横浜田舎物語

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親になった日

2008-10-07 | 家族
今日10/7は34年前、初めて親になった日

長女の誕生日です

3650gという、今では考えられない大きさで生まれてきた長女

44時間という超難産の末、よくぞ無事に生まれてきてくれたと、
そして、次に思ったことは<この子もこんな大変な思いをするのかしら
でした。

生後3か月で股関節脱臼と言われ、保健所で「リーメンビューゲル」という
治療用のベルトを装着、すべてが初めての経験で目の前が真っ暗に
なりました。

それからは医師の指導で、なるべく抱かないように、足はできるだけ自由に
なるように・・
<自由にってこんなもの付けられてどこが自由なのよ>と
心の中では泣き叫んでいました

それでも生後6カ月になるとベルトをしたまま寝返りができるようになりました。

足が固定されているのに必死で返ろうとしている姿が今でも目に焼き付いています

毎月毎月、レントゲンを撮っては、診察に行くのですが
結果がわかるまでの気持ちはなにかの宣告を待つようでほんとうに
つらかった

人間というものは醜い部分を持ち合わせているもので
自分の子供よりたいへんな症状の子がいたりすると
なぜか救われた気持ちになってしまう

それほど心がすさんでいたのかもしれません

あまりに落ち込んでいる私をみかねて
「別に命にかかわる病気じゃないんだ、最悪だって少し足が不自由になるだけじゃないか」と励ましてくれた
夫の言葉に救われたことを思い出します。

紆余曲折はありましたが、ベルトが取れる頃には順調に歩き出し
なんとか成長してくれました。

元気であれば、丈夫であれば何も望まないと思っていたはずでした。

ところがいざ普通になってしまうと、親の身勝手なのか、可愛さ余ってなのか
何事も初めての体験で期待の余りずいぶん負担をかけてしまったようです。

親も成長段階だったんですね。

できることならやり直したいと思いますが、今さらですし

娘の言い分もわからないではないけどいつまでも根に持つのも・・
そういうところが私似なのでしょうか

まあとにかく、孫を産んでくれたし、半分は育てさせてもらったし
きっと心の中では感謝してくれているはず、と勝手に解釈しているのですが

お互いに忙しすぎて親子で寄り添っている時間などありません

孫のことではすっかり頼られっぱなしですが、近い将来今度は母が
あなたを頼りにしますからね

それまではお好きなように

でも、もう決して若くはないのだから無理は無理

元気で生きていてくれたら何も言いませんから  おめでとう

コメント (6)
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