パシフィコ横浜で開催された2008フィッシングショーに行ってきました.目的は,シマノの新リールと黄色のスピンパワーとクーラー,ダイワの新リールです.
会場についてみるとものすごい人.昨今は釣りブームが収まりつつあるとの話を聞いたことがありましたが,じぇんじぇんそんなことはない感じでした.
入り口で千葉からいらしたKさんと合流し,投げ関係のブースを回りました.
まずはシマノ.
新しいスーパーエアロキススペシャルMg.テクMgに比べるとかなりコンパクトでいい感じ.ただ名前にそぐわないシルバーの塗装は「何故」という声が多いそうです.それからスプールはテクMgはもちろん,スピードキャストとも互換性がない(35ミリストロークの夢屋スプールはキットを買えば装着できるらしい)そうで,何人もの人が「またかよ~」と文句を言っていました.テスターの草野氏や日置氏が「そうなんですよね~」と応対しているのが可笑しかったり.
黄色い塗装のスピンパワーSシリーズ,365 cmという長さです.魚心観やダイワのショートロッド対策でしょうか? まるでホンダのストリームに対抗するために帝王トヨタが出したウィッシュという位置づけ? その場に居た横山氏にその短竿のポジショニングを聞いてみました.とにかく軽く細く5,6色以内のキスを軽快に釣るための道具だそう.短くて細いために感度は上々だとか.また,ガイドがSV(スピンダー)なのは,やはり脚の長いLC(ローライダー)は竿の調子に影響するためだそうです.数は7点がデフォルトだけれども6点でもOKとのこと.ただ,このSVガイド,やはりライントラブルはLCガイドよりもやや増えるようです.ん~,塗装はキレイでしたが,どうも自分にはこの竿のキャラがイマイチピンと来ませんね~.テスターのみなさんは,短くて細いから振り切りがシャープになるとか片手での操作ができるとかとにかくスゴく釣りが楽だとか,405 cmの竿と違いをアピールされていましたが・・・ それに気楽にショートロッドを使ってみたいと思ったとしても,価格が気楽に買える範囲にないですなぁ.この365 cmスピンパワーがそこそこ売れたら廉価版もラインアップされるんでしょうね.
装着ガイドは,バットから,T-SVSG30,同20,同12,同10,同8,同7で,トップはT-MNST8の7点.結構大胆な口径変化があります.PEライン使用でミスキャストしたら20パイもしくは12パイのガイドに絡みそう.それを防ぐために7つもガイドをつけてガイド間隔を狭めたのかな? それにバットガイドは高さを稼ぎたくて30パイにしたのかも.もしも自分で設定するなら,バットガイドはT-HVSG25Mでその先はT-SVSGで1つずつ口径を落としていくか,バットT-LCSG20でその先はオーシャンMNSGで組んでいくと思います.ガイド数は365 cmなら7個も要らないです.6個で十分.FX+やEX+にストリップがあったらみえみえや子供達用に作ってみてもいいかもしれません.
新しい投げ専クーラーFIXCELシリーズはなかなか使えそうです.容量は9リットルとダイワの8リットルと同等ですが,背が高くて使いやすそう.スマートな中蓋があったらももっといいのに.ま,すぐにサードパーティから中蓋が出るでしょうから,そしたら買いでしょうか.
続いてダイワ.
ここでの目玉はZ45.これに尽きます.とにかく度肝を抜く軽量化がスゴいです.ぴえぴえのZ45C,ベーシア45II,どちらもかなり軽いのですが,こいつらは比較になんないです.大胆なデザインのローターやハンドルなど,革新的とも言える造形美と感じます.価格は未定とのことですが,定価で9万円台だそう.極細には6°スプール,標準には2°スプールが付くそうです.極細は360グラム,標準は365グラムで,その差はスプールの重さによります.とにかくアチコチに穴が開いているリールですが,防水をきっちりやってあるため,使用後は流水でジャンジャン塩や砂を流してださいと言っていました.またラインローラーは現時点での最高品質のジルコニア.残念なことにこのラインローラーもベイルアームもZ45CやZ45II系には取り付け不可!です.ZAION材質のローター,塗装を乗せるのが難しいらしく,傷がつくと地肌の黒が出てしまうので取り扱いには注意が必要だそうです.だったらいっそのことボディもZAIONにして無塗装で真っ黒でいいのでは?と提案したら,考えてみますと返答されてました.ボディもZAIONで作れる(ルビアスのように)けれど,現時点ではMgの方がコストがかからないとのこと.スプールノブはサーフ35よりもちょっと大きめです.サーフ35のノブは使用中に緩むことがあったとの話がありますよねとの問いには,Z45では改善されているそう.
Z45は4月中に出荷できるように努力しますとのこと,うむ,即買いしてみますか.
がまかつは投げ関係の新製品はなかったようです.スーパーキャスティングがカタログ落ちしてました.良い竿だと思うんですけどね.登場してから5年以上経ってますし太くて重たい点が最近の流行には合わないんでしょう.
FUJIでは,ロッドクラフトについていろいろ聞いてみました.スレッドにエポキシを乗せるときにどうしても発生する泡を消すときアルコールランプの使い方や,クリスタルシーン(エポキシ樹脂)は結構柔らかく仕上がるとかを教えてもらいました.投げ竿のリールシート取り付け部のエポキシのヒビ割れは仕方がないんだそうです.割れるということはきっちりと竿を曲げることが出来ている証ということで・・・ま.確かにそうかもしれません.
それから,ジェット天秤や海草天秤などが一気に2倍ほど値上がりしたことについては,原材料の鉛の値段が強烈に高騰してるため.どうしようもなく・・・ ホントタングステンが身近に思えてしまいます.鉛製品は今後も上がりますかね?と聞いてみたところ.見通しは不明と予想通りの返事.オモリ以外にもガイド類も控えめながら値上がりしています..
GOSENでは面白い話を聞けました.去年,自作テーパーラインを作るとき,アーチジギングというGOSENのPE5号を使ってみたところ.上手に糸が抜けなかった(太めのものがばっさりと抜ける)のです.ど~してかなと思って聞いてみたら,アーチジギングの5号は4本撚りなので太いままで抜けてしまうんだそうです.その分価格が安いとか・・・納得.
投げ用PEラインは,new砂紋が色落ちも少なくて糸さばきも良好で評判が良いです.砂紋極上は飛び抜けた価格設定のせいか売れ行きが良くなく,カタログ落ち同然のようです.新しく出たPEエクセレント投げ(1200メートル巻)は,これまで投げPEとしては販売していなかったクラスのラインだそうで,new砂紋ほどではないものの,品質にはかなりの自信があるので是非とも使ってみてくださいと言われました.PE投げ1番はさらにコスト重視のラインです.編み方もnew砂紋よりも2割ほど粗いとのこと.ただ1.5,2,3号のみの展開で,このくらいの太さだと編み方の差はほとんどわからなくなるため気にならないそうです,
会場では,シマノ投げテスターの横山氏,日置氏,草野氏の他,船テスターの永井氏,魚聖さん,ダイワの投テスターの高橋氏,船テスターの大塚氏,ルアーの田辺プロを見かけました.コジレイは残念ながら見かけず.でも代わり(?)に辰兄ぃに遭遇.
一通り徘徊して,疲れ果てたところで帰途につきました.
会場についてみるとものすごい人.昨今は釣りブームが収まりつつあるとの話を聞いたことがありましたが,じぇんじぇんそんなことはない感じでした.
入り口で千葉からいらしたKさんと合流し,投げ関係のブースを回りました.
まずはシマノ.
新しいスーパーエアロキススペシャルMg.テクMgに比べるとかなりコンパクトでいい感じ.ただ名前にそぐわないシルバーの塗装は「何故」という声が多いそうです.それからスプールはテクMgはもちろん,スピードキャストとも互換性がない(35ミリストロークの夢屋スプールはキットを買えば装着できるらしい)そうで,何人もの人が「またかよ~」と文句を言っていました.テスターの草野氏や日置氏が「そうなんですよね~」と応対しているのが可笑しかったり.
黄色い塗装のスピンパワーSシリーズ,365 cmという長さです.魚心観やダイワのショートロッド対策でしょうか? まるでホンダのストリームに対抗するために帝王トヨタが出したウィッシュという位置づけ? その場に居た横山氏にその短竿のポジショニングを聞いてみました.とにかく軽く細く5,6色以内のキスを軽快に釣るための道具だそう.短くて細いために感度は上々だとか.また,ガイドがSV(スピンダー)なのは,やはり脚の長いLC(ローライダー)は竿の調子に影響するためだそうです.数は7点がデフォルトだけれども6点でもOKとのこと.ただ,このSVガイド,やはりライントラブルはLCガイドよりもやや増えるようです.ん~,塗装はキレイでしたが,どうも自分にはこの竿のキャラがイマイチピンと来ませんね~.テスターのみなさんは,短くて細いから振り切りがシャープになるとか片手での操作ができるとかとにかくスゴく釣りが楽だとか,405 cmの竿と違いをアピールされていましたが・・・ それに気楽にショートロッドを使ってみたいと思ったとしても,価格が気楽に買える範囲にないですなぁ.この365 cmスピンパワーがそこそこ売れたら廉価版もラインアップされるんでしょうね.
装着ガイドは,バットから,T-SVSG30,同20,同12,同10,同8,同7で,トップはT-MNST8の7点.結構大胆な口径変化があります.PEライン使用でミスキャストしたら20パイもしくは12パイのガイドに絡みそう.それを防ぐために7つもガイドをつけてガイド間隔を狭めたのかな? それにバットガイドは高さを稼ぎたくて30パイにしたのかも.もしも自分で設定するなら,バットガイドはT-HVSG25Mでその先はT-SVSGで1つずつ口径を落としていくか,バットT-LCSG20でその先はオーシャンMNSGで組んでいくと思います.ガイド数は365 cmなら7個も要らないです.6個で十分.FX+やEX+にストリップがあったらみえみえや子供達用に作ってみてもいいかもしれません.
新しい投げ専クーラーFIXCELシリーズはなかなか使えそうです.容量は9リットルとダイワの8リットルと同等ですが,背が高くて使いやすそう.スマートな中蓋があったらももっといいのに.ま,すぐにサードパーティから中蓋が出るでしょうから,そしたら買いでしょうか.
続いてダイワ.
ここでの目玉はZ45.これに尽きます.とにかく度肝を抜く軽量化がスゴいです.ぴえぴえのZ45C,ベーシア45II,どちらもかなり軽いのですが,こいつらは比較になんないです.大胆なデザインのローターやハンドルなど,革新的とも言える造形美と感じます.価格は未定とのことですが,定価で9万円台だそう.極細には6°スプール,標準には2°スプールが付くそうです.極細は360グラム,標準は365グラムで,その差はスプールの重さによります.とにかくアチコチに穴が開いているリールですが,防水をきっちりやってあるため,使用後は流水でジャンジャン塩や砂を流してださいと言っていました.またラインローラーは現時点での最高品質のジルコニア.残念なことにこのラインローラーもベイルアームもZ45CやZ45II系には取り付け不可!です.ZAION材質のローター,塗装を乗せるのが難しいらしく,傷がつくと地肌の黒が出てしまうので取り扱いには注意が必要だそうです.だったらいっそのことボディもZAIONにして無塗装で真っ黒でいいのでは?と提案したら,考えてみますと返答されてました.ボディもZAIONで作れる(ルビアスのように)けれど,現時点ではMgの方がコストがかからないとのこと.スプールノブはサーフ35よりもちょっと大きめです.サーフ35のノブは使用中に緩むことがあったとの話がありますよねとの問いには,Z45では改善されているそう.
Z45は4月中に出荷できるように努力しますとのこと,うむ,即買いしてみますか.
がまかつは投げ関係の新製品はなかったようです.スーパーキャスティングがカタログ落ちしてました.良い竿だと思うんですけどね.登場してから5年以上経ってますし太くて重たい点が最近の流行には合わないんでしょう.
FUJIでは,ロッドクラフトについていろいろ聞いてみました.スレッドにエポキシを乗せるときにどうしても発生する泡を消すときアルコールランプの使い方や,クリスタルシーン(エポキシ樹脂)は結構柔らかく仕上がるとかを教えてもらいました.投げ竿のリールシート取り付け部のエポキシのヒビ割れは仕方がないんだそうです.割れるということはきっちりと竿を曲げることが出来ている証ということで・・・ま.確かにそうかもしれません.
それから,ジェット天秤や海草天秤などが一気に2倍ほど値上がりしたことについては,原材料の鉛の値段が強烈に高騰してるため.どうしようもなく・・・ ホントタングステンが身近に思えてしまいます.鉛製品は今後も上がりますかね?と聞いてみたところ.見通しは不明と予想通りの返事.オモリ以外にもガイド類も控えめながら値上がりしています..
GOSENでは面白い話を聞けました.去年,自作テーパーラインを作るとき,アーチジギングというGOSENのPE5号を使ってみたところ.上手に糸が抜けなかった(太めのものがばっさりと抜ける)のです.ど~してかなと思って聞いてみたら,アーチジギングの5号は4本撚りなので太いままで抜けてしまうんだそうです.その分価格が安いとか・・・納得.
投げ用PEラインは,new砂紋が色落ちも少なくて糸さばきも良好で評判が良いです.砂紋極上は飛び抜けた価格設定のせいか売れ行きが良くなく,カタログ落ち同然のようです.新しく出たPEエクセレント投げ(1200メートル巻)は,これまで投げPEとしては販売していなかったクラスのラインだそうで,new砂紋ほどではないものの,品質にはかなりの自信があるので是非とも使ってみてくださいと言われました.PE投げ1番はさらにコスト重視のラインです.編み方もnew砂紋よりも2割ほど粗いとのこと.ただ1.5,2,3号のみの展開で,このくらいの太さだと編み方の差はほとんどわからなくなるため気にならないそうです,
会場では,シマノ投げテスターの横山氏,日置氏,草野氏の他,船テスターの永井氏,魚聖さん,ダイワの投テスターの高橋氏,船テスターの大塚氏,ルアーの田辺プロを見かけました.コジレイは残念ながら見かけず.でも代わり(?)に辰兄ぃに遭遇.
一通り徘徊して,疲れ果てたところで帰途につきました.