大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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11/20 寒い朝。オオタカ・ハイタカ・ルリビタキ。

2017年11月20日 | Weblog
 今期初めてセーターを着た。ニュース映像などで、東北や北海道での雪の様子を見せられたから。
 そのおかげで観察中に寒いと思ったことはなかった。しかし観察終了時のビールは焼酎に変えた。

 ベンチで飲んでいると、おでんの中に落ちてきた黄色く色付いた葉、箸でつまんで取りだした。葉脈がはっきり見える。葉の端の一部は暗い茶色に変色している。

 左右は桜の木々。春には飲んで歌って騒いで人があふれていた場所。
 落ち葉をつまんだまま立ち上がり、前の川に捨てた。黄色い落ち葉は護岸につかまらず流れに落ちた。

 みどりのリズムの東側でルリビタキの♀型1羽。落ち着いた感じではなかった。

 市民の森の石の水場、待っていたカメラマン2人に聞くとアトリが8羽下りてきたそうだ。少し立ち話。
 京都御所のバードバスも行かれてみてはと勧める。

 オオタカ1羽、玉造口で観察されている。
 
 前回オオタカについて 「種の保存法」 希少種の指定解除の事を書いた。酔っぱらって書いたせいか、ちょっと誤解されたようなメールがあったので・・・。

 オオタカの 「種の保存法」 希少種の指定は解除されたが、すべての法的な規制がなくなって  「何でもあり」 になったのではない。

 今後は 「鳥獣保護法」 によって守られることになる。これは元々 「狩猟法」 だった。
 本来の目的や意味合いが違う。それでも何度かの改正を経て 「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」 となった。

 都道府県が条例で定めることになる。

 年輩の方なら覚えておられるだろう。愛知万博の際、オオタカの営巣が確認されたため、あえて計画を大幅縮小して自然を守った愛知県の 「海上(かいしょ)の森」
 
 種の保存法による希少種の指定があったからこそであった。(生息地の所有者は希少種の保存に留意しなければならない)

 今後、都道府県の条例でそこまで厳しくできるだろうか。万博を派手に打ち上げて成功させたい県の部局と、オオタカを守るべき部局。

 どう考えてもオオタカ保護の部局が負ける。自然保護より大きな目玉事業を成功させたい。

 辛いけれど負ける。もし今なら 「海上(かいしょ)の森」 は万博会場となって消えていただろう。オオタカの営巣地とともに。
 種の保存法の希少種 指定解除はそう言う意味。

 ハイタカは、飛騨の森で2羽。ねぐら立ち。変わらず。

 カワラヒワ、一番やぐら、豊国神社裏で3羽。

 キクイタダキ2羽、豊国神社裏。

 エナガ9羽、豊国神社裏。シジュウカラ・メジロと混群。

 アオジ音楽堂西側上,修道館裏、豊国神社裏などで7羽。

 オオバンは合計88羽。最多は西外堀39羽。

 ユリカモメが2羽、東外堀に浮かぶ。

 オカヨシガモは50羽、最多は内堀34羽。

 ヨシガモは2羽。

 ヒドリガモは114羽。最多は西外堀49羽。

 カルガモは6羽。

 ハシビロガモは16羽、最多は南外堀8羽。

 コガモ南外堀14羽。

 ホシハジロ80羽。最多は北外堀75羽。

 キンクロハジロ76羽。最多は北外堀46羽。

 内堀は御座船なる観光舟が走るようになって、カモは激減してしまった。西の丸庭園側はほとんどゼロ。
 かろうじて蓮如上人側に見られるのみ。

 梅林側にヨシガモやオカヨシガモが合わせて100を超える数が見られていたのだが。
 はるか数千キロも先のシベリアなどから、日本海を渡ってやってきたカモたちの休む場所を確保してやりたいと願うが・・・。

◎オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ユリカモメ、ハクセキレイ、モズ、ルリビタキ、アトリ、ツグミ、シロハラ、ウグイス、カワラヒワ、キクイタダキ、オオタカ、ハイタカ、エナガ、アオジ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
コメント
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