なんでも日記

出かけた時気付いた事や、身の回りのニュース等をとりとめも無く書きます。

和菓子”たねや”の伝統と革新

2012年10月01日 | 
情緒ある水郷の町、滋賀県近江八幡市にある「たねや」さん
1872年創業、37店舗、社員953人の老舗です

   

京菓子の”雅(みやび)”に対し素朴な田舎の”鄙美(ひなび)
伝統を守りながら、革新をはかっています
最中を外側と中の餡を別包装にし、水羊羹も缶から中の見える半透明の容器にしました
最中だけでも、年間10億円を売っています

   

不況で伸び悩みのお菓子市場でも、年々売り上げを伸ばしています
種類も300種類を数え、今後ももっと多くのお菓子を売り出していくそうです

   

しかし、工場近江だけでここから全国に出荷していきます
気候が変われば、品質が変わるので製造は近江だけです

特に、小豆の煮方に大きな拘りが有り、伝統の餡や遊び心の最中など
伝統と革新の微妙なバランスを操ります

   

工場の横には、山野草の畑を持ち、各店舗に飾る鉢植え
商品のお菓子と一緒に送ります
日本橋・三越本店に飾られた山野草の鉢植えです

  

近江商人は、全国を行商して回り特産品の流通をはかり、利益の還元もしていました
たねや流の商いの道は、和菓子作りの全てを教えること
いつでも「知りたかったら聞きに来ると良い」と・・・

阪神百貨店の「クラブハリエ」は、いつも行列の出来るバームクーヘンの店です
あつあつ、ふわふわ、しっとり、美味しい焼き立てのお菓子です

13年前、デパ地下に出店、今やメイン通りの一番人気になっています
地味なお菓子を、主役の座にしてしまいました

   

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