なんでも日記

出かけた時気付いた事や、身の回りのニュース等をとりとめも無く書きます。

節電と電田プロジェクト

2011年05月28日 | 政治
通信大手ソフトバンク19道は25日
太陽光など自然エネルギーの普及を目指し
協力して発電設備を設置することで合意しました

7月に推進母体となる「自然エネルギー協議会」を発足させ
当面は、休耕田や耕作放棄地などに太陽光パネルを設置する
電田プロジェクト」に取り組みます

孫氏は、その可能性をこう話しました
「仮に全国の休耕田耕作放棄地
2割に太陽光パネルを敷き詰めると
約5000万kW、原発50基分を発電することができる」

全国の休耕田と耕作放棄地は全国に54万ha(ヘクタール)あり
5000万kWというのは、夏場の東京電力の電力供給量の80%に相当するそうです

この電田プロジェクトと
全国の屋根に太陽光パネルを取り付ける
屋根プロジェクト」(2000万kW)
その他の自然エネルギーで約1億kWを
自然エネルギー導入の目標値に掲げるべきだと言います

各企業も更に自家発電に工夫を重ね
路面駐車場などに屋根を付け
全部太陽光パネルにすることも出来ると思います

自然エネルギー協議会は
地方自治体の取り組みを横断的にまとめ
さらに電田プロジェクトの事業をソフトバンクが後押し

都内で会見した孫正義社長らによると
発電した電力は全量を電力会社に売り
ソフトバンクが連結売上高約3兆円の数%を拠出

自治体側は休耕田などの用地の情報提供や
固定資産税の減額、電力会社との売電の交渉などにあたる

自然エネルギーが原子力、火力にならぶ柱として成長するためには
3つの条件が必要であると言います

●全量買取制度
送電網への接続義務
●用地の規制緩和

国全体の問題なので
官民一体となって早急に取り組む必要があると思います

参加する19道府県
北海道と秋田、埼玉、神奈川、山梨、長野、静岡、愛知、福井、三重
岡山、広島、香川、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎の各県

7府県(大阪・京都・滋賀・和歌山・兵庫・鳥取・徳島)でつくる
関西広域連合も参加を検討しています

関西広域連合の知事会合が26日、大阪市内で開かれ
電力需要が増える6月22日~9月23日を対象とし
節電を家庭やオフィスに呼びかける方針

家電製品の利用法やエレベーターの一部停止などを呼びかけると共に
各府県が道路照明のLED化など省エネを進めることも合意

産業への影響を避けるため工場などは節電の対象外ですが
連合長の井戸敏三・兵庫県知事は「節電を徹底できれば、10%削減で原発1基

空調・照明などの節電策を例示し
「5~10%の電力削減はできる」見込み

原発事故を想定し、関西の水源である琵琶湖への影響を
調査することも決めました
備えあれば憂いなし
早め早めの対策が必要です