ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

つれづれに

2009-01-12 22:53:49 | Weblog
 今日は家から一歩も出ずに事務や勉強で過ごしましたが、思うことの多い一日でした。

 今日の新聞で、麻生内閣の支持率は急落、国民の80%が定額給付金に反対、もっと役に立つことに使って欲しいとみんな言っています。
 仕事と家を失う人が多い一方で、今まで製造業で働いていた人たちはまた製造業を希望することが多く、求人の多い接客業や介護には応募しないのだそうです。人見知りで無理だというそうですが、生きるか死ぬかの瀬戸際でそれはどうだろうかと感じました。社会の変化に合わせて自己変革や自己への挑戦は必要だと思います。これまで公共事業で生き延びてきた土建屋さんたちだって、これからは介護をやるべきだと思います。

 そのとなりの欄には、医師不足に対応して医学部の定員を増やすという政策がやっと決まったことを遅すぎると断じている記事がありました。そして同時に、医学部の試験科目を考え直すよう提言されていました。
 医学部の入試はこれまで数学や物理で高い点数が求められてきたが、それは医学にはほとんど関係がなく、むしろ医師は、人の苦しみを理解し人の痛みを感じとれる高い人間性が求められる。また、診断には科学を超えた直感力も必要とされる。だからむしろ、国語や論文などでその素養を見抜く必要がある、という提言でした。
 国語が人間性を反映するかどうかはわからないけれど、数学よりも近いだろうと思います。興味深い話だと思いました。

 4月からの新規事業で農業をやるので、今日は農業関係の本を5冊ほど読みました。ちょうど今「カンブリア宮殿」を見ていたら、長野県で農業をやっている会社のことを放送していました。国の間違った政策で衰退の一途をたどった農業を救うのは、その危機に気づきなんとかしたいと考える個人の力です。そして日本の農業が待ったなしの危機を迎えたところで、今、全国津々浦々で、なんとかしようという草の根からの動きが爆発的に起ころうとしているようです。
 ねがいのいえの活動は国の農業政策を補うようなものではなく、障害を持つ人たちが気持ちよく働ける場を作るのが目的ですが、志を持った農のプロがやってきて、かなりの収穫を上げられる未来へ導いてくれないだろうかと夢見ています。

 まだまだたくさん書きたいのですが、続きはまた明日。

 

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