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中国におけるクリスマス批判

2006-12-25 00:20:44 | 時事問題
中国のネット上でクリスマスを祝うことに対する批判が盛り上がっているという記事を見た。清華大学や北京大学という有名大学の学生たちが公開書簡を書いて、クリスマスは西洋から輸入されたものであり、中国人は伝統に従い、中国の文化に応じた祝祭を行うべきであると論じているらしい。

私も「キリスト教徒でもないのにクリスマスをなぜ祝うのか」と家族に言って嫌われているが、あくまでも家族に言うレベルであり、公開書簡を書いて世間に問うという発想には至らない。「あほらしい」と言われるのがオチだからだ。

記事によれば、ウェッブ上の簡単な調査では、6割の人たちが、このクリスマス批判を支持しているという。中国でネットを使っているのは、都市の若者である。かつては西洋文化を進んで受容してきた層の中に、西洋文化の浸透に対する不安が引き起こされているようだ。さらに、西洋文化に対する反感が、ときどき中国では暴走してきたという事実も不安をかき立てる要素ではある。

しかしそれは心配しすぎであり、これは単なるネット上の祭であり、おもしろおかしく楽しんでいるだけにすぎないのであろう。実際記事では、このようなネット上の騒ぎとは無縁に、(日本と同様に)クリスマスの宗教的意義は問われずに、贈り物が交換され祝祭が行われる様子が紹介されているのであるから。

In China, Feeling Snowed Under by Christmas
元ネタの記事です。
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