シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

聖大金曜日2007

2007-04-06 20:44:31 | 正教会及び宗教全般
いやいや今週マルファモード全開で頭の中が飽和しちゃってるんだよね。
誦経しててもあとの段取り考えちゃって噛んだり(いかんですな。反省)。
聖歌にしても誦経にしても心の乱れがすぐ響くからあなどれん。
「何かスゲーかっこよく誦んでね?」と思った瞬間噛むとかねw
まあそれはいいとして(いくないが)話を戻すと復活祭はもう明後日でしょ、テンパりまくりなのね。
今年は何か知らんが例年よりやることが増えてる感じで…
でもさあ、今日の晩課で眠りの聖像(葬られたハリストスの姿を描いた、または刺繍した長方形の堅い布)が王門から捧出されるの見たらさあ、自分でも驚いたんだけど100年に一度の大波みたいに涙がこみあげてきたわけ。

何でだ。

いくらあの眠りの聖像がハリストスの棺みたいなもんだって言ったって。
だってそれまで普通に誦経して歌ってその合間にはやりかけにしてた花のアレンジ次の祈祷との合間に終わらせんのにああやってこうやってとか思って(汗)気がついたら捧出で、ああ今年もこれを歌う季節が巡ってきたのね~と「♪と~う~と~き~(尊きイオシフ=イエスを埋葬したアリマタヤのヨセフのこと)」を歌いだしただけなんだけど。

あれかね、今回の大斎誦経いっぱいしたから頭はマルファってても体ががっちり追体験モードになってたんかね。
何しろビクーリしたよ…
必死で止めなかったら何かの賞を受賞した歌手状態でえぐえぐ歌うとこだったぐらいの怒涛っぷりだったんだもん。
でも出来れば頭も集中したいなあ…
まだまだ心の修養が足りんようだ。
画像はその後無事に(笑)皆さんの助けを得て完成したお花の飾り。
(下ふたつを除く)


(註:マルファ=マルタ。英語ではマーサ。
以下のエピから働き者のイメージが定着している)

一行が歩いて行くうち、イエスはある村にお入りになった。
すると、マルタという女が、イエスを家に迎え入れた。
彼女にはマリアという姉妹がいた。
マリアは主の足もとに座って、その話に聞き入っていた。
マルタは、いろいろのもてなしのためせわしく立ち働いていたが、そばに近寄って言った。
「主よ、わたしの姉妹はわたしだけにもてなしをさせていますが、何ともお思いになりませんか。手伝ってくれるようにおっしゃってください。」
主はお答えになった。「マルタ、マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。
しかし、必要なことはただ一つだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない。」(ルカ10:38-42)