日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(918)「ド・モルガンの法則」についての「補足と訂正」。

2021-06-07 23:12:18 | 論理

―「今日(令和03年06月07日)の記事」を「補足・訂正」します。―
(01)
(ⅰ)
1   (1)~(P∨Q)  A
  2 (2)  P     A
  2 (3)  P∨Q   2∨I
1 2 (4)~(P∨Q)&
        (P∨Q)  13&I
1   (5) ~P     24RAA
   6(6)    Q   A
   6(7)  P∨Q   7∨I
1  6(8)~(P∨Q)&
        (P∨Q)  17&I
1   (9)   ~Q   68RAA
1   (ア)~P&~Q   69&I
(ⅱ)
1   (1)  ~P&~Q   A
 2  (2)   P∨ Q   A
  3 (3)   P      A
1   (4)  ~P      1&E
1 3 (5)   P&~P   34&I
  3 (6)~(~P&~Q)  13RAA
   7(7)      Q   A
1   (8)     ~Q   1&E
1  7(9)   Q&~Q   78&I
   7(ア)~(~P&~Q)  19RAA
 2  (イ)~(~P&~Q)  2367ア∨E
12  (ウ) (~P&~Q)&
       ~(~P&~Q)  1イ&I
1   (エ) ~(P∨ Q)  2ウRAA
従って、
(01)により、
(02)
① ~(P∨ Q)
② ~P&~Q
に於いて、
①=② である(ド・モルガンの法則)。
然るに、
(03)
① ~(P∨ Q)
② ~P&~Q
といふ「論理式」は、
①(Pであるか、または、Qである。)といふことはない。
②(Pではなく、尚且つ、Qでもない。)
といふ「意味」である。
然るに、
(04)
例へば、
①(タカシが外国人であるか、または、タカシが女性である。)といふことはない。
②(タカシは日本人であって、尚且つ、タカシは男性である。)
に於いて、明らかに、
①=② である。
(05)
(ⅲ)
1  (1)~(P& Q)  A
 2 (2)  P      A
  3(3)     Q   A
 23(4)  P& Q   23&I
123(5)~(P& Q)& 
12 (6)    ~Q   35RAA
1  (7)  P→~Q   26CP
(ⅳ)
1  (1)  P→~Q   A
 2 (2)  P& Q   A
 2 (3)  P      2&E
12 (4)    ~Q   12MPP
 2 (5)     Q   2&E
12 (6)  ~Q&Q   45&I
1  (7)~(P& Q)  26RAA
従って、
(05)により、
(06)
③ ~(P& Q)
④   P→~Q
に於いて、
①=② である。
然るに、
(07)
「交換法則」と「対偶」と「二重否定律」により、
③ ~(P& Q)≡~(Q& P)
④   P→~Q ≡  Q→~P
に於いて、
③=④ である。
然るに、
(08)
(ⅲ)
1   (1)  ~(Q& P)  A
 2  (2) ~(~Q∨~P)  A
  3 (3)   ~Q      A
  3 (4)   ~Q∨~P   3∨I
 23 (5) ~(~Q∨~P)&
         (~Q∨~P)  24&I
 2  (6)  ~~Q      3RAA
 2  (7)    Q      6DN
   8(8)      ~P   A
   8(9)   ~Q∨~P   8∨I
 2 8(ア) ~(~Q∨~P)&
         (~Q∨~P)  28&I
 2  (イ)     ~~P   8アRAA
 2  (ウ)       P   イDN
 2  (エ)    Q& P   7ウ&I
12  (オ)  ~(Q& P)&
          (Q& P)  1エ&I
1   (カ)~~(~Q∨~P)  2オDN
1   (キ)   ~Q∨~P   カDN
(ⅳ)
1   (1)   ~Q∨~P   A
 2  (2)    Q& P   A
  3 (3)   ~Q      A
 2  (4)    Q      2&E
 23 (5)   ~Q&Q    34&I
  3 (6)  ~(Q& P)  25RAA
   7(7)      ~P   A
 2  (8)       P   2&E
 2 7(9)    ~P&P   78&I
   7(ア)  ~(Q& P)  29RAA
1   (イ)  ~(Q& P)  1367ア∨E
従って、
(08)により、
(09)
③ ~(Q& P)
④  ~Q∨~P
に於いて、
③=④ である。
従って、
(09)により、
(10)
「交換法則」により、
③ ~(P& Q)
④  ~P∨~Q
に於いて、
③=④ である。
従って、
(07)~(10)により、
(11)
③ ~(P& Q)≡~(Q& P)≡~Q∨~P
④   P→~Q ≡  Q→~P ≡~P∨~Q
に於いて、
③=④ である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(11)により、
(12)
③ ~(P& Q)
④  ~P∨~Q
に於いて、
③=④ である(ド・モルガンの法則)。
といふことは、
③ P→~Q≡Pならば、Qでない。
④ Q→~P≡Qならば、Pでない。
に於いて、
③=④ である(ド・モルガンの法則)
といふことに、他ならない。
従って、
(12)により、
(13)
③ ~(P& Q)
④  ~P∨~Q
に於いて、
③=④ である。
といふ「ド・モルガンの法則」は、
③(Qでないこと)を「否定」せず、『同時』に、
④(Pでないこと)も「否定」しない。
従って、
(13)により、
(14)
③ ~(P&Q)
④ Pでないか、Qでないか、または、Pでも、Qでもない。
に於いて、
③=④ である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(14)により、
(15)
③(サトコが外国人であって、尚且つ、サトコが日本人である。)といふことはない。
④(サトコは日本人であるか、または、サトコは外国人である。)
に於いて、
③=④ である(ド・モルガンの法則)。
とするならば、
④(サトコは日本人であるか、サトコは外国人であるか、サトコは、日本人であって外国人である。)
といふ、ことになる。
従って、
(11)(15)
(16)
③ ~(P& Q)≡~(Q& P)≡~Q∨~P
④   P→~Q ≡  Q→~P ≡~P∨~Q
に於いて、
③=④ である(ド・モルガンの法則)。
といふことからすると、
③(サトコが外国人であって、尚且つ、サトコが日本人である。)といふことはない。
④(サトコは日本人であるか、または、サトコは外国人である。)
に於いて、
③=④ である(ド・モルガンの法則)。
とすることは、「例文」として、「適当」ではない。
(17)
④(サトコは日本人であるか、または、サトコは外国人である。)
といふ「言ひ方」を、「選言(Strong disjunction)」といひ、
④(サトコは日本人であるか、または、サトコは女性である。)
といふ「言ひ方」は、「選言(Weak disjunction)」といふ。



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