大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

トラツグミ、ハシボソガラス、ホシハジロ増加 1/9

2018年01月09日 | Weblog
 気温はまずまずだったが風が強い。北外堀沿いでカモをカウントしている時、突風が吹いて一瞬体が動かされた。
 正直、ちょっと不安を感じるほどだった。

 一番やぐら前のちょっと暗い林、地面に立つ鳥。シロハラにしては大きいようだとトラツグミ見つける。
 ちょっと動いたためか、太い木の後ろに行って飛んだのか見失ってしまった。この冬初観察。今年初観察。とりあえずよしよし♪ 

 以前、ひでキングがトラツグミの出現と阪神タイガースの成績との関連を考察してブログに書いていた。詳しく覚えていないが、今シーズンの阪神タイガースの成績はどうか?

 大阪城公園で撮影した鳥は、2Lにプリントして、その時の思いやその他を文章にして残している。

 1993年に撮影した、トラツグミ写真の文の一部。

 古くからの書物に鵺(ぬえ)という不気味な生き物が出てくる。この正体はトラツグミという説もある。夜に「ヒィー」と鳥らしくない不気味な声で鳴くからであろう。

 平安時代末期、近衛天皇のころ京の御所・紫宸殿に夜ごと鵺という怪物が現れ帝を悩ませていた。源頼政がこの怪物を弓矢で射落とした。

 怪物を調べてみると、頭がサル、胴体がタヌキ、四肢がトラ、尾がヘビの姿をしていた。これを丸木舟に乗せ淀川に流したところ現在の都島区の辺りに流れ着いた。

 祟りを恐れた村人たちは、この鵺の遺骸を土に埋め、祠を建てて「鵺塚」と呼び心を込めて祀った。
 現在も、我が家からそう遠くない都島の交差点の南東方向に 「鵺塚」 がある。

 鳥にまつわる民話や伝説なども、鳥と同じように興味深くて引き込まれ面白い。

〇シロハラ8、ツグミ3で少ない。

〇キクイタダキ2、天守閣東側配水池。

〇アトリ23、みどりのリズム、市民の森。

〇カイツブリ8、東外堀、西外堀。

〇セグロセキレイ1、南外堀。今期同一個体と思われる1羽をよく観察。本種は本当に少なくなった。

〇ハシボソガラス1、第二寝屋川、水上バス乗り場。本種も激減し、時々目にする程度。

〇オオバン92。それほど増えない。右肩上がりに増加したのは昨年までか。

〇ヒドリガモ76。最多は東外堀の34。本種も少ない。

〇ホシハジロ301。とうとう300超え。最多は北外堀111。

〇キンクロハジロ189。多い。

 この冬の、カモの延べ観察数は、ホシハジロが最多になるのは間違いなさそう。ここ数年ヒドリガモが最多だったが。

 今日は風のせいもあってか、鳥見人には豊国神社裏で1人に会っただけ。最近では珍しい。
 パソコンが不調でブログに時間がかかる。

●オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、アトリ、カイツブリ、ユリカモメ、セグロカモメ、シロハラ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、キクイタダキ、ウグイス、アオジ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、コサギ、アオサギ、セグロセキレイ、ゴイサギ、カワウ、トラツグミ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンムリカイツブリ 1/4

2018年01月04日 | Weblog
 2日に見られたカンムリカイツブリ。当日の午後に見たが、翌日には確認できなかったと大将の話し。

 残念ながら当日のみの飛来だったようだ。
 ただ、これまでも数日後に再び飛来することもあった。諦めずに再訪を待っている。

 南外堀や西外堀の観察前にひでキングに出会うと、カモなどのカウント数を聞いて手帳に記載。
 これだけで30分以上は省略できる。手抜きそのもの。

 弁解するなら堀のカモ数は、誰が数えても大きく変わらない。几帳面なひでキングなら間違いない。
 そんな訳で手間を省略。・・・ただ早く飲みたいだけ。

 そのひでキング、青屋門を出た北外堀沿いに休んでビールを飲んでいるのに出会う。
 亜子さんも来るとの事で、しばらく待って一緒に京橋で昼食。

 食べて飲んでほどほど酔う。先日TVで 「べろんべろん」 と 「ぐでんぐでん」 の違いを説明していた。
 今日はそこまで酔ってないけど方向としては、ぐでんぐでんの方。

 二人と分かれ。その後、大将の情報で東外堀でカンムリカイツブリが観察されたとのこと。そうかー!居たのか。
 よしよし♪ 東外堀観察の楽しみが増えた。

〇オカヨシガモ29羽。うち内堀は25羽。
〇ヨシガモ2羽。内堀。
〇ヒドリガモ43羽。うち内堀22羽、北外堀14羽。
〇カルガモ、北外堀2羽。
〇ハシビロガモ39羽。うち北外堀11羽。

〇ホシハジロ265羽。うち内堀は43羽、北外堀は116羽。ますます増加。
〇キンクロハジロ108羽。うち内堀は26羽、北外堀は39羽。

〇オオバン79羽。かなり少ない。昨年の同日は227羽だった。今期は3分の1でしかない。ヒドリガモの激減とともに餌になる水草の減少がその理由だろう。

●オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、シロハラ、ツグミ、ユリカモメ、カイツブリ、アトリ、カワラヒワ、オオタカ、セグロカモメ、キセキレイ、アオサギ、シジュウカラ、ジョウビタキ、コサギ、ハクセキレイ、カワセミ、メジロ、ゴイサギ、キクイタダキ、アオバト、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンムリカイツブリ 今年も来た! 1/2

2018年01月02日 | Weblog
 今年初の鳥見。天気もよく散歩には最適。

 昨日、ツミが観察されたと聞き気分上々。一昨年のクリスマスイブ以来、観察情報が途絶えていたので、すでに大阪城公園を後にしたのかと残念な思いで過ごしていた。

 それが正月早々観察された。まだまだ出合うチャンスがあると言うこと。
 今朝出会った鳥友の話では、昨日豊国神社裏でスズメを捕らえ南外堀方向へ飛んだとのこと。

 この冬の間には、きっと出合うことがあるだろうと信じている。

〇カンムリカイツブリ。2014-15年の冬、2015-16年の冬、2016-17年の冬と、3冬連続飛来していたカンムリカイツブリ。この秋は見られず、どうしたのかなと。

 ところが今朝、北外堀で観察。
 
 「おー!来た、来た!」 ひとり喜ぶ。3年連続来たのだから、今年もと期待してしまう。初めての時の感激が薄れ、来て当然の思いが大きくなっていた。

 誰だったか、カンムリカイツブリが好きで飛来を待っていると言った人がいたが。名前を思い出せない。連絡もできない。

〇オオタカ。元ヘリポート石垣の角、最近はこの場所が気に入っているようで毎日のように見る。
 梅林南側上桜広場の元ヘリポート側からでは、見えないことはないが木々が邪魔になって、スッキリとはいかない。
 東外堀をはさんだ対岸の方が良さそう。ただし距離は50メートルは十分にありそう。

〇シロハラ、ツグミともに多くない。今期タカが多いためとも考えられるが、そうでなくても少ない年もあった。原因が何なのか、簡単に答えがだせず難しいところ。

〇カワラヒワ、音楽堂西側上で地面とアキニレ?採餌で11羽。

〇ウグイス2羽。音楽堂西側上、飛騨の森。植え込みの中で笹鳴き。

〇シメ2羽。豊国神社裏水場と六番やぐら。

〇エナガ、豊国神社裏と北外堀で7羽。

〇コゲラ、豊国神社裏と飛騨の森。

〇アトリ29羽、修道館裏水たまり、飛騨の森。

〇ジョウビタキ、♂4・♀1の5羽。修道館裏、修道館西、大阪城ホール、梅林、愛の森。

〇オオバン計90羽、最多は内堀の43羽。今期当初は西外堀が多かったが今は内堀。

〇ユリカモメ計45羽。近年大きく減少。

〇カイツブリ。東外堀3羽、西外堀3羽。

〇キセキレイ1羽、南外堀。

〇カワセミ1羽、北外堀。

〇セグロカモメ1羽、第二寝屋川。

〇オカヨシガモ22羽。
〇ヨシガモ2羽。
〇ヒドリガモ48羽。この減少には驚き。
〇ハシビロガモ35羽。
〇コガモ16羽。

〇ホシハジロ258羽。最多は北外堀から南外堀へ変わった。かつて南外堀に数千羽が群れた当時が頭に浮かぶ。今後どう推移するのか。
〇キンクロハジロ67羽。

●オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ユリカモメ、カイツブリ、ハクセキレイ、シロハラ、ツグミ、シジュウカラ、カワラヒワ、ウグイス、キセキレイ、シメ、オオタカ、エナガ、コゲラ、アトリ、ジョウビタキ、カワウ、カワセミ、カンムリカイツブリ、セグロカモメ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年もよろしくお願い致します。 1/1

2018年01月01日 | Weblog
 昨年は何かとお世話になりました。ありがとうございました。今年もよろしくご指導をお願いいたします。

 昨年は、ウタツグミやオオコノハズクなど珍しい種の飛来がありました。一昨年はタカサゴクロサギやコウライウグイスなど、毎年の出来事で驚いています。
 今年の大阪城公園は、どんな鳥たちがやって来るのでしょうか。

 恒例の、十大ニュースを紹介いたします。あくまで私の主観です。皆さんの十大ニュースはいかがだったでしょうか。

★★ 2017年 大阪城公園の野鳥 十大ニュース ★★

●1 ウタツグミ
  11/27~12/2まで6日間市民の森に滞在。石の水場に下りてきたことが1度あった。主 な行動は、時々暗い枝葉の中から出てきて、ムクノキの実をシロハラ、ヒヨドリ、アオバト などと採餌していた。
  全国的にも数羽の記録しかない超珍鳥だが、大阪城公園では3羽目。連日多くの人で賑  わった。

●2 オオコノハズク
  12/23山里丸下の内堀の石垣の隙間穴。カラスに追われて逃げ込み、約5時間後、夕刻イ タチが下りてきて飛び出す。大阪城公園初記録。
  さかなやさんが創意工夫して、ユニークな方法で石垣の穴の大きさを測ったのも思い出。

●3 ショウドウツバメ
  10/8の朝、5羽が東外堀の上を旋回飛翔して飛び去る。20年以上前に記録はあるが久 しぶりの珍しい飛来。
  出たと聞いて、急いで東外堀へ向かったが、飛び去った後だった。

  前の時は観察したが、800ミリの超望遠でピントは手動。飛び回るのをレンズに捕らえる のも無理、その上手動でピントを合わせるなど不可能。双眼鏡で観察しているだけだった。 今なら十分撮影できるのに。

●4 ウミアイサ
  1/10~1/31まで♂1羽が22日間東外堀に滞在し、潜水を繰り返す。大阪城公園初記  録。1/31に清掃のため石垣に人が入り、ボートが走り回ったため飛去したのが残念。あの 独特な雰囲気で毎回楽しませてくれた。

●5 ツミ
  10月初めから幼鳥1羽が滞在し、園内各所で断続的に観察撮影される。現在も越冬中で はないかと思われるが、12/24以後観察なくちょっと不安。過去数回の記録はあるが、しば らく滞在したのは初。

●6 コヨシキリ
  10月初旬に空堀で1羽が2回観察される。過去数回記録があるが貴重な記録。茂った中を 行動して観察しにくい。識別には慎重を要す。

●7 キムネビタキ?と白班キビタキ
  4/25に豊国神社東で亜種キムネビタキと思われる個体1羽。撮影者から写真を送ってい ただいて種々検討。詳しい人に照会もしたがはっきりと結論が出ない。
  一方、不完全換羽や第1回夏羽への換羽が早く始まったとのではと思われる個体が、昨年 に続いて観察される。計9羽。

●8 ニシオジロビタキ
  2016からピースおおさか西で越冬した個体が越冬し3/23に飛去。秋になって11/23に別 個体が飛騨の森に飛来し11/28まで滞在。半年のずれはあるが1年に2羽がヨーロッパから 飛来したことになる。後者の個体は、その後南港野鳥園で観察されものと同一個体と思われ る。

●9 フクロウ
  12/25にピースおおさか西側で観察され、12/28にも同じ場所で観察される。12/29に  は、沖縄復帰の森、公園事務所、噴水周辺で。
  過去8羽の記録があるが、複数日滞在は2回目で前回の1羽はカラスに襲われ落鳥。今回 も同じ事が起こらないよう祈る。

●10 ハイタカ
  11/13市民の森でカラスに襲われ落鳥1羽。また昨年に引き続き、今年も飛騨の森で2羽 がねぐら利用。


 毎年の事ですが、10件を選出する作業は意外と悩みます。

 正直には 「大阪城公園の野鳥 26年間の全記録」 の上梓が最も大きな出来事です。
 順位1番にあげようと考えたのですが、野鳥そのものでない事や、自画自賛とクレームがき そうで止めました。

 しかし、黄泉の国へ行った時 「2017年」 を思い出すと、間違いなくウタツグミより 「本」 だと思います。

 他に候補として、エナガ繁殖の定着化。オオタカ複数羽の観察。キマユムシクイ飛来。アカゲラ飛来。キクイタダキの越冬。ヒドリガモの減少とホシハジロの増加。南外堀のセグロセキレイなどなどありました。

 今年はどんな鳥たちがやって来るのでしょうか? 大阪城公園がいつまでも野鳥たちの楽園であり続けてほしいと願っています。

 昨年末のブログで、和歌山でのリュウキュウサンショウクイの事を書きました。その後、鳥友からメールがあって、
 12/23に武田尾の方で、リュウキュウサンショウクイを観察撮影したと。
 ともに12月の観察。やはり大阪城公園でも1年中観察の可能性があるので注意を。


 鳥以外にも、自分の人生で忘れられない出来事もありました。人はそうして生きていくのでしょう。

 暮れに片づけていたら、下敷きになっている文庫本を見つけました。捨てようと表紙を見ると、伊藤左千夫の 「野菊の墓」 

 10代の頃に読んだ本。印象に残っている小説でした。ごみ箱に投げ込む手を止めて埃のページを開く。
 ちょっと目を通していると、止まらなくなってその場所で読み始めてしまいました。

 途中から涙が止まらず。娘や孫に見られないよう部屋に鍵をかけて、最後まで読んでしまいました。
 若い頃、泣いたような記憶はありません。人生って。。。。

 今年も皆さんの日々が、素晴らしいように祈念いたしております。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする