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今日も地球は周ってる

管理人の趣味や日々のことを徒然に。宇宙戦艦ヤマト好きーが現在進行形。時々、六神合体ゴッドマーズ。ALの右オタも兼務

a little teddy bear

2012-06-23 22:53:43 | GM_SS
シュッ…
空気が素早く動く音がして扉が開いた。

部屋の奥の大きな窓からは満月の光が煌々と室内を照らしている。

「(タケル…)」

静子はそっと、窓辺に近いベッドの傍に立った。
いつもであれば、ドアの開く気配だけで目覚めるタケルだが、今夜は昏々と眠っている。

月の光りに照らされたその表情は、もうすぐ18歳を迎えるというには未だ少し幼さも残っている。
南極で一度だけその顔を見ることが出来た、二度と目を開ける事のないタケル-マーズの双子の兄・マーグと、随分年齢差があるようにも思える。
それでも、髪の色は別にしてもよく似ていた。と、静子はマーグの顔を思い出す。

蒼い月夜に照らされたタケルの顔は、普段見ているタケルとは思えない程に蒼白く透き通っているように見え、あの時のマーグの容貌に重なる。

「(まさか!…いいえ大丈夫…大丈夫、ほら、ちゃんと呼吸しているわ)」

慌てて静子は両の手で口を塞いだ。
そうしなければ、嗚咽が口から溢れ出てきそうだった。



宇宙の支配者を名乗るズ―ルによって、デビルリングというまさに手枷を架けられてしまったタケル。
その生命の灯は、戦うごとに小さくなっていくのだと、静子は聞かされた。
外す術も無く、それでも絶望の淵に沈むことなくタケルは戦っているのだと。
ズ―ルと、デビルリングによって否応なく与えられる、身体と心を蝕む激痛と。

静子が枕元に佇んでいるにも関わらず、タケルが目を覚まさないのは、タケルが静子に心を許しているからだけではない。
静子の気配に気がつかないほどに、タケルのその能力(ちから)までもが疲弊しきっているのだった。



小さな、そして規則正しい寝息を立てて眠るタケルは、その苦境にあっても穏やかな表情をしている。

「(よかった。タケルが眠りの中でまで苦しんでいなくて…)」

まなじりに浮かぶ涙をそっと指先で拭い、タケルの枕元から立ち去ろうとした時、静子はふっと気がついた。

「(あれは…)」

タケルの枕の横、丁度、タケルの向こう側の肩口に隠れるように小さなブラウンのテディベアがあった。

「(ちゃんと持っていたのね)」

静子の口元に小さな微笑が浮かんだ。




それは、明神礁で発見された謎の赤子が静子と夫・正の許に来た時に、記念にと選んだものだった。
"タケル"と名付けた、柔らかで小さな命の赤子の、その髪の色に似た色の15cm足らずのテディベア。
伊豆の山中で静かに暮らす一家の許を訪れる人は極少なく、小さなタケルの遊び相手としてそのテディベアはそこに在った。
テディベアの目が取れた…と、タケルが泣きながらそれを持って来れば、静子は小さな黒い釦を縫い付けてやった。
糸がほつれれば、繕ってやった。
遊び相手が周囲に居なかったタケルにとって、そのテディベアはただの縫いぐるみ以上の存在だった。

成長するにつれ、遊びが室内から屋外に代わり、テディベアがタケルの相手をする機会は少しづつ減っていった。

タケルが中学に入学した頃に静子がふとテディベアのことを尋ねると、タケルはそっと頭を掻いた。

「どこかに紛れちゃったみたいで、見つからないんだ。ごめんなさい、お母さん」




もう失われたと思っていたのに。
あんな事を言っていたのに、今、ここにテディベアが在るということは、タケルはずっと持っていたのだ。
クラッシャー隊への入隊が決まって、此処、バトルキャンプに来る時にも。

「(あの時は、大事に持っているって素直に言えなかったのね)」

ふっと口元に笑みが更に浮かぶ。
同時に、熱い滴が頬に流れた。

「(私達の、たった一つ残された家族の証しなのね)」

ズ―ル皇帝の放った暗殺者によって、夫・正と瀟洒な自宅は失われた。
思い出の詰まった全てを失ったとも思っていたが、タケルの傍らには家族3人を見守ってきた証しが残っていた。

「(タケル…あなたは私の大事な子供よ。ギシン星のご両親から私達に託された、大切な…)」

月の影がいつの間にかその場所を移していた。
静子は足音を忍ばせ、気配を残さないようにそっと部屋を出た。


「(…母さん…)」

月明かりに照らされたタケルの頬を一筋の光が流れ落ちた。




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あとがき

ブログにテディベアの写真をアップした後、お風呂に入っていて突然降ってきた御話です。
あまりに自然に降ってきたので、書いた本人がびっくりしておりますww
実際に、1時間かからずに書いてしまいましたから…。

ネタの神様が降臨される時はそういうものなんですよね。


話の背景は、地球編です。
大塚長官からタケルの生命が残りわずかだと知らされた後。
で、誕生日前のお話です。
どうしても地球編の話は暗くなるんですよね。
そりゃ、もともと根暗な(?)主人公が、ズ―ルにズタボロにされるんですから、明るくなりようが無いという。
でも。
それでも地球編が好きなのは、タケルが生きることを諦めないからだと思います。
不器用なまでにひたむきに、ただ生きようとしている。
生きるためにもがき、足掻き、苦しみ、でも絶望の淵には沈まない。
(いや、よく"オレはもう駄目だ…"とか言ってましたけどww)
そんな真摯なタケルの姿が、あの当時の私に強く印象づいたからだと思います。

(この歳になると、もっと別な理由もあったりしますがww、いや、番組終了直後にはあったかな(爆))

久しぶりにネタの神様降臨で書けた短編です。

クマづくし

2012-06-23 21:03:54 | ベア
実はクマ好きです。

テディベアってやつですね。

好き故に、かなり細かいディティールまで気に入らないとお迎えしませんw
(えーーーーっ?って声が上がっていそうですが無視します)

最近では、何故かリラックマにハマってしまったんですよね。
色々集めて満足したので、今は下火になっていますが(爆)
(某ゲーセンで某さまが50cmクラスのリラックマを落としたひにゃ、ワタクシどうしようかと思いましたw)
(今は同じサイズで、立ち姿のリラックマも居たりするという…なんていうリラックマ莫迦)

伊豆にテディベアミュージアムがあるのは知っておりましたけど、時間の都合でショップだけ覗いて帰って来たという過去があります。

そのリベンジとして数年前に飛騨高山にある「飛騨高山テディベア エコビレッジ」に友人達と行って来ました。
(その日に限って大雪っていう、超寒い体験もしてきましたw)
そこから写真を数枚。


ほらほら、クマクマクマクマ(・(ェ)・) クマまみれw


クマ好きでミニチュア好きにはこの上なくタマランです


ミュージアムのカフェで。クマパフェと古代くんw


おおきいーーーーー!!!

また行きたいんですけども、高山遠いんですよ。
幾つも山を越えなきゃいけないし。
JRは汽車(電車じゃないの)を充分な本数走らせてくれないし。
同じ県とは思えない!(って、同じ県てイメージが無い。飛騨は飛騨だもん)
福井県の敦賀の方が遥かに近いってどうよ?
時間的には大阪に行く方がよほど近くて楽ww
(と、昔から思ってました。高山の人も"県庁所在地遠過ぎ!"とか思ってると思いますです)

でも、高山は良いところです。
山に抱かれた緑豊かな空気の美味しい街です。
本当に、もうちょっと近かったらなあ。
五平もちに飛騨牛…美味しかったよ…(遠い目)

つける薬が無い

2012-06-23 14:32:10 | 日記
って、よく言いますよね。
死ななきゃ治らない。とか。

本当に、自分がそうだよなーと、思っています。
出した物は今更無いことには出来ないので、記事を取り下げることはしませんが。

趣味&日々徒然ブログで、おめーは何戯言言ってんだよと、100万回グーで殴りたい気分です。

まあ、そういう不満を持ってたのは事実だけどもね。
だから書いたんですけどね。
不満があるならお前がやれよ。って言われて、へいへいやります。なんて簡単に出来る訳ないし。

不愉快な思いをされた方もいらっしゃると思います。
申し訳ありません。

これに懲りず、お付き合い戴ける方、今後ともこの莫迦をよろしくお願いいたします。

今日中に何かまたアップします。

FLOWER REVOLUTION

2012-06-23 08:12:34 | 日記
Starting Over Flower Revolution

奇跡は起こる Flower Generation

時代は変わる 歓びへの Turning

叶えたい君の Best of Dream

守りたい君の Just the Future

合言葉は Flower Revolution…

詞:高見沢俊彦


以下、政治ネタ・原発ネタが入ります。
嫌悪感、不快感を感じられる方はここから先はお読みにならない方が賢明かと思います。
彼等Aと政治を絡めるなとお思いの方は、このページ、このブログのことはお忘れ戴いた方がよろしいかと思います。
(改行後、記事があります)






























昨日の夕方、首相官邸前で「大飯原発再稼働撤回」を求めるデモ行動がありました。
一昨日だかにTwitterで(私が信頼できると思う人から)デモ決行のツイートが回ってきたのでリツイートしました。
それがどこまで広がったかは判りません。
知る術もありませんから。

昨夜、Twitterでは4万人が集まったとありました。
警察発表では1万1千人。
主催者発表は人数を盛ってるとは思いますが、1万5千~2万人ぐらいは参加していたのではないでしょうか。

今の日本でこれだけのデモが起きるということは、国民にとって相当大きな不利益が発生しているということです。
ことに今回のテーマは「原発です」
一旦止めた原発を、電力需要が増す夏に向けて再稼働すると決定したことです。
再稼働に至る判断をしていく過程には、国民の意思は全く反映されていません。
決めたのは地方自治体、電力会社、政府 です。
(企業も恐らく関わっているとは思います。)
電力を日常生活に使用している国民の意見は全く反映されていません。

この国は民主主義の国の筈です。
国民の総意が無ければ何も決定できない筈です。
国会議員は国民が選んだ、国民の代表者ですから、国会議員が是とすればそれは国民が是としたと同じです。
しかし、国民が信を託して選んだ筈の国会議員が国民の信を無視していたら?
それは国民に対する大変に大きな裏切りです。
実際に、現政権は選挙時のマニフェストを実行するどころか、マニフェストの内容を書き換えているぐらいです。
選挙時の公約を当選後に変更するのは詐欺ですよね?
国民への裏切りですよね?

そういう国民を裏切った人達が「大飯原発再稼働」を中心になって決定したのです。

当然、国民の間には反感が湧きあがってきます。
日本国民はおとなしいと言われて来ましたが、ここまで国民をないがしろにしても、それでも大丈夫と彼等は思っていたのでしょうか?
ないがしろにされて許せないと思った人達は互いにインターネットで連絡を回し決起したのです。
それが昨日の首相官邸デモなのです。
きっと、これから開催されるたびに人数は増えて行くことでしょう。

私達一人一人は小さな細い花かもしれません。
でも、小さな花でもたくさん集まれば美しい光景になるのです。
距離の事情で、家庭の事情で、身体の事情でデモに集まれなかった人達は、その場で咲く花にはなれなくとも、花を支える根っことして、ネットでデモの様子を視聴していたのです。
その数は7万とも言われています。

これだけの国民の意思を目の前にして、現政府、現国会議員、報道していないマスメディアは何を考え思っているのでしょうか。
既に時代は上から決定事項を一方的に流す時代ではないのです。
国民主導で本来の民主主義を取り戻さなくてはいけないのではないでしょうか。

現国会議員やマスメディアの一部には社会主義を理想とする人もいるように見受けられますが、一部の人に理想とされた社会主義の末路はどうだったでしょうか?
チェコスロバキアのように、知識人や学生が先頭に立って、人道的な社会主義を実現しようとした国もありましたが、官僚的な社会主義国に、無残にも打ち砕かれてしまいました。
そして官僚的であった社会主義国は起こりうる筈の無い"腐敗"を生み、腐敗を嫌った多くの市民によって倒されました。

民主主義が全ての理想かというかとそうではありません。
人間の政治的本質は善ではなく悪だと思います。
民主主義では、誰もが同じように意見することが出来、誰もが自由に資産を作り、学び、生きて行くことが出来る。と、思われていますが、結局は一部の力ある物が動かすことになり、その一部が固定されることで民主主義の流れは淀んで行くのです。

今はまさに、民主主義が淀んでいるのではないでしょうか。若しくは官僚的社会主義に傾きかけているのではないでしょうか。
そういった細々としたことの端々が積もり積もって「原発」という象徴になってしまったのだと思います。

今回の「大飯原発再稼働撤回」デモには、純粋に原発に対する反発と、もっと大きな現在の政治体制・政治の状況・それによって国民が置かれている状況への不満が加わっているのではないかと愚考します。

地方に住んでいて、しかも障害者である私が東京や大阪のデモに参加することはできませんが、せめてこのブログで思うことを綴りたいと、本日のエントリーを書きました。

私が住んでいるのは岐阜県北西部です。
子供の頃は、福井県の水晶浜によく海水浴に行きました。
原発の目の前で泳いでいたのです。
当時は両親も誰もが原発は安全だと信じていました。

でも、今は違う。
あの不幸な東北大震災で原発の脆弱性が露わになりました。
そのことが判ってなお、どうして原発の稼働の存続があり得ましょうか。

岐阜県北西部は、大阪市よりも「大飯原発」に近いのです。
それに、若狭湾に吹きこむ風は滋賀県北部を通り、私達の住む岐阜県に流れ、愛知県へと拡散します。
ですが、今回の再稼働の際、岐阜県は話し合いの中に入ることが出来なかったのです。
いくら関西電力のエリア外とはいえ、「大飯原発」で事故が起きて放射能が漏れるようなことがあれば、私の住む岐阜県も汚染のエリアに入ってしまうのです。

なのに、関西電力と国は「大飯原発再稼働」の話し合いのテーブルに岐阜県を呼ぶことはありませんでした。
これは、彼等が原発事故が起きた際の被害エリアと、電力供給エリアとを同じに考え、被害エリア=供給エリアとしか考えていないとしか思えません。
被害がどのように広がるかというシミュレーションすら為されていないということなのでは無いのでしょうか。

先日の原子力基本法改正で、今までは事故の通報をされなかった岐阜にも、事故の際は通報されることになったそうですが…本当にされるのかどうか。
どのようなレベルの事実が通報されるのか。
それにその内容もああまりに公表されなさ過ぎです。
そういう胡散臭さが国民の不信を招いているのに、現政府は気がついていないのか、気がついていて無視しているのか。

ともかく、国民は自分や自分の次の世代、そしてその次の世代の為に立ち上がり始めたのです。

これを揉み消すようなことがあれば、国民の思いがどのような方向に向いて行くのか。
その辺りを政府と一部マスコミは考える必要があるのではないでしょうか。


政治素人の一個人の呟きをお読み下さり、ありがとうございました。
これからは時に触れ折に触れ、少しづつ語っていきたいと思います。
が、なにせ病気持ちの身故、思うようにはなりませんが、気が向かれましたらお越し下さい。

ありがとうございました。