大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

7/17 越夏カモたち変わらず。アオバズク観察に出かけるも。

2013年07月17日 | Weblog
アオバズクを見に出かけた。
京橋で昼飯を食べて、軽く飲んで、散歩がてらの距離。京阪の急行で2駅目。寝屋川市駅である。
電車で来たのは初めて、駅を出て八坂神社を聞くと、
「この道をまっすぐ右側。 あそこはフクロウがいる。」 と聞きもしないのにフクロウと。
やはり地元では有名なんだ。アオバズクと言わないのがそれらしい。

駅から5分ほどで八坂神社。クスの大木が数本。でもバーダーやカメラマンらしき人がいない?
前に来たのは数年前だが、誰もいないのはおかしい? 雛が顔を出していた木の洞はそのまま残っている。

回りを探したがやはりいない。散歩風の男性に聞いてみると、2~3年前から来なくなったと。
カラスが増えて、雛が襲われて来なくなったと言う。
そうだったのか。残念。

全国で夏鳥の減少は、かなり前から問題になっている。大阪城公園の観察で、アオバズクの減少は気になっていた。

そこで、十年ほど前から大阪府内の繁殖状況の調査を始めた。大阪城公園の鳥が少なくなる時期なので、時間ができるのも理由のひとつ。

生駒山の中腹から町を眺め、大きな木が見えるとそこへ行って探す。役場へ行って保存樹木の資料を手にいれ、一か所ずつ観察に出かける。ネットで検索して観察に出かける。大木の見える庭に入れてもらったこともあった。

そんなことを繰り返して調査。何か所かでアオバズクを見つけた。偶然フクロウの雛を見つけたこともあった。
しかし、洞のできるような大木は、強風で折れたり、切られたり、理由は分からないが、飛来しなくなったとの住人の答えも多かった。

一人で調査することに限界を感じ、中断したままになっている。
できれば、大阪府を10~20くらいに地域分けをして、手分けして調査をすれば可能だが、今は人を集めて協力を依頼することが億劫になっている。

隣にマンションが建設されても何もできない。枯れて危険なためと上部が伐採されても何もできない。都市化の進展で、カラスが増えて影響を与えても何もできない。

減少することを記録するだけなのか。
調査の目的は、営巣場所を把握し、それをどう守っていくかなのだが、私個人では限界を感じたのも事実。


今朝の大阪城公園。やはりクマゼミが鳴いて暑苦しい。
越夏中のカモたちは変わらず。内堀のヨシガモも換羽がすすんで地味になってきた。
ツバメ2羽が南外堀を飛び回る。
南外堀で、ササゴイが水面近くの石垣で盛んに頭を振り動かす。この変なササゴイは前にも見た事がある。多分同じ個体だろう。

●今日の鳥たち。
ヒドリガモ、ヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カルガモ、ツバメ、ササゴイ、シジュウカラ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ムクドリ、スズメ。
コメント (2)
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