なんでも日記

出かけた時気付いた事や、身の回りのニュース等をとりとめも無く書きます。

取り合えず預金??

2011年05月30日 | 政治
1400兆円といわれる日本の個人金融資産
8割は50歳以上の世代が持っていると類推されます

彼らの預貯金は国債という国の借金に変わり
公共事業につぎ込まれます

一方で、これから日本に生まれてくる子どもは
生まれた瞬間に900兆円借金を背負わされています

このままでは、日本は国際社会の中で
没落の一途を辿りかねません

日本の借金は、国と地方を合わせて約900兆円だとされています
そしてこの「国の借金問題」が語られるときによく出てくるのが
日本は お金持ちの国

日本には家計部門に1400兆円もの個人金融資産がある
だから、この程度の借金は問題がない、という話です

しかし、900兆円の借金を
今すぐに1400兆円で帳消しに出来るわけではありません

国民が「はい、それでは預貯金をすべて今の国の借金に差し出します」
などと言うでしょうか
言わないでしょう

強制的に行うとすれば、預金を封鎖するしかないでしょう
一方的に、預金をおろせなくしてしまう、ということです
現実的にはそんなことはありえないでしょう

しかし、日本の借金と個人金融資産の間には
極めて危険な関係があるそうです

「ちょっと前まで、日本の金融資産は1200兆円だったんです
それが1400兆円に増えました

では、何が増えたのかといえば、預貯金が増えたんです
では、この200兆円のプラス分はどうやって増えたのでしょう

運用によって増えたわけですが
何の運用かといえば、預貯金の運用で増えたわけです

では、その預貯金金利の大きな原資は何かといえば、国債です
実は個人金融資産が増えたときに
同時に日本には増えたものがあります
それが国債であり、日本の借金なんです

国債という借金が、日本の個人金融資産を増やしました
つまり、日本の個人金融資産と日本の借金
表裏一体の関係にある、ということです」

自分たちの借金の金利によって
自分の懐をほんのちょっとだけ温めています

そんな構図が今の姿なのですが
それは、まさにタコ足配当ともいうべき状況
つまり、自分の足を食べているようなものだそうです

国は借金ができるからと、せっせと国債を発行します
それを金融機関が買っているということは
そこに国民の預貯金が使われています

つまり、国民の預貯金が増えれば増えるほど
それだけ国の借金が増やせます

そして国が支払う国債金利は
預貯金の金利となって個人金融資産を増やします
そんな不思議な構図が出来上がってしまっているということだそうです