大阪城に着いて横断歩道を渡っていると向かいから自転車の大将が目に入る。手を伸ばして振るも全然気づかず、横に来たので 「大将」 と声を掛けるとオッ!と驚いた様子。
早朝から一通り回ってこれから仕事だろう。市民の森に着くと数人がだべっている。今朝は鳥が少ないので大将の機嫌が悪かったとか、早くも半袖で出てきて寒がっていたとか、行き先ごとに出会った人から大将の話題。
アカショウビンが出て、見放題、撮り放題と大将にラインすると、きっと仕事が手に着かないだろう!などなど大将をネタにいじって楽しんでいる。大阪でいじられるのは人気者の意味、居ない所で話題に出るのはたいしたもの。
梅林の入口でダンディーHさんと出会う。しばらく立ち話の中で天守閣東側配水池でオオヨシキリが鳴いていたと。
今春は5/15に東外堀沿い藤棚近くで酒の会会長が観察撮影したのが最初、これで2羽目になる。もっと先の真夏でも記録があるので、これからも出る可能性はある。
ダンディーHさんとも話していたが、ホトトギスが来ないなーと。確かにいつ来てもいい時期。何しろ声が大きいのですぐ気づく鳥。
ホトトギスは、主にウグイスに托卵する鳥で、万葉集では152首、古今集では43首、枕草子では12か所とホトトギスが一番たくさん出てくる人気者。
カッコウは色々な名前で詠まれているが、ツツドリ、ジュウイチはあまり出てこない。
杜鵑の中では、やはりあの刺激的な声が、昔から人の心に訴えるものがあったのだろうと思う。
結局種々の観察情報をいただいて、今朝の大阪城公園の鳥。
アオサギが東外堀で1羽
アオバトは3羽、みどりのリズム、豊国神社裏、天守閣東側配水池ほかで鳴き声や姿が。
キビタキはすべて♂で5羽、市民の森、梅林南側上桜広場、飛騨の森、教育塔裏、六番やぐらでよくさえずる。
コサメビタキ 1羽 飛騨の森
オオムシクイ 1羽 飛騨の森
イソヒヨドリ ♂1羽 京橋口
カルガモ 1羽 内堀
キンクロハジロ ♀1羽 内堀、よく潜るので見逃しやすい。多分越夏だろう。
頭の上にサクラの枝が大きく伸び葉を繁らせている。枝葉の下でビール缶のタップを引く。至福のひととき。
■■オオヨシキリ(2001.5.18 玉造口東側元射撃場)
5月も中旬を迎えるとバーダーやカメラマンに会うことは少ない。少ないというより会うことはほとんどない。
私はこんな時期に歩くのが好きだ。その昔、考え事に適した場所は、枕上(ちんじょう)・鞍上(あんじょう)・厠上(しじょう)といわれる。私はこれに歩行中を加えたい。歩上(ほじょう)
梅林南側上桜広場からヘリポートへ向かい、国旗掲揚台から元射撃場の中をのぞき込んだ。ミゾゴイでもいないかとの思いであった。その時左奥から「ギョギョシギョギョシ」の声が聞こえる。
元射撃場はフェンスで囲まれているが、入る方法は先日ミゾゴイを探して入ったことがあるので分かっていた。柵の端の隙間から強引に入る。
かつて珍鳥を追いかけていたころ、車中泊の私の耳に夜中うるさいほど鳴き続けていたオオヨシキリを思い出す。
その声に比べればずっと小さく、遠慮がちの鳴き声であるがうれしい出合いである。
雑草が腹のあたりまで茂っているので、進むのも見つけるのも大変。まして撮影となると相当困難である。今日は一日これだけに付き合うと覚悟を決める。
やがて時間の経過とともに行動パターンも分かってくる。わずか数センチの草の間から、一つのポイントを待ってみたり、行動を予測して先回りしてみたりして、心で対話を楽しみながら数時間を費やした。
こんな行動もたくさんで取り囲んではできない。一人だから可能な方法だ。撮影も一人が好きだ。
早朝から一通り回ってこれから仕事だろう。市民の森に着くと数人がだべっている。今朝は鳥が少ないので大将の機嫌が悪かったとか、早くも半袖で出てきて寒がっていたとか、行き先ごとに出会った人から大将の話題。
アカショウビンが出て、見放題、撮り放題と大将にラインすると、きっと仕事が手に着かないだろう!などなど大将をネタにいじって楽しんでいる。大阪でいじられるのは人気者の意味、居ない所で話題に出るのはたいしたもの。
梅林の入口でダンディーHさんと出会う。しばらく立ち話の中で天守閣東側配水池でオオヨシキリが鳴いていたと。
今春は5/15に東外堀沿い藤棚近くで酒の会会長が観察撮影したのが最初、これで2羽目になる。もっと先の真夏でも記録があるので、これからも出る可能性はある。
ダンディーHさんとも話していたが、ホトトギスが来ないなーと。確かにいつ来てもいい時期。何しろ声が大きいのですぐ気づく鳥。
ホトトギスは、主にウグイスに托卵する鳥で、万葉集では152首、古今集では43首、枕草子では12か所とホトトギスが一番たくさん出てくる人気者。
カッコウは色々な名前で詠まれているが、ツツドリ、ジュウイチはあまり出てこない。
杜鵑の中では、やはりあの刺激的な声が、昔から人の心に訴えるものがあったのだろうと思う。
結局種々の観察情報をいただいて、今朝の大阪城公園の鳥。
アオサギが東外堀で1羽
アオバトは3羽、みどりのリズム、豊国神社裏、天守閣東側配水池ほかで鳴き声や姿が。
キビタキはすべて♂で5羽、市民の森、梅林南側上桜広場、飛騨の森、教育塔裏、六番やぐらでよくさえずる。
コサメビタキ 1羽 飛騨の森
オオムシクイ 1羽 飛騨の森
イソヒヨドリ ♂1羽 京橋口
カルガモ 1羽 内堀
キンクロハジロ ♀1羽 内堀、よく潜るので見逃しやすい。多分越夏だろう。
頭の上にサクラの枝が大きく伸び葉を繁らせている。枝葉の下でビール缶のタップを引く。至福のひととき。
■■オオヨシキリ(2001.5.18 玉造口東側元射撃場)
5月も中旬を迎えるとバーダーやカメラマンに会うことは少ない。少ないというより会うことはほとんどない。
私はこんな時期に歩くのが好きだ。その昔、考え事に適した場所は、枕上(ちんじょう)・鞍上(あんじょう)・厠上(しじょう)といわれる。私はこれに歩行中を加えたい。歩上(ほじょう)
梅林南側上桜広場からヘリポートへ向かい、国旗掲揚台から元射撃場の中をのぞき込んだ。ミゾゴイでもいないかとの思いであった。その時左奥から「ギョギョシギョギョシ」の声が聞こえる。
元射撃場はフェンスで囲まれているが、入る方法は先日ミゾゴイを探して入ったことがあるので分かっていた。柵の端の隙間から強引に入る。
かつて珍鳥を追いかけていたころ、車中泊の私の耳に夜中うるさいほど鳴き続けていたオオヨシキリを思い出す。
その声に比べればずっと小さく、遠慮がちの鳴き声であるがうれしい出合いである。
雑草が腹のあたりまで茂っているので、進むのも見つけるのも大変。まして撮影となると相当困難である。今日は一日これだけに付き合うと覚悟を決める。
やがて時間の経過とともに行動パターンも分かってくる。わずか数センチの草の間から、一つのポイントを待ってみたり、行動を予測して先回りしてみたりして、心で対話を楽しみながら数時間を費やした。
こんな行動もたくさんで取り囲んではできない。一人だから可能な方法だ。撮影も一人が好きだ。