NT1100 とのバイクライフ

NT1100に関する出来事をメモ代わりにアップします。

C400GTのインプレッション(1000km)

2023-03-12 11:05:28 | C400GT
C400GTのインプレ

慣らし運転が終了したので、身長173.5cm、体重75kg、股下78cmの爺さんが、1000km強乗った感想を紹介させて頂きます。
但し、高速を80km/h以上の速度でまだ走っていないので、一般道+αの条件下での印象です。
少し長くなっていますがご容赦ください。

<ここが良い>
○ 軽くて重心が低いので、めちゃくちゃ扱いやすい
  路地に迷い込んでも心配なさそう
  ほぼ同じ重量だが、重心の高いVストローム650(2016)とは大違いだった
○ 乗車姿勢が楽で、足を置く場所が多彩
  ステップボードが水平に近く、椅子に座っているのと同じ感覚
  なぜか、多くのスクーター、X-ADVのフロアボードは前下がりで、どうしても馴染めない
  バーグマン400にするか悩んだ末、C400GTに決めた大きな理由はこれ
  しかも、バックレストにお尻を当てて足を投げ出し、ハンドルを握ると膝の曲がりが適度で丁度良い楽ポジションだった
  Tmax560(2021)はハンドルが近く、足置き場が狭くてシックりこなかった
○ ウインドプロテクション効果
  上半身はFJRと同レベル
  下半身は足を投げ出すポジションで同じ位い
  しかし、椅子に座るポジションでは膝から下に巻き込み風があり劣っている
  (FJRはフットデフレクターを付けていたので膝以下は風が当たらなかった)
○ 燃費がそこそこ良い(一般道で27km/L程度)
  同じようなコースを走ると、FJRでは恐らく20km/Lを切っていた
  排気量が約1/4なので当たり前といえば当たり前なのだが。。。
  ネット記事「the 燃費」によれば、市街地、高速、快走路の総平均で30.1km/Lとなっているので、今後に期待している
○ メーターがTFT液晶で明るく、かつ大きくて見やすい
○ 極低速でも安定している
○ エンジンブレーキが強い(FJRよりも強力)
  下り坂が心配だったが箱根新道はブレーキに頼らなくても大丈夫だった
  FJRはスロットル全閉だと急坂下りでスピードが増したがC400GTはスロットルを開けていないとスピードダウン
○ シートが優秀
  硬めだが3時間乗ってもお尻は大丈夫だった(当方は体重75kg)
○ グリップヒーターが強力
  最強だと熱い位になる
  ただ、調整が3段階しかないのはちょっと残念
  中途半端に寒いと、On・Offを頻繁に繰り返すことになりそう
○ カウルのプラスチックが厚く、塗装もきれいで高級感がある
  ホイールは車のアルミホイールような塗装
○ センタースタンドを掛けるのが超簡単
  但し、外すときは少し力(コツ?)がいる?
○ ハンドリングは、切れ込むこともなくナチュラル
○ エアバルブが横向きに出ているので管理しやすい
○ 車重が軽いこともあり、ブレーキが良く効く
  特にリアブレーキは軽く握ってもかなり効く
  フロントは加えた力に応じて効くタイプで、前後で特徴が違うようだ
○ エアバルブが横向き
  細かいことだが、タイヤの空気圧管理がし易い
○ 小物入れが電磁ロック

<ここがいま一つ>
△ 30km~45km/hではハンドル、ステップ、シートに意外と振動がでる
  その影響でカウルからビビリ音がでる
  但し、500kmを超えたあたりから減ってきた(体が慣れた?)
  50km/h位から気になる振動は減り、70km/h以上で無振動?
△ リヤサスペンションが硬く、大きなギャップでは突き上げがきつい
  標準は5段階の最弱だが、その想定体重はドイツ人男性平均の85kg
  しかも小径タイヤなので、突き上げがきついのは仕方ないのか?スクーター初の当方には判らない
  リアサスの沈み込みはそこそこあり、歩道と車道の段差を乗り越える際のショックもそれ程ではないのになぜ?
  ユーザーインプレの一つに、過去乗ったバイクの中では圧倒的一位との評価があったが、これはスクーターの中ではということだったのか?
  リヤサスはできれば交換したいが、交換して良くなるのか不明なので二の足を踏んでいる
  2006年式CB1300SBではナイトロンに交換したが、効果を感じる事ができず、スプロケを軽量ジュラルミンにした方が乗り心地が良かった
  現時点では、空気圧をバーグマン400の数値(前2.0、後2.0)を参考に、基準値-0.2としている
 (追記)
  実は、リヤサスがボトミング(底つき)していることが判明
  設定を最弱から真ん中にしたら見事解消
  もしかして、スプリングが日本仕様に変更されている???

△ リアブレーキレバーがやや遠い
  調整機構がないので、手の小さい方は交換必須かも
  当方は慣れてしまった
△ 燃費表示と満タン法の数値では-4km/Lの開き
  ユーザーインプレの一つに、燃費表示が正確との記載があったが、当方のは誤差が大であった
  これまでのバイクは大きくても2km/L程度であったので意外に感じた
△ 走行後、サイレンサー側のタイヤが熱くなる
  サイレンサーとタイヤの間隔が近いために生じる現象
  タイヤの劣化が進むのではと、あまり良い気がしない
△ ガソリンタンク容量が少ない
  これは覚悟していたが、安心のため200~250kmで給油することになるのはちょっと不便
  なぜスクーターはタンク容量が少ないのか、工夫すれば増やせそうに思うのだが。。。
△ 排気音が大きい
  個人的な好みは静かなバイク
  FJRでも大きいと感じていたのにそれ以上に感じる(排気口が近いから?)
  各社とも、サイレンサーはアフターパーツがあるので、静かなサイレンサーを基本にしてほしい
  その方が他者に迷惑をかけることもないのに。。。
△ 足を投げ出すポジションのステップボードのゴム部分が短い
  足を投げ出すとプラスチック部分に傷がつく
  コスト対策でゴムパーツをC400Xと共通にしているのが原因か?
  他のスクーター並みに、ゴムパーツをシューズ大のものにしてもらいたい
△ シート下の容量が31Lと少なく、しかも使い勝手の悪い形状
  別ブランドのSR4 MAXのパーツが手に入るのであれば交換したい
△ タンデムステップが折りたためないため、足を下した際に邪魔
  C400Xと同じでいいのに。。。
△ オートキャンセルウインカーは、気を付けないと曲がる前に消灯
  2023年モデルではこの機能をオフにできるようになっている
△ 足つきが悪い
  シート高は775mmだが、スクーターは幅広シートなので当然の結果
  シートの何処に座るかによって変わるが、基本的にはつま先立ちでFJRと変わらない
  でも、車体が低重心かつ軽いので安心感はかなり違う
  マンホールに気づかず、左足をついたら滑って傾いたが、軽くて問題なかった
△ スタータボタンを押し続けないとエンジンがかからない
  押し続けるといっても数秒だが、これまでのバイクに比べると長~く感じる
△ サイドミラーがハンドルに
  今まで乗ったバイク(Vストローム650を除く)は、どれもカウルに付いていたので見にくく感じる
  ミラーを締め付ける強さが良く判らないこともあり、左ミラーが走行中に緩んでぶらぶらになること4回、右側で1回あった

「意外」だったこと
・ スクーターは、カウルがあるので足元に風が当たらないと思っていたが、そうではなかった
  椅子に座ったようなポジションだと、巻き込んだ風が膝から下(特にふくらはぎ側)に当たる
  しかし、足を投げ出すポジションにすると当たらなくなり、ポジションでかなり変化するのが意外だった
・ 足に風が当たらないので薄着で良いと思っていたらダメだった
  腿の上には僅かながら風が流れ、膝直角ポジションだと足元に巻き込み風が当たる
  熱源がカウルで覆われているので、足がFJR以上に冷えたのは驚き!
  足のつま先も、FJRではエンジン熱で冷えることは無かった
  逆に、夏は良いかも
・ 減速していき、アクセル全閉となってもなぜか進む(慣性力ではないと感じる)
  自動遠心クラッチなのに???
  どういうこと???
・ 厚手のタイツ+中綿入りのパンツだとシートヒーターの効果を感じられない
  使用場面は限られるのか?
  様々なインプレでは、高い評価を得ているシートヒーターも、個人的に?????
・ ハンドル下の収納スペースの防水パッキンが中空なので、フラットケーブルでなくても電源取出しができる
  フラットUSBケーブルを用意したが、必要なかった(がっかり)
・ ハンドル切れ角はFJRより大きいのに、駐輪スペースに入れるにはFJR以上に切り返しが必
  要だった
  ホイールベースが長く、車体後部が幅広で障害物に当りそうになるためだが予想外だった
  但し、切り返しが多くなっても軽いのでFJRよりも出し入れが遥かに楽になったので期待通りである
・ 乗り始めた当初、自働遠心クラッチに慣れておらず、回転数が上がるとシフトアップのために何度も左レバー(ブレーキ)を握りそうになった
  FJRは半自動でパドルでシフトアップしていたのに昔の感覚がよみがえるとは!

<その他>
・メーターには様々な機能がついているが老人には使いこなせない
 インカムを付けて利用する気が起きない(情けないとは思っているが。。。)

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