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プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角
1986年 アメリカ パラマウント映画(日本公開86年11月)
キャスト
アンディ:モリー・リングウォルト
ブレーン:アンドリュー・マッカーシー
ダッキー:ジョン・クライヤー
ステッフ:ジェームズ・スペイダー
98年にドリュー・バリモアが85年の時代設定の「ウェディング・シンガー」をつくりましたが、
あれはやっぱり微妙に80年代(昭和60年)じゃありませんでした。
衣装とかメイクとかが、どこかしらが違う!
でも、この「プリティ・イン・ピンク」は85~6年当時に製作されているのでその、
微妙な違いは当然ながらありません。だって、リアル80年代ですもの。
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トップスはフリルとレース、襟元にはチャームがついてあり、 ピンクのベストには刺繍やら何やらで花柄。スカートは白でマーメード? 愛車はピンク、黒の帽子に花柄のリボン、ピンクのカーディガン、ショルダーバッグも花柄。 とにかく、徹底してあるアンディの衣装です。
これまた青いカーディガンで中は白いレースのブラウス、ボトムは花柄のズボン! ヤッピー男はジャケットとズボンというトラッドスタイル。貧乏なダッキーでもジャケットですが、着方が違う!ボーイ・ジョージとかを彷彿とさせます。
アンディの部屋の中もピンクと花柄と布がいっぱいですごく乙女ルーム。部屋着もピンクのブラウスという徹底ぶり。 デートだわvと意気込んで着て来たツーピースの青小花?ノお洋服。大人っぽい。
スタジャンの裏にはコリアンマークという悪趣味ぶり (きっと日本や中国と同じ意味合いでとらえてきてるんでしょうが、 コリアンマークは…駄目ですねぇ) こっそりデートする時のお洋服、やっぱりロングスカートものが多い。緑の柄のワンピースです。
プロムに誘っておきながら放ってらかしのブレーンに最後通牒を突きつける為、 学校で待ち伏せ。その際のお洋服、ピンクのベストに、青にピンクの大花の模様のスカート。 ふられたけれど、プロムに行くわ!と父親から貰ったドレスと バイト先の店長から貰ったドレスの2着をリメイク。 黒のノースリーブTシャツにレースのカーディガン?がかわいい。 持ってるピンクの水玉の布地のチープなテロテロ感も80年ですね。
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80年代の古着、重ね着のアンディと、これまた対照的なのがヤッピー男のステッフやブレーンの
ジャケットとジーンズじゃないズボン。90年代に近くなると、こういった服が見られなくなってしまうんですよね。
でも流行ってまわってきますね。2011年にピッタリなサロペット花柄とか、帽子とか丸襟のブラウスに
レースやフリルのお洋服…アレンジがしてあるから全く一緒ではないでしょうが、今みたい…。
確か映画公開されてから1~2年後にコバルトから出ていた原作の文庫本を買って読んだ記憶があります。
で、最後ダッキーとくっついたような気がしたんですが、違ったっけ??
身の丈に合った相手、と、っていう終わり方をしていたのは「恋しくて」の方?映画ではくっついたけど、
原作はもっとシビアだよ~とかって後書きにあったんです。
公開当時の小学生な私だったら、ブレーンvとなってくっついてよかった(*´∇`*)と思ったでしょうが、
齢○歳にもなりますと、ダッキーの方が楽だし、大学進学した先で付き合っても階級差はずっと付きまとうし、
育ってきた環境や習慣の違いって、乗り越えられない。乗り越えたとしてもそれは想像を絶する苦労と疲労をもたらす。
ブレーンの両親や親類だってアンディーとの付き合いは反対や妨害するだろうし、結婚はまず難しい。
駆け落ち同然でしても、お坊ちゃん育ちの彼じゃあ、貧乏な暮らしはもたない。
ベッド・ミトラーの「ステラ」じゃないけど、最初は、新鮮さで楽しいけれど、いざ生活するとなると……。
アンディは奨学金をもらえる優等生なのでステラほど常識や教養が無いわけではないですが、
どうだろうなぁ…。
だから、ステッフの「寝たらポイしちゃえ」というのはある意味、正論です。その先って無理だもの。
ダッキーの頭は良くないけれど、アンディの事を思って一生懸命守ろうとしてくれる姿が切ないです。
映画を見ながら、絶対にブレーンは選ばないなぁ…ステッフかダッキーの方がいいなぁと思いました。
最後、乗り込む所。凛々しいダッキー。
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