乗せられて購入しました(苦笑)映画本編とはちょっと曲順が違うような気がするんですけど、
どうなのかしら??
アルバム単体としてもそこそこ聴けるから、エンドレスでかけてます。
それにしても、つくづく、ジャン・デュジャルダンは写真うつりというかスクリーン映りがいいですよね。
俗にケツ顎といわれる割れた顎が、こんなにかっこよくセクシーに見えるなんて!!!
白黒画像のなせる技というか、うーん…かっこいい。


戸川昌子&藤城清治「人魚姫ファンタジア」

2012-04-09 | 



戸川昌子&藤城清治「人魚姫ファンタジア」八月一日出版 1976年

現在絶版品切れ状態のレア大人の絵本ですが…内容はさすが、
「猟人日記」の戸川昌子先生だけあって、悲恋ではなく、ダークです…。
そして、藤城青治の影絵の素晴らしいこと!カラーなのは表紙カバーだけで
カバーを取っちゃったら黒いハードカバーがあるだけで味気ないんですが、
このカラー表紙を見て、さらに単色のみの頁を1頁めくっていくうちに
物語の中にすっかり引き込まれて…アンニュイいやダーク、ブラックな世界へ。
子供に見せちゃいけないですね…うん。