横浜田舎物語

サザン、サッカー、ロードバイク
エイジレスばあばのパワフルな日々
をお届けします

1度目の自己血貯血と術前検診・・・その②

2014-07-28 | 変形性股関節症


7/1の続きです。

整形外科診察室の一番奥の部屋に通されました。

ベッドに横になり、看護師さん、看護助士さん、輸血科の新人君、それぞれ役割を
てきぱきと進めます。

「採血は先生がやりますのでお待ちください」

その間、輸血科の新人君がそばにいてくれたので少し話す。

質問です「人間の血液って全部でどのくらいあるんですか?」我ながらいい質問

だってこれから400CCも採るのにどんなになっちゃうのか未体験ゾーンですから

「一般的には体重の8%と言われてます。
僕は約60Kgなので4800gということですね。
ですから全体からしたら大した量ではないですよ、
ただ、痩せすぎの人はそれだけリスクはありますね」

なるほど・・・いい勉強になったし、なにより・・太っていてよかった
と思った瞬間でした。

血圧を測り、まだ待機

そしてようやく医師登場

この医師こそ、何のご縁か、あとで書きますがこんなことってあるんですねって人だったんです。

「少し痛いですよ」
いつも言うけど注射は痛いに決まってるんです・・また減らず口、可愛くない患者ですみません。

<お上手ですね、さすがです
思ったけど口には出しません、だって医師ですからね、これからお世話になるはずだし・・

看護師さんが針の入った場所をテープで留めようとしました。
すると先生「いいよ、僕が押さえているから」
これから10分はかかるのになんて優しいいい先生なの・・<ありがとうございます>

「気分はどうですか?具合悪かったら言ってくださいね」
「もう半分まで来ましたから、もう少し頑張りましょう」

もう、みなさん優しい~~

すっかり不安は消えました。

「はい、終わりました、これから採った分の水分を補給しますからもう少し我慢しててね」

精製水でしょうか?ミネラル水でしょうか?透明な水が入っていきます。

<血液400採ったらそれだけ体重減るんだ>なんて単純に喜んでいた自分がバカみたい
そうですよね、このままじゃ脱水症状になってしまいます。

「注射器を抜きますね。これから肩に皮下注射を打ちますので、痛いけど我慢して」

<はい、皮下注射の痛さも知ってますから大丈夫です>

この注射は、貯血の際に起こりうる症状に対処するための何とかという注射です。

金額も高いので前もって話がありました。

やらなくてもいい人もいると言ってたけど、安心料のようなものです。
これで体調が維持されるならやはり打ってもらったほうが安心ですからね。

「はい、ゆっくり起き上がってください、めまいはしませんか?」

大丈夫ですよ、全く問題ないです。

そして、本日最後のスケジュール、担当医師との面談、

そこでこんなことがあったのです。私のカルテを見ながら・・

「あれ?11年前滝井で? 僕もそのころいたんですよ、インターンでしたけどね」

注・・滝井というのは、関西医大附属滝井病院のこと、大阪府守口市にあり、最寄駅が
   京阪電鉄の滝井駅なのでこう呼びます。
   お化けが出そうなぼろ病院だった

<ああ、やっぱり> 

障害者の認定を受けるために、こちらの役所からもらった書類を病院に送って
記入、認定してもらうのですが、その時のサインがこのU医師だったのです。

<この名前、見覚えがあるわ>

「先生もしかして、ご実家は新潟?」「いや、石川ですよ」

「ごめんなさい、確か日本海側だった記憶が・・ご実家もお医者様ですよね」

「そうです、あのころおやじが倒れて、実家に急きょ帰ったんですよ」

「そんなことがありましたね。しばらくあちらでお仕事されてたんですよね」

絡んだ糸が一気にほどけていきました。

当時、私の担当医ではなかったけど、なぜそんなに覚えてたかって・・
若くていい男だったから? それはない・・キッパリ

なんと、採血がチョー へたくそだった!

私はどなたにやってもらっても、「血管が出易いから助かるわ」って言われてました、
それは今でも

なのにこの人、何度も何度も刺す、あげく腕を変えた。

内出血はするし、痛いし、なのに全く悪びれることもなく、あやまりもしない

<なんてやつだ、こんなのが医者になったなんて何かが狂ってる
言葉に出せないから余計に悔しい

翌日担当医に言いつけてようやく溜飲が下がったけど、11年経っても忘れられない出来事でした。

それが・・・なんてこと、こんな形で再会しようとは、しかもかなり関わりそう

その上、なぜかフレンドリー

彼も時が経って成長したのでしょう 顔つきもなんだか違うように見えるし
何と言っても注射がお上手になっていた

夫も同席で手術の詳細を説明される

私ときたらここまできてもまだ他人事のように冷静

「なるほど

先生「奥さんこれではきついでしょう、痛いよね」って夫に言ってくれた。

そうなんです。痛いのよ、でも家事はちゃんとやってます。

手術の詳細は恐ろしいので書きませんが、とにかく医学の進歩はすごい
それだけを感じて診察室を出ました。

長い1日でした。

今日はアルコールダメって言われたから我慢、新幹線の中で京都で買ったお弁当を食べながら
帰路に付きました。

そうそうアルコールって言えば、血液採る前に看護師さんから
「アルコールは大丈夫ですか?」って聞かれたから

「そりゃ大丈夫なんてもんじゃないですよ、大好物ですから」

その時はまったく気付かなかったんですけど、看護師さんの言うアルコールって
注射の前に塗る消毒用アルコールのことだったんですねえ

看護師さんも言ってくれたらいいのに、絶対後で笑いネタになったはず

次回聞かれたらなんて言おう・・やっぱり好きって言おうかな



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1度目の自己血貯血と術前検... | トップ | 2回目の術前通院、とその前に »
最新の画像もっと見る

変形性股関節症」カテゴリの最新記事