日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(403)「AとBの積集合が空集合である」場合の「命題論理」の「謎」。

2019-11-23 14:39:42 | 論理

(01)
①   A→ B & ~A→~B
②   A→ B &  B→ A :対偶
③ ~(A&~B)&~(B&~A):条件法の法則
④ (~A∨  B)&(~B∨  A):ド・モルガンの法則
に於いて、すなはち、
① AであるならばBであって、AでないならばBでない。
② AであるならばBであって、BであるならばAである。
③ Aであって、 Bでない。といふことはなく、Bであって、Aでない。といふことはない。
④ Aでないか  Bであり、 Bでないか、Aである。
に於いて、
①=②=③=④ である。
然るに、
(02)
② A→B&B→A
② AであるならばBであって、BであるならばAである。
として、「AとBが集合」であるならば、
② 集合Aと集合Bは等しい
従って、
(01)(02)により、
(03)
④(~A∨ B)&(~B∨A)
④ AでないかBであり、BでないかAである。
として、「AとBが集合」であるならば、
④ 集合Aと集合Bは等しい。
従って、
(02)(03)により、
(04)
「番号」を付け直すと、
①    A→B &  B→A  ⇔ 集合Aと集合Bは等しい。
②(~A∨B)&(~B∨A)⇔ 集合Aと集合Bは等しい。
従って、
(04)により、
(05)
①      (A→B&B→A)     ⇔(集合Aと集合Bは等しく)ない
{(~A∨B)&(~B∨A)}⇔(集合Aと集合Bは等しく)ない
然るに、
(06)
(ⅱ)
1   (1)~{(~A∨B)& (~B∨A)} A
1   (2) ~(~A∨B)∨~(~B∨A)  1ド・モルガンの法則
 3  (3) ~(~A∨B)          A
 3  (4)   A&~B           3ド・モルガンの法則
 3  (5)  (A&~B)∨ (B&~A)  4∨I
  6 (6)         ~(~B∨A)  A
  6 (7)           B&~A   6ド・モルガンの法則   
  6 (8)  (A&~B)∨ (B&~A)  7∨I
1   (9)  (A&~B)∨ (B&~A)  23568∨I
(ⅲ)
1   (1)  (A&~B)∨ (B&~A)  A
 2  (2)  (~A∨B)& (~B∨A)  A
  3 (3)   A&~B           A
 2  (4)   ~A∨B           2&E
 2  (5)    A→B           4含意の定義
  3 (6)    A             3&E
 23 (7)      B           56MPP
  3 (8)     ~B           3&E
 23 (9)   B&~B           78&I
   ア(ア)           B&~A   A
 2  (イ)           ~B∨A   2&E
 2  (ウ)            B→A   イ含意の定義
   ア(エ)             ~A   ア&E
 2 ア(オ)           ~B     ウエMTT
   ア(カ)           B      ア&E
 2 ア(キ)           B&~B   オカ&I
12  (ク)   B&~B           139アキ∨E
1   (ケ)~{(~A∨B)& (~B∨A)} 2クRAA
従って、
(06)により、
(07)
② ~{(~A∨ B)&(~B∨ A)}
③     ( A&~B)∨( B&~A)
に於いて、
②=③ である。
従って、
(05)(06)(07)により、
(08)
①     ~(A→ B &  B→ A) ⇔(集合Aと集合Bは等しく)ない。
② ~{(~A∨ B)&(~B∨ A)}⇔(集合Aと集合Bは等しく)ない。
③     ( A&~B)∨( B&~A) ⇔(集合Aと集合Bは等しく)ない。
然るに、
(09)
「集合Aと集合Bの和集合」=
「Aの要素であってBの要素でない要素からなる集合(A&~B)」+
「Aの要素であってBの要素である要素からなる集合(A& B)」+
「Bの要素であってAの要素でない要素からなる集合(B&~A)」。
従って、
(09)により、
(10)
「集合Aと集合Bの和集合」=
「Aの要素であってBの要素でない要素からなる集合(A&~B)」∨
「Aの要素であってBの要素である要素からなる集合(A& B)」∨
「Bの要素であってAの要素でない要素からなる集合(B&~A)」。
に於いて、
「Aの要素であってBの要素である要素からなる集合(A& B)」が、
「空集合(φ)」であるならば、
「集合Aと集合Bの和集合」=
「Aの要素であってBの要素でない要素からなる集合(A&~B)」∨
「Bの要素であってAの要素でない要素からなる集合(B&~A)」。
従って、
(08)(09)(10)により、
(11)
①     ~(A→ B &  B→ A)  ⇔(集合Aと集合Bは等しく)ない。
② ~{(~A∨ B)&(~B∨ A)} ⇔(集合Aと集合Bは等しく)ない。
③     ( A&~B)∨( B&~A)  ⇔(集合Aと集合Bは等しく)ない。
④「集合Aと集合Bの積集合が、空集合。」⇔(集合Aと集合Bは等しく)ない。
従って、
(11)により、
(12)
「集合Aと集合Bが等しくない。」といふことと、
「集合Aと集合Bの積集合が、空集合である。」といふことは、「同じ」である。
然るに、
(13)

(高等学校数学A/集合と論理)
に於いて、
が、Aの要素であって、Bの要素である。」ならば、
「集合Aと集合Bの積集合は、空集合ではなく」、尚且つ、「集合Aと集合Bは、同じではない。」
従って、
(12)(13)により、
(14)
「集合Aと集合Bが等しくない。」といふことと、
「集合Aと集合Bの積集合が、空集合である。」といふことは、「同じ」であって、尚且つ、「同じ」ではない
従って、
(15)
(01)~(12)と(13)は、「矛盾」するものの、私には、どうしてさうなるのかが、分からない。



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