はばかりさま

日常生活など諸々の自己満足日記、
マイブームは「スウィンギンロンドン60'&昭和40年代」です。

マダム・マサコ「巴里案内」

2008-05-30 | 


マダム・マサコ著「巴里案内」講談社 
昭和32年11月初版 定価280円 
A5サイズでやや大きめ 巴里の風景写真と地図が14頁
裏と表表紙見返しにサヴィニャック、
表紙カバーは巴里の台所で使う代表的な柄のテーブル掛け

主に巴里での生活(ブルジョワとプロレアリア)について書かれてあり、
いつものファッション一辺倒ではありません。
といっても勿論、靴の履きこなしソワレのワンシーズンもたせ方…などなど。


マダム・マサコ「アクセサリイ手帖」

2008-05-24 | 


マダム・マサコ「アクセサリィ手帖」
文芸春秋新社ポケット文春537 定価240円 古書店価格1900円
1964年5月初版←昭和39年5月

先だっての「きこなし読本」から2ヵ月後の出版。
そのため内容は多少重複している箇所があるのと、
残念な事に写真(または挿絵)が一枚も無い!のです。
てぬぐい、ぼうし、はんかち…様々な衣服以外のもの(小物)
について記述しているのに!それがすごく残念です。




マダム・マサコ「きこなし讀本」

2008-05-17 | 


マダム・マサコ著「きこなし讀本」
文芸春秋社ポケット文春535 定価220円(ネット古書店1900円)
1964年3月初版←昭和39年3月

昭和31年「おしゃれ案内」から8年後の48歳のマダム・マサコ(1916年大阪堀江生まれ)の著作。
口調は8年前と変わらずくだけたかわいらしいまま、実用性とシックについての
芯はぶれていません。
スカートからズボンへと女性の日常着が活動的な服へと変わっていくのが
文面から見て取れて面白いです。
ただカッパブックスと違って写真が少なく巻末の奥付印が無いのが寂しいな。







木村弓子著「美しい装い」

2008-05-08 | 


木村弓子「美しい装い 現代教養文庫342」
昭和37年8月初版第2刷 定価260円(その当時) 古書店価格1800円

B・Gの方を対象に…とカバー見返しにあるように
高校卒業後の十代のビジネスガール(でBGですよね?)へのファッション指南書。

面白いなあというかへえと驚いたのが「下着」の項目で今現在では
「パンツ(パンティー)」と一般的に認識されているものが「ブリーフ」、
「ショートパンツ(?)」とされているのが「パンティー」として記載されてあったり…。
他にも『一年間の衣計画』として年間下着をブラジャーは何枚、パンツは何枚、
ブラウスは何枚とか具体的な絵とともに購入すべき枚数まで書いてくれます。
丁寧な語りかける口調でなかなか押しが強く、マダム・マサコさんとどこか
同じ空気がします。まぁ、此方の方は服飾記者のひとなので視点がちょっと違いますが…。