大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

オシドリ2羽 大阪城で羽を休める♪ 2020.10.12

2020年10月12日 | Weblog
 いつものコースを回る。大外を回ってカモなど水鳥のカウントから始まるのが基本のコース。

 今一番カモの多い西外堀に着く。水面に群れているのはヒドリガモ、数えると61羽。昨日だったかこの中にヨシガモが入っていたとのこと。再度双眼鏡で観察するもヒドリばかり。

 別の場所に離れているのだろうと、端から順に探すとひつじさる櫓の下辺りに2羽のカモ。これだろうと双眼鏡を目に当てると、オシドリ!
 
 1羽は派手な美しい繁殖羽。横の1羽は地味な姿。おー。♂♀のカップルだと思った。何人かに連絡する。

 今日の観察が終わって、いつものベンチでビールを飲みながらカメラのモニターを拡大して確認すると、違う! ♀と思った1羽の嘴が赤い! ♂の幼鳥~1S?と思われる。

 しまった!(汗) 先の情報は間違いでしたと連絡するのも。・・・まあブロブで謝ればいいか。相変わらずいい加減な酔っぱらい。

 ♂♀のペアの方が、おさまりはいいのになーと、恨めしげに思いながら飲むビール。 

 今日も全体的に秋の渡りは盛ん。各所でそこそこ見られる。悪くない秋。

● シジュウカラ 13羽
● カワラヒワ 5羽 みどりのリズム、多分アキニレ、の実に群れる
● コサメビタキ 7羽 みどりのリズム、市民の森、沖縄復帰の森、飛騨の森ほか
● エゾビタキ 6羽 市民の森、豊国神社裏、豊国神社東ほか
● オオルリ 12羽 ♂成鳥2・♂若8・♀2 市民の森、音楽堂西側上、一番やぐら、飛騨の森、愛の森ほか各所に多し
● キビタキ 10羽 ♂2・♀型8 豊国神社裏、市民の森、音楽堂西側上、修道館裏、沖縄復帰の森、梅林南側上桜広場ほか
● メジロ 13羽 市民の森ほか
● カワウ 7羽 南外堀、第二寝屋川
● コゲラ 1羽 梅林南側上
● ヤマガラ 4 愛の森、沖縄復帰の森
● モズ 1羽 球場で高鳴き
● マミチャジナイ 2羽 市民の森
● ノゴマ ♂1羽 飛騨の森、たくさんのカメラマンが取り囲んで撮影。昨日の喉の赤が薄い個体は見られないと。

● コガモ 6羽 人工川
● カルガモ 5羽 人工川、内堀
● ヒドリガモ 61羽 西外堀
● オオバン 1羽 西外堀
● ハクセキレイ 2羽 大手前
● コサギ 2羽 第二寝屋川
● オシドリ 2羽 上記のとおり
● ダイサギ 1羽 第二寝屋川。
 ベンチでビールを飲んでいると電話が鳴る。ひでキングだ。
「ベンチで飲んでるんか?」
「ん! 飲んでるけど・・・」
「向いにおるねん」
 川の向いの道を見ると、車から手を振る男。ひでキングだ。
「下流側でダイサギがとまっているのを見た」
「多分さっき水上バス乗り場にとまった奴やろ」
 その時はリュックなどを置いたまま、あわてて乗り場に向かうが、飛び立って後ろ姿のみやった。などと話しする。
 
 ダイサギは大阪城公園では珍鳥の部類。今秋は比較的よく見られている。この機会に確実に撮影記録しておこうと思っているが。後ろ姿ばかりで意外と難しい。

★今日の観察種。
 シジュウカラ、カワラヒワ、コサメビタキ、エゾビタキ、オオルリ、キビタキ、メジロ、カワウ、コガモ、カルガモ、ヒドリガモ、オオバン、ハクセキレイ、コゲラ、ヤマガラ、モズ、コサギ、オシドリ、ダイサギ、マミチャジナイ、ノゴマ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■ダイサギ(1995.1.21 城南地区人工川)
 南外堀に注ぎ込む水管の横に枝が出ていてササゴイがよくとまっている。流れ込む水にかき回されて魚が見えるのだろう。最近はゴイサギ、アオサギ、コサギなどがよくとまっている。
 この日ものぞいてみると白いサギがとまっていた。今日はコサギがいると思った。と同時になにか違うと感じた。あらためて見ると嘴が黄色い。
 一瞬混乱してコサギの嘴は黒だったか黄色だったか分からなくなった。何となくコサギだと決めて歩き始めたところへ自転車のO氏がやってきて、嘴の黄色いサギがコサギと一緒にいた。チュウサギだと思うと話した。
 環境や時期的にチュウサギの可能性は低いだろう。カラシラサギの可能性もある。急いで戻って確認するとダイサギだ。ここでは初記録のはずだ。
 普通の種も意識して観察しなければとんでもない失敗をしてしまう。その後は人工川でよく採餌していたので待ちかまえて撮影。
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ノゴマ も ジョウビタキ も 到着 2020.10.11

2020年10月11日 | Weblog
 ついうっかり忘れて出かけた大阪城公園は最悪 「トライアスロン開催日」

 柵やロープで規制。面倒だが仕方ない。大阪市民として協力できるところはそうしたい。
 突き当たった道から向いに渡れない。規制していたスタッフに聞くと、この柵に沿って行くと渡れる場所があると。
 それに従ってどんどん進む。ほとんど元の場所に戻る。そこにいたスタッフに聞くと、反対を指示される。
 おいおい!!向こうで聞いてここに来たら、また元に戻れと言うのか!いい加減にしてくれ!そこを多少強引に渡った。

 もちろんまだ始まっていないのでランナーもいない。スタッフもそれ以上強制せず渡ることができた。

 いつものように 「鳥たちとの 出合いを楽しみながら 歩く緑の中」 とはちょっと違う。早めに終了してビールにしようとの気持ちが強くなってくる。
 梅林でノビタキ探しも含めて休憩。そこにやってきた鳥友たちから情報をいただく。

 マダムもやってきた。先日、彼女に推薦した図鑑をアマゾンで購入したとのこと。

 私としては、あまり専門的でなく初心者の方に、識別に分かりやすいものを推薦した。合わせてもう少し詳細な違う図鑑も勧めた。
 そんな会話の中で、私は50冊ほど図鑑を持っていると言うと、近くにいた人も驚かれ引かれた。

 決して極端に言ったのでない。帰宅してざっと数えると110冊は超えている。以前図鑑が好きだとこのブログに紹介したこともある。
 毎朝、図鑑を持ってトイレに入ることも書いた。ある意味野鳥図鑑マニア。

 以前紹介した 「日本のカモ識別図鑑」 氏原巨雄・氏原道昭。著者は画家。実に詳細に見る事ができる眼で書かれている。画家の眼は鋭い。
 マダムも画家。その眼で識別したくなったのではないか。多分普通のカメラマンとは違う眼を持っている。

● ノゴマ 2羽 到着した! 「春のコマドリ秋ノゴマ」 そろそろくる頃だった。飛騨の森に♂と喉の色のやや薄い個体の2羽到着。今日の大阪城公園で一番の人気場所は飛騨の森。
● ジョウビタキ ♂1羽 千貫やぐらで山男Tさん観察。ちなみに直近3年の初認日は
1 2019年 10月14日
2 2018年 10月15日
3 2017年 10月15日
 今秋の初認観察もこの範囲内か。
● メボソムシクイ 5羽 太陽の広場東の森、水上バス乗り場、元ヘリポート、梅林南側上桜広場、梅林。
● キビタキ ♂3・♀型5の計8羽、連日のキビタキ乱舞からやや落ち着いてきたか?
● コサメビタキ 8羽 水上バス乗り場、市民の森、豊国神社東、梅林南側上桜広場、梅林、教育塔裏など
● マミチャジナイ 5羽 沖縄復帰の森、元ヘリポート。今秋は本種もよく見られている。
● オオルリ ♂2・♂若3・♀3 キビタキよりゆっくり過ごしている感じ
● ヤマガラ 4羽 音楽堂西側上、豊国神社裏
● ノゴマ 2羽 飛騨の森 喉の色濃いものと薄いもの。一応♂と若♂か。
● クロツグミ 3羽 飛騨の森、元ヘリポート
● エゾビタキ 5羽 梅林南側上桜広場、梅林、空堀ほか
● ヤブサメ 2羽 梅林南側上桜広場、愛の森
● ヤマシギ 1羽 飛騨の森
● モズ 2羽 教育塔裏、ミライザ裏
● カワセミ 2羽 人工川、南外堀
● ハクセキレイ 5羽 南外堀、大手前、第二寝屋川
● カワウ 2羽 第二寝屋川
● シロハラ 2羽 市民の森
● コガモ 7羽 人工川
● カルガモ 6羽 人工川
● マガモ 2羽 内堀
● ヨシガモ 2羽 西外堀
● オオバン 1羽 西外堀
 
●今日の観察種
 メボソムシクイ、キビタキ、コサメビタキ、マミチャジナイ、オオルリ、ヤマガラ、ノゴマ、クロツグミ、エゾビタキ、ヤブサメ、シジュウカラ、メジロ、ヤマシギ、モズ、カワセミ、ハクセキレイ、コガモ、カルガモ、マガモ、ヨシガモ、オオバン、カワウ、ジョウビタキ、シロハラ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。 
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大阪城公園、野鳥の渡り 静かに確実に。2020.10.7

2020年10月07日 | Weblog
 玄関を出て空を見上げる。台風が近づいている予報だが、今は気持ちのいい秋の空だ。
 小さなうろこ模様の雲が続いている。いわし雲。

 以前に紹介したかも知れない。酒飲みは同じ事を繰り返す悪癖がある。あえて弁護すると当人は初披露だと思っている。

 いわし雲は、いわしの鱗のような小さな模様が続く秋の雲だと。ずっと思っていた。ところがそうではない。
 この雲が出るとイワシが豊漁になる。漁師たちの間で 「いわし雲」 と呼ばれるようになったのが語源。うろこの模様でなく豊漁のしるしだった。

 大阪城公園を回っている内に雲は少しずつくずれて綿雲になった。綿みたいだからと思っているが。

● キビタキ 18羽 ♂6♀型12 各所で見られるが、早い内は水上バス乗り場や太陽の広場東の森で多かった。その他ではやや少なく偏って見られた。時間帯によるかも知れない。いずれにしても少ない訳ではない。
● メボソムシクイかオオムシクイ 3羽 水上バス乗り場、太陽の広場東の森、豊国神社裏。
● オオルリ 5羽 ♂4♀1 飛騨の森、太陽の広場東の森、音楽堂西側上、梅林南側上桜広場ほか
● エゾビタキ 3羽 みどりのリズム、市民の森、梅林。今秋多い。
● シジュウカラ 10羽 各所
● エナガ 7羽 沖縄復帰の森 群れて南の方へ枝移り
● ヤマガラ 4羽 沖縄復帰の森、市民の森、梅林南側上桜広場
● ヨシガモ 7羽 南外堀。すべて♀型。いまだに♂エクリプス、♀成鳥、幼鳥が断言できない。かつて南大阪の方や、千里の池や、豊中の池など本種の飛来する場所へ何度も勉強に行って努力もしたがだめだった。きっと失顔症が影響していると思う。
● カワウ 3羽
● カルガモ 6羽 人工川5、西外堀1
● ヒドリガモ 12羽 西外堀
● コサメビタキ 4羽 太陽の広場東の森、修道館裏、沖縄復帰の森、梅林南側上桜広場
● クロツグミ 6羽 ♂4♀2 天守閣東側配水池、梅林南側上桜広場、飛騨の森ほか。
● マミチャジナイ 2羽 梅林南側上桜広場、飛騨の森。昔はちょっとした珍鳥扱いだったが、今や普通に見られる。
● ヤブサメ 1羽 飛騨の森
● カワセミ 1羽 西外堀
● アオサギ 2羽 第二寝屋川
● コサギ 1羽 第二寝屋川

■■本日の観察種。
 キビタキ。メボソムシクイかオオムシクイ、オオルリ、エゾビタキ、シジュウカラ、エナガ、ヤマガラ、ヨシガモ、カワウ、カルガモ、ヒドリガモ、コサメビタキ、クロツグミ、マミチャジナイ、ヤブサメ、カワセミ、アオサギ、コサギ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■ヨシガモ(2007年10月~)内堀
 シマアジが確認された時、初めに頭に浮かんだのは「アメリカヒドリでもヨシガモでもない」ということだった。
 次に観察される大阪城公園初認のカモは、このいずれかだろうと予想していたからだ。
 ところがしばらくして、シマアジを観察に来ていた人からヨシガモ♀がいると聞かされ驚いた。
 地元の池で毎年ヨシガモを見ているので、ほぼ間違いないだろうと話す。
 対岸の石垣に上がって休んでいるので双眼鏡ではよく分からない。頭を上げた時に黒い嘴や黒っぽい顔は見えるが識別にはやや苦しい。
 ヨシガモ♀型はこれまで詳細に見た事がない。というより♂に目がいって♀型は特別に意識して見ていなかった。
 常によく見ていればイメージが頭に残って、各部の具体的な観察がなくてもいわゆる「ピンとくる」ものができる。残念だがヨシガモに対してこれがない。
 結局、山里丸の方にまわって観察したり、泳ぎだすまで待ったりして、数日をかけた結果、本種だと確認した。彼の直感は正しかった。
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秋の渡り やや減少。 2020.10.5

2020年10月05日 | Weblog
 早朝は暗い空も、時間とともに明るくなってくる。曇りから晴れへ、風は心地よい。
 今秋初の鳥たちが次々と到着。少しづつ夏から冬へ。鳥が伝えてくれる。

 先のヨタカ。当日は18:04に飛び立ったと、日没時間と飛び立ち時間をみると、
 2020.10.2 飛び立ち時刻18:04 日の入時刻17:41
 2014.9.7 飛び立ち時刻18:36 日の入時刻18:17
 飛び立ち時刻はともに大将の観察。ほとんどの人が撮影すれば終わり、飛び立つまで見続けるのは大変。

 今日の鳥は、正直言うとやや少なかった。これまでが良過ぎたからとも言える。例えば水上バス乗り場ー太陽の広場東の森ーみどりのリズムー市民の森まで観察して。これまではキビタキ10羽以上は普通だった。しかし今朝は。

 その後、他を回って情報もいただいてやや増えたが、これまでほどではない。
 秋の渡りのピークは10月、これから多い日もあると思っている。渡りには波がある。人の都合は関係なしに。

 ♀型ではあるが白斑のある、いわゆる 「白斑キビタキ」 昨日と今日も観察されている。記憶では今秋既に1羽の観察があったので、3羽になると思われる。
 雨覆いに白斑があり腰が黄色。観察数は近年減少。大阪城公園で騒いでいるが、他所で話題にならないのも不思議。

● キビタキ ♀型6羽 1羽は白斑型、梅林南側。
● コサメビタキ 4羽 水上バス乗り場、市民の森、梅林ほか
● ヤマガラ 4羽 音楽堂西側上、一番やぐら、梅林南側上桜広場
● カワウ 3羽 南外堀
● コガモ 3羽 人工川。水が張られると早速やってくる。どんな情報網を持っているんだろう。
● カルガモ 7羽 西外堀、人工川
● ヒドリガモ 22羽 西外堀
● オオバン 1羽 昨日今秋初認された。いよいよこの冬もやってきた! 先日山男Tさんに大川だったか1羽を見たと聞いていたので、近いうちに来るだろうと思っていた。近年の秋の初認日は
 2017年10月8日
 2018年10月30日
 2019年10月17日
● シジュウカラ 8羽
● サンショウクイ 1羽 市民の森
● クロツグミ ♂1羽 市民の森
● マミチャジナイ 1羽 元ヘリポート
● オオルリ 4羽 梅林南側上桜広場、飛騨の森
● エゾビタキ 5羽 梅林南側上桜広場、元ヘリポート、市民の森、梅林、飛騨の森
● サメビタキ 1羽 飛騨の森
● キンクロハジロ 1羽 北外堀
● チョウゲンボウ 1羽 カラス2羽のモビングを受けながら上空飛翔
● メボソムシクイまたはオオムシクイ 3羽 市民の森、梅林
● アオサギ 1羽 北外堀
● コサギ 1羽 第二寝屋川を下流へ
● メジロ 5羽
● ハシボソガラス 2羽 第二寝屋川 

●●今日の観察種
 コサメビタキ、キビタキ、ヤマガラ、カワウ、コガモ、カルガモ、ヒドリガモ、オオバン、シジュウカラ、サンショウクイ、クロツグミ、マミチャジナイ、オオルリ、エゾビタキ、サメビタキ、キンクロハジロ、チョウゲンボウ、メボソムシクイ、アオサギ、コサギ、メジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■オオバン(2003.11.21 西外堀千貫やぐら付近)
 二度目のオオバンは朝の観察をスタートした直後に西外堀に現れた。
 前回は悪条件のうえ、しばらく滞在していたため余裕を持ち過ぎて失敗した。今回の撮影条件は前回より良いと思われる。カメラを持ってきてじっくり撮影するが、伸びた草などに隠れてすっきりとは見えない。その上距離もある。あれやこれやしていると警戒してか中央の方に動きだした。
 コガモの群れに近づくが、やはり落ち着かない様子で再び石垣に沿って動く。
 写真としては不完全だが、記録としては十分。まして前回よりはシャープにとらえた。2回目としては満足しておこう。
 オオバン1羽でこれだけ心わくわく楽しめるのは、自分のフィールドを大切にしているからだ。大阪城公園というフィールドをテーマにしたことをいまさらのように感謝する。
 突然やってくるだろう三度目の出会いは、いつ、どこであるのだろうか。そしてどのような驚きや興奮を与えてくれるのだろうか。
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大型ツグミ増加! 2020.10.3

2020年10月03日 | Weblog
 鳥たちも日本の秋を楽しんでいるだろうか。今日も各所に鳥たちが多い。陽ざしの中を歩くと汗もかくが、木陰で休むと風が心地よい。風は間違いなく秋だ。

 一般のニュースの中で報道されていたので、興味のない方もご存知だろう。ホンダが2021年を最後にF1から撤退する。
 ・・・悲しいとしか言いようがない。撤退の理由にカーボンニュートラルを挙げているが、私はコロナの影響が大きいと思っている。

 F1は余りにもお金がかかり過ぎる。わずか2台の車を走らせるために、日本とイギリスに研究所や工場を設置し、数百人が関わり、毎年数百億円の経費が掛かる。たった2台を走らせるためにだ。

 言いたいことは山ほどあるが、このままではF1は衰退する。メルセデスもルノーも撤退が見えてくる。きっとフォミュラーEの時代になる。

 かつて日本では、ヤマハ、トヨタ、いすず、スバルなどもエンジン開発し関わった。海外でもポルシェ、フォード、BMW、ルノーなどなど多くの自動車メーカが。

 私の提案は、シンプルに戻ろうだ。3000ccのNAエンジン。多くの企業が負担少なく参加しやすいように。
 いつも競馬を思う。かつて農耕や運搬などなどに使われてきたが、すべてエンジンにとって代わった。でも馬は、競馬として純粋に早く走る事のみに残っている。

 F1は環境など考える必要はない。一般の車はそうあるべきだが、F1は単純明快に、ただ早く走るマシンでいい。シンプルがいい。それを人類が限界をコントロールする。そんな競技としてしか生き残れない。

 夢はスズカで、ホンダミュージックと呼ばれたNAの超高回転マシンが、音を奏でながら130Rを超速度で駆け抜けるのを五感で感じること。

● ノビタキ 1羽 梅林で観察撮影された。低い所にいて柵のロープにとまったりする。最初に見付けたU君もうれしそう。彼のブログ 「U君の観察ノート(大阪城公園の野鳥観察)」に写真がある。
● キビタキ 23羽 ♂5♀型18 相変わらず各所に多い。♀型の場合、たくさん居たと数も教えてもらえない。相変わらず各所に多い。
● エゾビタキ 14羽 水上バス乗り場、みどりのリズム、梅林南側上桜広場、豊国神社裏、飛騨の森、その他。各所に多い。
● マミチャジナイ 4羽 市民の森、飛騨の森、元ヘリポート。本種もよく見られている。
● ヤブサメ 1羽 音楽堂西側上。
● コサメビタキ 3羽 沖縄復帰の森、梅林南側上桜広場
● サンショウクイ 2羽 市民の森、飛騨の森
● クロツグミ 3羽 元ヘリポート、梅林
● オオルリ ♂♂若♀7羽 飛騨の森、梅林南側上桜広場、豊国神社裏ほか
● サメビタキ 1羽 豊国神社裏
● アオサギ 5羽 北外堀、第二寝屋川
● コムクドリ 1羽 ♀本丸日本庭園
● モズ 2羽 天守閣東側配水池、西の丸庭園
● イソヒヨドリ 2羽 ♀大手前
● メボソムシクイまたはオオムシクイ 3羽 もみじ園、梅林
● ツバメ 1羽 城南地区
● カワセミ 1羽 南外堀
● ヤマガラ 10羽 沖縄復帰の森、西外堀、飛騨の森、ピースおおさか、教育塔裏ほか
● ヒドリガモ 25羽 西外堀
● マガモ 2羽 南外堀
● カルガモ 5羽 人工川、西外堀

●●本日の観察種。
 サンショウクイ、クロツグミ、オオルリ、アオサギ、サメビタキ、キビタキ、エゾビタキ、メジロ、マミチャジナイ、ヤブサメ、コサメビタキ、コムクドリ、モズ、イソヒヨドリ、メボソムシクイまたはオオムシクイ、ツバメ、カワセミ、ヤマガラ、ノビタキ、ヒドリガモ、マガモ、コガモ、カルガモ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■ノビタキ(2004.10.17 ヘリポート)
 十年ほど前の事、西の丸庭園で双眼鏡に捕らえたと同時に飛び立った鳥があった。一瞬赤褐色が見えたように思った。しかし場所や飛び方などから該当する鳥が思い浮かばず見間違いだとやり過ごした。
 後ほど鳥友の電話でその場所にノビタキが出たと聞いた。自分の目を信じておけばと後悔で眠れぬ夜を過ごした。
 ノビタキは大阪城公園では珍しい種で、大阪城公園の野鳥全種撮影を目指している者として、喉から手が出るほど撮りたい写真だったからだ。
 その数年後、2番やぐら跡の石段に座って鳥を待っていたことがあった。午前中数時間も待ったが収穫も無くあきらめて帰宅した。
 ところが、午後から私の座っていたその場所にノビタキが出た。数人のカメラマンが嬉々として撮影していたそうだ。後日写真を見せられた時は悔しさが隠せないほどの衝撃を受けた。
 それから数年後、部屋でくつろいでいると空堀にノビタキが出たと電話をもらった。それとばかりにミニバイクにカメラ器材一式乗せて駆けつけた。この機会を逃せば一生無理かもしれない。今回こそはと興奮状態だった。
 現場に着くが、なぜか視界がはっきりしない。顔に手をやると眼鏡を忘れている。バイクには眼鏡をして乗っていたはずだが、どうしたのか1分前の事が思い出せない。
 そのうえ気付くと双眼鏡までも忘れている。パニック状態だ。竿を持たずに釣りに出かけたようなものだった。
 そして今日の出来事だ。修道館裏を歩いていると、H氏が空堀にノビタキがいると知らせに来てくれた。急いで駆けつけると頭の黒い部分が残っている個体が飛び出た草の上に。
 喜び勇んでカメラを持ってきて堀をのぞくと影も無い。辺りを探しても見当たらない。又かと落胆するが、半分はあきれてしまう。これほどノビタキに縁が無いとは。
 諦めて車に戻り、カメラをトランクに入れて再びいつものコースを歩き始める。
 たしか前日にヘリポートでも見たと聞いていたが、などと思いながら進んで行くと。いた!ノビタキがいた!。再びあわててカメラを取りに戻る。今回もまたダメなのではと不安で胸が一杯。
 そしてついにやった。成功だ。いてくれたのだ。しかも2羽も。テレコンを使わずに撮影できたのは始めてだ。
 このノビタキ撮影に何年かかったのだろう。3度目じゃなくて、5度目の正直。素直にうれしいと心から感じる。今日は一日上機嫌。この年になっても素直にうれしいのだ。 
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ヨタカ! 2020.10.2

2020年10月02日 | Weblog
 秋空の快晴。今日の鳥もまずまず。悪くない。
 竹内結子さんや三浦春馬さんなど。ニュースを見てショックを受けた。今はただ安らかにお休みされるよう祈るだけ。

 朝酒を飲んで、大阪城公園をうろうろしているだけの酒飲みじじい。私も若い頃があった。毎日毎日仕事に圧迫され、もう限界と何度思ったか。何とかぎりぎり退職の年齢までたどり着いた。

 若い年齢で死を選ばれるのは辛い。平凡な言葉だが、こんな私でも朝酒を飲める人生までたどり届いた。
 人の評価なんて全く意味ない。クソ食らえ。私は酔っ払ってここまで生きてきた。好きなことして生きればいい。

● ヨタカが出た。梅林南側。ヨタカの事だ、あわてる必要はないと、いつものコースを回って梅林南側上桜広場へ。ところがさっき飛んだとの事。
 仕方ない諦めたが、梅林側からは見えると聞く。久しぶりに大将に会い、木々の隙間にちょっと見えるヨタカを教えてもらう。ただ観察も写真も微妙。
 ヨタカは昨日から見られていると聞く。写真も見せてもらう。大阪城公園でヨタカが2日間も同じ辺りで観察されるのは多くない。
● キビタキ ♂4♀型14 園内各所。
● オオルリ ♂2♂若2♀2 水上バス乗り場、市民の森、豊国神社裏、飛騨の森ほか
● エゾビタキ 4羽 市民の森、飛騨の森、豊国神社裏
● ヤブサメ 1羽 音楽堂西側上小道
● クロツグミ ♂1羽 音楽堂西側上小道
● コサメビタキ 3羽 空堀、豊国神社東、市民の森

● コゲラ 1羽 みどりのリズム
● オオタカ 1羽 梅林成鳥
● ヤマガラ 7羽 修道館裏、梅林南側上ほか
● モズ 1羽 もみじ園

● コサギ 3羽 第二寝屋川
● ヒドリガモ 9羽 西外堀
● ハシビロガモ 1羽 西外堀
  
■■ヨタカ(1993.5.4 飛騨の森)
 ノゴマの♂を撮影しようとねばっているが今日はこれで3日目だ。内心はだめだろうと思うが、ここまでやった以上は止められない心境だ。
 愛の森に座り込んでひたすら待つだけ。次々とバーダーがやってきて話しかける。私の返事を聞くと残念そうな顔をして、そして「頑張ってください」と声をかけて去っていく。
 突然「元山さーん、出てますよ!」と叫ぶ声に気付いて顔を向けると、一生懸命に走って来る女性がいた。HK子さんだ。一瞬ノゴマかと思ったが、ヨタカが出ているとのこと。
 あわててカメラを担いで向かうが、その100メートルの遠いこと数分間の長いこと。ひたすら心の中で祈りながら走った。
 たどり着くと数人が指さして、あの枝とか正面左の枝とか教えてくれるのだが分からない。気は焦る上に走ってきたので心臓は激しく打つ。
 Hさんがこのスコープに入っていますからと勧めてくれる。のぞくと枝に沿うようにとまるヨタカが見える。場所の見当をつけレンズを向けようとしたとたんに飛び立つ。見たのは1~2秒だ。
 そこにいた数人の人たちは十分に観察したのだろう、飛び去った先を探そうともせずヨタカの話に興じている。それとなく顔を見ると誰もが満足したような余裕の笑顔だ。
 周りの慰めの言葉に「一瞬でも見られたから良かった」と返事しながら心は正反対に苦しんでいる。
 談笑する人たちから少しずつ離れるようにして、飛び去った方向に向かう。後ろ姿に悔しさが出ているのが自分でも分かる。鳥見人になったことを後悔するとすればこの時だ。
 しばらくその付近を探すが見当たらない。娘や知人たちもやってきたので状況を話して、手分けして探し始めると「いた!」と娘の声。
 その後は、約数十メートル飛びながら移動するが、その都度飛び移った先を見逃さず十分に観察することができた。
 わざわざ走って知らせにきてくれたH夫人や、撮影に際して見やすい場所を譲ってくれた人たちなど感謝の気持ちとうれしさに満足した一日となった。

 バーダー誌 1994年11月号の特集記事「公園で鳥を見る」の原稿依頼があり6頁の記事を執筆、この写真も使った。鳥は小さいが木々の中にヨタカらしくとまる写真は上出来だった。
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