なんでも日記

出かけた時気付いた事や、身の回りのニュース等をとりとめも無く書きます。

映画「孤高のメス」

2011年05月01日 | 映画・ドラマ
レンタルのDVDから
07年に出版され累計90万部を超える
ベストセラーとなった同名小説を映画化

物語は20年後の現在、主人公当麻医師(堤真一)を支えた看護士浪子(夏川結衣)が残した日記を
新米医師の息子が読み始める形で始まります

1人の医師の信念が、病院を、人々を動かして行く
患者の命を救う事だけを願う医師の信念とその一途な思いが
周囲を変えていく軌跡が描かれています


20年程前、ある都市の市民病院に一人の外科医が赴任
それまで、見栄体裁を気にかけ
簡単な手術一つ、まともに出来ない腐敗した病院
難しい手術を次々と成功させていく当麻医師
彼の「目の前の患者を救いたい」と言う信念は
やがて病院の関係者の心を動かしていきます

そんな中、病に倒れた市長(柄本明)が搬送されてきます
彼を助けるのは、肝臓移植しかない
しかし、まだ移植手術が認められていない時代
まして脳死状態の患者からの移植は禁じられています

そこへ、看護士浪子の知り合いの少年が事故で運ばれてきます
脳が大きく腫れ、脳死状態になる恐れがあり
その母親が、誰かの体の中で生きていける移植を申し出ます

その決意と、移植を必要とする患者を前にして当麻医師は
患者提供者の家族の熱い思いに打たれ最後の決断をします
ただ、そこにある命を救うために・・・

法を犯す以上、後の責任は、取らなければなりません
医師生命が賭けて手術にあたります

手術は成功しますが、当麻医師は病院を去ります

現実に、日本には優秀な医者は沢山います
しかし、行政・法律が整うのが遅すぎます

外国では、既に行われている医療や使用する薬品などが
国内では中々認可されません

15歳以下の子供の移植も、やっと先日第一号の提供者が出ました
これで、病気の小さい子や赤ちゃんが
海外に行かなくても移植手術が出来るようになりました

しかし、提供者が少ないのも現実ですが・・・
道は開けたのです