シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

被告は「神」!?

2008-10-16 23:55:32 | ニュース、時事
アメリカは訴訟社会だつーのは聞いていたけど何じゃこりゃ。
CNNより。
「神」を相手取った州議員の訴えを却下、ネブラスカ州
(前略)チェンバース議員は昨年、金持ちや貧乏人でも、誰でも裁判を起こせることを知らしめたいと考え、「神」そのものを恒久的に否定するよう求める訴えを起こした。理由として「神」が、自分を含めたオマハの住民に対し、暴力的な恐怖を与え、「広い範囲で死や破壊、地球上の数千万人の人々にテロ被害をもたらした」などとしていた。しかし、マーロン・ポーク裁判長は、裁判を進めるためには原告側が被告側と連絡を取る必要があると州法で定められているが、この訴えには被告「神」の住所が記されていないと指摘。裁判はできないと判断して訴えを却下した。(後略)

住所てwww突っ込み所はそこなのかwwwww
人が神を裁くってスゲー挑戦的だわ。
私ら神様に創られた存在なんだがな。

もひとつCNNから。
聖職者が「慈悲」の説教中、カバン盗まれカード使われる
フォートワースの長老派教会で他人への「慈悲」について説教をしている聖職者のカバンが事務所から盗まれ、クレジットカードが使われるなどの事件があった。(中略)ダラスの地元紙によると、聖職者は犯人に対する哀れみを感じるとしながらも、クレジットカードによる購入品(みみっく注:ダイヤの指輪等)について「ぜいたく品ではなく、根本的に必要な物を買っていれば理解できたのに」とも述べている。

いい牧師さんだ。
ああ無情の司教さんを思い出した。
もっとも説教の内容からしてブチ切れるわけにはいくまいがねえw
しかし説教が終わるまでにカード使われてたってすごい早業だこと。
あ、説教が長いのか(ぉ

最後にAFPBBニュースから画像を。
出エジプト記念した「仮庵祭」、サマリア人聖地で祈る

なんか旧約の世界だわー(しみじみ
リンク先だけど、今は画像が12枚あるだけだけど、日中は記事があったのよ。
そんで「ユダヤ人とサマリア人の関係(よくない)に配慮してどうしたこうした」って但し書きがあったの。
聖書の時代からずっと仲悪いのかあ、と妙に感心しちゃったりしてね。
井戸に水くみに来てた女の人は「なんでユダヤ人のあなたが私に水をくれと?」とか言ってるし、ハリストスが親切なサマリア人をたとえに使ったのは、サマリア人が嫌われていたユダヤ人社会でインパクトを与えるためだったと思うし。

そういえばアメリカとかには「善きサマリア人の法」なる法律があって、窮地の人を救うために無償で善意の行動をとった場合、良かれと思ってその人ができることをしたのなら、たとえ失敗してもその結果について責任を問われないってものらしい。後で訴えられたりしないようにね。
日本でも立法化の動きがあるそうだけどやっぱ名前は「善きサマリア人法」になるのかな。日本人には分かりにくいから別の名前を…なんてなっちゃったらちょっと残念かな。