1.この悪夢が消えるまで
2.雨のなかの待ち人
3.不死の花の香り
4.死にゆく者の微笑
5.魔女が目覚める夕べ
6.復讐は聖母の前で
ハーレクィーンロマンスのノーラ・ロバーツが別名義で執筆する近未来小説(2050年代)
なんと今現在も最新刊31巻が発売されているという…長期連載?刊行している人気小説です。
アマゾンでしきりに≪お勧め≫してくるので図書館で借りてみました。
…さすがに文庫とはいえ1冊800円前後する続き物を買うなんてできないもの…。
ハーレクイーン小説のヒロインにありがちなかーなーり、思い込みのきつい
人の話を(ほぼ)聞かない頭の固い主人公イブ、でも精神面体力面でも男に負けない
タフな性格でかわいげがないといえばない(笑)、メリケン人の好む自立した女、です。
過去と決別するために今の自分を作り、警察官として日々、正義の為に頑張ってる姿とか
愛に脅える姿とか、読んでいくうちに共感を覚えつつ、たまに「頭堅過ぎるんじゃああああ!」と
突っ込みながら、超お金持ちで正体不明で胡散臭くて男前でモテモテのロークとの
出会い恋愛求婚戸惑い結婚過去と向き合う信頼…そんな感じになっていくのかしら、なんて
6巻を読んだ段階での感想です。
……続き早く借りて来なきゃ!!
乾石智子「夜の写本師」 東京創元社 20110428
衝撃のデビュー作!らしいのですが、うーん…何だろう。気負いというか雰囲気は分かるけど
全然、響かないというか、主人公にまったく共感できなかったのです。
地の文章が固いし、登場人物も分かるんだけど、持って回った言い回しが多用されていて
読みにくいことこの上なくて…どうなの?っていう感じでした。
結局、全てを生み出せる母なる女ゆーのが、もとで、男は敵わない、愛が勝つ?
復讐もののわりにしょぼいし、でもフェミな人とか、早熟優等生な中学生あたりには受けるでしょうね。
エタニティブックスルージュ 発行 アルファポリス 2012年7月2刷 帯有 定価1260円
小説家になろうとムーンライトノベルズの両方で連載していた山内詠…何かパクリうんぬんで
なろうからはフェイドアウトして個人サイトを運営されているようですね。
連載時から、好いなと思っていたので、あこぎなアルファポリスの商業化本を購入しましたが
何だろうかこの表紙イラスト…文中にはお堅い「女教師」めいたみたいな記述があったのに
これじゃあただのポニーテール女子大生と短大講師のいちゃこらにしか見えねえよッ…。
美醜はさておき今流行りの○密か、安めぐみとかそういった感じのイラストで描いてくれないと
中身と全然合いません。
…けど、太ももはってたらガーターだとそのレースの所があたって股ずれしませんかね?
そこまでの太ましい人じゃないのでしょうが、ネットの時からちょっとそこにひっかかってました。
レジーナブックス 出版社 アルファポリス 201301初版帯有 定価1260円
「小説家になろう」で連載していた小説の紙媒体化で続編ありきで途中までしか
掲載しない毎度あこぎな商売をするアルファポリスですが、
これに関しては全編収録されてあるので、憤懣やるかたない気持ちにはならず
すっきりと読めました。
まぁ、難をいえばこの表紙カバーのイラストですが…。
よくある異世界トリップですが、元の地球=日本で追われていて逃亡中、
でも犯罪がらみでも無く出自がマスコミに取りざたされて、というもの。
ちょっとあっさり過ぎるきらいもありますが、1冊で完結されている、
そこにこの本の最大の魅力と価値がありますね。