今日も地球は周ってる

管理人の趣味や日々のことを徒然に。宇宙戦艦ヤマト好きーが現在進行形。時々、六神合体ゴッドマーズ。ALの右オタも兼務

Usquebaugh 01

2010-07-31 15:37:52 | ヤマトSS
久しぶりにヤマトのお話を掲載します。
復活篇がないヤマト世界の、完結編後のお話です。
オリジナルキャラ(古代くんとユキの子供)も出ます。
2010/02/21掲載の「tricolore」以前のお話。
まだ3話目の途中までしか書き上がって無いうえに、何話まで続くのか不明という…
そんなつたないお話ではありますが、よろしければお付き合いくださいませ。



***************************************************

ヤマトを呑みこんだアクエリアスの海が遠ざかる。
それでも、冬月に収容されたヤマトの乗組員達は敬礼を解こうとはしなかった。
静かに身じろぎもせず。

「冬月、大気圏へ突入」

冬月艦長の水谷の声が展望室のヤマト乗組員達の耳にも届いたその時、

「古代くんっ!!」
「古代!」

ユキと真田の叫びが同時に上がった。
ハッとした皆が声の方を振り向いた時、真田の腕の中に蒼白な顔をした進が崩れ落ちていた。
額に脂汗を滲ませ両手は胸を鷲掴みにしている。
すでに意識は無く、痙攣するように小さく弱々しい呼吸をするだけだった。

「イカン!」

側にいた佐渡が慌てて進に駆け寄る。
進を抱きとめた真田が、静かに進の身体を床に横たえる。
佐渡はテキパキと進の診察を始めた。

「南部!水谷艦長に連絡、至急医務班を呼べ!ストレッチャーもだ!」
「ユキ!ぼさっと突っ立っとらんで手伝わんかい!」

真田が南部に指示を出し、佐渡も急なことで呆然としているユキを怒鳴るように呼びつける。

にわかに冬月の展望室は騒然となった。


「先生…」

処置を施され、静かな寝息を立てている進を見ながら、真田が佐渡に声をかけた。

「古代は、やはり…」
「ああ。宇宙放射線病だ。本当なら冥王星会戦の後、下艦させて治療せなアカンかったんじゃ。じゃが…」

佐渡は器具を片付けながら、真田の顔も見ずに答えた。
その肩が小さく震えている。

医師として進にしっかりとした治療を受けさせたかった。だが、状況がそれを許さなかったのだ。
進が戦列を離れることが戦況に大きな影響を与えるに違いない。
佐渡は軍医として判断せざるを得なかった。




『古代、お前の身体はお前が思っているよりも良くはないぞ。
 今も左肩の傷のせいで貧血気味じゃ。
 ハイパー放射ミサイルでやられた造血機能がまだ回復しておらん。』

佐渡は向かいに座っている進の顔を見ず、カルテに視線を落としたまま話している。

『次に大きな怪我をしたら、それこそ取り返しがつかんことになるぞ。
 そうなったら、お前さんの命はワシにも保証ができん』

進の視線を避けていた佐渡が、ようやく進と目を合わせた。

『…それに…』

佐渡が何かを言い澱んだ時、

『佐渡先生、僕は大丈夫です。』

進が小さな、しかしきっぱりとした声で言った。

『僕は大丈夫です。ゼロで出ることができなくても、戦闘指揮はできます。
 だから…だから、傷病者として送還しないで下さい。』

そういう進の瞳は、哀願や懇願の色を帯びているわけでなく、静かで穏やかな光を湛えている。
現在の戦況、自分の身体のこと、それら全てを理解した上で自分にできることが何なのかを冷静に判断しての進の言葉だった。
佐渡はそんな穏やかな進の表情に一瞬戸惑った。
以前ならば必死の様相で「僕は戦えます!」と訴えていた進だった。

『(艦長職を経験したからこその落ち着きぶりなのか?
 それとも、何もかも判っているからこそなのか?)』

佐渡は進の静かな瞳を見つめ返した。
まだ20代半ばの若者だというのに、その年齢にそぐわない程の落ち着いた深い色の瞳。
一瞬、佐渡の目が滲む。が、次の瞬間に佐渡は進に言った。

『よし。怪我しようが何しようがワシが何とでもしてやる。
 お前の思う通りにしろ、古代』

『先生!ありがとうございます!!』




「真田君も知っとるじゃろうが、古代は子供の頃にも宇宙放射線病を患っておった」
「ええ、守から聞いていました。でも、それは完全寛解しているしイスカンダルにも行ったではありませんか」

佐渡の話を真田は訝しんだ。
進の兄・守は、進のことを「被曝の為に宇宙放射線病を患っていたが1年で寛解し、その後も何の問題も無い」と言っていた筈だ。
だからこそ、イスカンダルへの航海時に戦闘班長として乗り組むこともできた。

「確かに子供の頃のは完全寛解はしておった。
 じゃがな、この前の被曝をきっかけに再発してしまったんじゃよ。」

佐渡の言葉に真田は言葉を飲んだ。
銀河系中心部の調査の帰路に受けたあのミサイル攻撃で、宇宙服の着用が間に合わなかった進は仮死状態に陥っていた。
辛うじてヤマトが帰還した後、進は大手術を受けてその命を取り留めた。
その手術こそ、ハイパー放射ミサイルで発病した宇宙放射線病の手術だと真田は思っていたのだ。
寛解後10年以上経っての再発とは思いもよらないことだった。

「じゃあ、あの手術は…」
「あれは蘇生がメインでな。
 古代は確かに被曝していたが、冒された細胞が少なかったので宇宙放射線病は問題ないだろうとワシらは安心していたんじゃが…
 宇宙放射線病だけで言えば、子供の時の方がよほど酷かったんじゃよ。」

話しながら後片付けを終えた佐渡は、古代のベッド横にドカッと座り杯を煽った。
重い沈黙が佐渡と真田を包む。
宇宙放射線病のことは、医師の佐渡だけでなく真田もおおよその知識は持っていた。
だからこそ、完全寛解から10数年を経た今の再発の意味も。

「じゃあ、これから古代は…」

真田がようやくと言った感じで重い口を開いた。

「…治療にはしばらくかかる。
 完全寛解を目指すのなら尚のことじゃ。1年やそこらじゃ済まんだろうて。
 それに今はココもかなり参っておるから余計に大変じゃ」

そう言って佐渡は自分の胸を指さした。
この戦いで、進は心のバランスを崩しかけていた。
ガルマン・ガミラスの帰路、水没するディンギル星で乗組員を失い、ハイパー放射ミサイルで大勢の乗組員が犠牲になった。
進の目の前で父親に撃たれて幼い命を散らしたディンギルの少年。
そして、ヤマトの両輪とも言われた島大介を亡くし、軍の上官として尊敬し父とも慕った沖田をも。
真田も佐渡も判っていた。進の心が優しすぎることを。
仲間の死に耐え、ヤマトの戦闘班長として艦長として敵と戦ってきたのは、ただ、地球を守りたかったから。
それだけだった。

『たくさんの命を奪うのは、手を血で汚すのは俺だけでいい。』

いつだったか、進が真田にそう呟いたことがあった。
二人で酒を酌み交わした時だったろうか。
ガミラス、白色彗星、暗黒星団帝国…地球を守ることは相手の星を滅ぼすことに他ならなかった。
いったいどれだけの人を宇宙に葬ったのか。
戦うごとに、進はその重さに押し潰されそうになっていった。

「…若すぎたんじゃよ。仕方が無かったこととは言え…」

杯の中身を飲み干した佐渡が呟く。
その言葉に真田は奥歯を噛み締めた。
まだ20代半ばの青年が背負った物の重さを今更ながら思い知らされた。

「長官には、暫く……そうさのお、宇宙放射線病が落ち着くまでは古代を休職させるように連絡したぞ。
 無論、長官にも異存はないとのことじゃ。ユキも介護休暇をとらせてもらえるそうだしのう。
 戦いも何もないところでゆっくり休ませてやろう」
「ええ、古代の…傷が…癒えるまで休ませてやりましょう」



地球に戻った進は再度大きな手術を受け、その後はユキと二人で自然が回復しつつある小さな町で静かに療養に専念し始めた。

そして、ヤマトのクルーとの音信が途絶えた。

美味しい水

2010-07-30 21:55:42 | 美味しいもの
今住んでいる街は水道水がとても美味しい街です。

蛇口をひねれば最初こそは日向水が出てきますけど、すぐに冷たい美味しい水が出てきます。
クセもなく、カルキ臭もなく、とても軟らかな水です。
ワンコも喜んで飲みます。

この街の水道の水源は地下水なんだそうです。
川がたくさんあるこの街の地下には大きな水脈が通っているそうで。
そのおかげで美味しい水がふんだんに湧き出ているそうです。


前に住んでいた街の水道の水源は用水でした。

少し離れた所にある大きな川から用水を引き、それを飲用にしていました。
それに加えて15階建のマンションということもあり、貯水槽に一旦溜められた水でしたので…
夏はぬるく冬は冷たいという水で、あまり美味しいとは思えませんでした。


今住んでいるマンションは4階建ということもあって、貯水槽がありません。
元々が美味しい水道水なうえに、貯水槽無しですもん。
その分だけ美味しいお水が飲めるというわけですね。


今住んでいる街は私が生まれ育った街で、子供の頃からここの水を飲んでいた私は全国どこでも同じような水道水が飲めると思っていたんです。

が。

初めて名古屋の街に行った時、初めて東京に行った時、そのどちらの街でも喫茶店のお冷が飲めませんでした。
カルキ臭や生臭さが鼻についてしまって。
名古屋の水は美味しいと言われていますが、その名古屋の水でも初めて飲んだ時は不味いと思ったものです。
そうして初めて地元の水がどれだけ恵まれているかを知りました。


蛇口をひねるだけで迸るように出てくる水。
渇水知らずなだけでもありがたいのに、さらには美味しいときてるのですから本当にありがたいことです。

こんな美味しい水を、飲むだけじゃなくてお風呂や洗濯にも使っているんですから贅沢極まりないですねえ。
美味しい水をありがたく使わせて戴くことにします。

デリケートな我が家のワンコ その3

2010-07-30 01:11:08 | 日記
我が家のワンコは甲斐犬です。

勇猛果敢にして、主人には絶対の忠誠を尽くすといわれている。そうです。

ですが、猛烈な甘えん坊で寂しがり屋です。


本日。
私も家族も遅い時間まで留守にしていました。

夜21時過ぎてから散歩へと、いつもの田んぼコースに行きましたら…

案の定、大きな方をしてくれないorz

30分以上歩いてもダメ。


ここの所ちょっと忙しくて一人ぼっちにさせている時間が多かったせいもあるのかもしれません。
先日は水入れをひっくり返すほど拗ねてましたし。
そこへもってきて、今日はお散歩時間が遅くなってしまった…

それだけのことでも便秘になってしまうなんて、なんてデリケートなんだか。


そんな思いは出来るだけさせたくないのだけれど。
でも、忙しい時はごめんね。
と、言ってもワンコに理解できるのかしらん。
出来なかったとしても言っちゃうのだけどね、ゴメンね。って。

明日は開通するといいね。

生フィルムキタ――(゜∀゜)――!!

2010-07-23 21:19:11 | ヤマト
いや、復活篇のブルーレイが。

到着予定は明日でしたが、密林さんの履歴で見ていたら 今日着くんじゃないかい?と、期待半分に待っていました。ら。

そしたら、夕方に届きました!

もう、早速開封!

中身のディスクよりもまずは「生フィルムはどこじゃー」と捜索開始。

箱の中の、ケースの中に入ってたんですね。


で。
フィルムに映っていたのは…



小林の正面顔でございましたwww

どのシーンかと検証したら…
潜宙艦の場面
古代くんが太陽に向かうように指示し
「説明している暇は無い 行くんだ!」
と言った後、復唱して太陽に向かうシーンでした

フィルム報告の仲間入りが出来て嬉しいわっ♪

写真はフォトショの白カンバスを背景にしたので、モアレ出まくりですw


これで思う存分復活篇が見られます!やったー!!

ドライブがてら

2010-07-22 14:32:29 | Weblog
ちょっとサラダパンを買いに行ってきましたw

ここからだと往復で90kmほど。
片道1時間半を切るくらい。
勿論、高速は使っていませんww

サラダパン、サンドウィッチ、カステラパン、ハンバーガーなどを買い込んできました。

目的がパン買いなので、近くまで来てるのに琵琶湖にも寄らず…

帰りの車中で早速サラダパンとハンバーガーを食しました♪

ここのパンは甘いのが特徴のようです。
甘いパンとうまく合うように具が調整されてる感じ。

サラダパンもハンバーガーも美味しかったです^^

帰宅してサンドウィッチも食べましたが「simple is best」と家族が評した通り、本当にシンプルながら美味しいパンでした。
(マスタードソースと魚肉ソーセージしか挟んでないんですもん)


帰路の途中の産直市場でナスとキュウリを大量GET!
これは漬物好きの家族の為ですw

またもや帰路の途中、安いと評判のスーパーに寄って色々と購入。
冷蔵庫が満タンになりました♪

色々wと充実した半日ドライブでございました。

しかしなんだね。暑かったよ。

ウェザーニュースがスゴイことにw

2010-07-21 14:43:16 | 日記
群馬県前橋市の37.9度には負けたものの、36.5度と平熱並みに発熱していらっしゃる当地域。

そんな酷暑列島を見事に現したのがウェザーニュースの天気予報



なんだか、晴れのマークがいつもと違わない?



ほらやっぱり




赤くギラギラしてるよ~<晴れマーク
なんか「暑いぞゴルァァァァ!覚悟しぃや!」って言われてるみたい。

こんなの見たの初めてだわ。

いかにも暑そう。見ただけで暑そう。

しかも、「名古屋」の「古」の字に「`」がついてるww
文字が汗かいてるみたいww

実際、そのぐらい暑いけどねorz


その暑いさなかに自転車で用事を済ませにいきました。
アスファルトの照り返しと幹線道路を走る車の熱が物凄い!
日差しもかなり強烈だけど。
でも、意外と風は爽やか。湿気がないからかな。
田舎の家だったら、窓を開けっ放しにして風を通せばそれなりに過ごせるかもしんない。いや無理か。

そんな酷暑の本日。
某公共放送の21時のニュースのお天気コーナーはどんなキャラが登場するのでしょう(笑)

しっかし、ウェザーニュースの「暑いぞゴルァァァァ!晴れ」はインパクト大です。

夕暮れの大聖堂

2010-07-17 20:19:49 | ヤマト
夕暮れの空に佇む大聖堂。



ああ、なんて素敵な…






って、

結婚式場ですから~w


ワンコのお散歩中に空の色と建物の色のコントラストに惹かれてパチリ。


梅雨が明けた空は一気に夏色に染まって



夏の夕空を飛行機雲が並んで流れていました。



もし今が23世紀だとしたら、
あの飛行機雲を描いたのは
ヤマトだったりアンドロメダだったりしたのかもしれない。

ワンコのお散歩が夜になった時、
夜空を飛ぶ夜間飛行の飛行機の点滅がヤマトに思えたりもする。

空を見上げると気持ちだけは23世紀に飛んで行ってしまう。


…もうビョーキですねww

だって、ヤマトが好きなのですもん♪

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ワンコの便秘は無事に開通いたしましたw
今日は家族がノックダウンしていたので、私一人でご近所コース。
ここの所雨降りだったり、散歩が夜遅かったりでワンコに我慢させていたのでたっぷり歩いてきました。
途中は駆け足したり←飼い主が走らされてるとも言うw

たっぷり歩いて駆け足もして、ワンコは満足したようです。良かった良かった。

デリケートな我が家のワンコ その2

2010-07-16 22:53:48 | 日記
我が家のワンコは甲斐犬です。

勇猛果敢にして、主人には絶対の忠誠を尽くすといわれている。そうです。


家人には情けないぐらいベタベタの甘えん坊です。
どこが勇猛果敢なのか?と疑うほどに。


そんな甘えん坊なワンコが、引っ越し先で初めて一人で長時間のお留守番。

はてさてどうなりますやら…。



とりあえず、少しは暴れたようです。
が、被害は最小限だったようで何より。


家族揃ってから車で田んぼエリアのお散歩コースへ。

この時点で20時半過ぎ。

いつもなら5分も歩けば大きな方(お食事中の方、スミマセン)をしてくれるのに、
今日はさっぱり気配無し。
お尻がもぞもぞしてきて…「お?するかな?」という気配が出てもしてくれません。

田んぼや川沿いの真っ暗な道を歩くこと30分以上。
小さい方は何度もするのだけど大きな方は全くダメorz


これはもしや「"一人ぼっちで留守番寂しかったの"便秘じゃないか?」と。
新しい環境で一人ぼっちにされて、ストレスで便秘になったんじゃ…と、家族と推測しました。


人間でも枕が変わると駄目だとか、色々な要因で便秘になる方がいらっしゃいます。
それって広義の意味ではストレスなわけですし。
人間がストレスで便秘になるなら、ワンコがストレスで便秘になっても不思議はないかもかも。
(ワンコは物言えないですしね)


勇猛果敢な甲斐犬。
実はとってもデリケートなワンコなのかも。

…我が家のワンコだけなのだろうか…。