大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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今日は40種!ムギマキも4羽! 2020.10.21

2020年10月21日 | Weblog
 やはり秋の渡りは素晴らしい。夏鳥は当然だが、漂鳥や旅鳥、冬鳥たちも次々と大阪城公園を通過していく。

 昨日は半日で32種と書いたが今日は40種。園内どこにいても退屈しない。次々と鳥が目に入る。
 その中で今日、一番人気のあったのがムギマキ。ご承知のとおり、秋の麦蒔きの時期に見られることからその名が付いた。

● ムギマキ 愛の森~飛騨の森♂成鳥1羽と♂若1羽、豊国神社裏♂若1羽、元ヘリポート~梅林南側上桜広場♂若1羽。計4羽。
 多くのカメラマンで賑わっていた。ムギマキは人気がある。
● キビタキ 今日も大変に多い。ただし♂は飛騨の森1羽のみ。他はすべて♀型で23羽。水上バス乗り場、みどりのリズム、市民の森、元射撃場、音楽堂西側上、元ヘリポート、沖縄復帰の森、修道館裏、豊国神社裏、梅林南側上桜広場その他きりがない。
● メボソムシクイ 3羽 水上バス乗り場、音楽堂西側上
● ハクセキレイ 12羽 東外堀沿い、みどりのリズム、市民の森、第二寝屋川ほか
● モズ 3羽 太陽の広場東の森、太鼓やぐら跡、飛騨の森。すべて高鳴き。
● ウグイス 1羽 太陽の広場東の森、キンモクセイの中チャッチャッと動き回る。
● メジロ 62羽 44羽の群れも。
● エゾビタキ 2羽 市民の森
● ビンズイ 1羽 梅林南側上桜広場、一番やぐらでも見られたとの事、すぐ隣なので移動してきたのか。
 梅林南側上桜広場でキビタキなどを見ながらゆっくり歩く。先にとまった鳥に双眼鏡を当てると・・・おービンズイ!
 よしとばかりにカメラに持ち変えると、その枝にもういない。しばらく付近を探したが、キビタキやジョウビタキ。
 冬期に奈良公園や京都御所など、かなり普通に見られるのだが、大阪城公園では意外と出合わない。ちょっと残念だった。
● アトリ 1羽 梅林南側上桜広場。キョの声で南の方に飛び立つ。
● ジョウビタキ ♂♀ 梅林南側上桜広場。
● ノビタキ 2羽 昨日に続き梅林で。しかし今日は皆がムギマキの方に行って、ここは静か。ノビタキを探している人はいない。
● ノゴマ♂ 1羽 空堀。昨日からススキの群生。
● クロツグミ 2羽 梅林南側上桜広場、飛騨の森
● イカル 1羽 梅林南側上桜広場。ともちゃんが撮影したと聞いた。
● オオルリ ♂若2羽 飛騨の森、音楽堂西側上
● ハシボソガラス 1羽 水上バス乗り場
● コマドリ ♀1羽 飛騨の森
● チョウゲンボウ 1羽 第二寝屋川上空飛翔
● コゲラ 2羽 梅林、市民の森
● ヤマガラ 1羽 市民の森
● エナガ 6羽 城南地区

 水鳥も一気に増加した。カモも。
● コガモ 13羽 人工川。
● コサギ 1羽 人工川。
● カルガモ 11羽 人工川、内堀、北外堀
● ヒドリガモ 52羽 西外堀
● オオバン 3羽 西外堀
● ホシハジロ 1羽 西外堀
● ハシビロガモ 3羽 西外堀、北外堀
● キンクロハジロ 1羽 北外堀
● キセキレイ 1羽 北外堀
● ゴイサギ 1羽 北外堀
● カワウ 3羽 南外堀、第二寝屋川
   
■■ムギマキ(1992.10.31 音楽堂西側上)
 10月25日の探鳥会の解散後、太鼓やぐら跡でムギマキの幼鳥かと思われる個体が観察され大騒ぎになった。
 連絡を受けて私も駆け付けた。当日の探鳥会のリーダーの一人はムギマキとしていた。私は行動からサメビタキではないかと考えていた。結論として最終的にはサメビタキで落ち着いた。
 後の話で彼は判断を誤ったと謝罪に行ったと聞いた。何という生真面目な男。私なんか始終間違っている。
 識別の間違いなんてベテランでも日常茶飯事。リーダーに求められるのは、正しい答えでなく正しい考え方。
 その6日後に本当のムギマキが現れた。背面が褐色で眉斑も小さく尾羽基部の白から♂若鳥と思われる。
 数人でキビタキを観察撮影中にキビタキのとまっている木に突然現れて驚かせた。一瞬の印象ではキビタキより色合いが地味で小さく感じたが成鳥になればどうなんだろう。
 その後も何度か現れて、近くを飛び回ったので、それまでキビタキに注目していた人たちは関心をムギマキに移しその動きに声をあげて見入った。
 すぐ近くで忘れられたようにキビタキが人の目を気にせずのんびりと枝に休んでいた。
 どうしても見る機会の少ないほうに人気が集まるが、キビタキの色合いも素晴らしい。しかしムギマキの持つ雰囲気も捨てられない。
コメント
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